くもん「たしざんカード」をプロ家庭教師が小1娘に使ってみた【体験談】

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こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

妻の知り合いから、くもんの「たしざんカード」をいただきました↓

娘が小学生になりましたが、算数や国語の習い事にはまだ通わせていません。

「ちょうどええわ」ということで、いただいた「たしざんカード」を使ってみたのですが、コレ、超有能です✨

小学校でまだ習っていない足し算ができるようになり、楽しんで取り組んでいます。

ただ、使う上での注意点もありました。

今回の記事では、

  • くもん「たしざんカード」の特徴
  • 小1娘が実際に使って感じたメリット
  • 使うときの注意点
  • おすすめの使い方
  • どんな子におすすめか

がわかります。

中学受験であれ、高校受験であれ、計算力は算数・数学の土台です。

計算をすばやく、正確にできるようにしておきたいですね。

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くもん「たしざんカード」はどんな教材?

くもんの「たしざんカード」がどんな教材なのか、ご紹介しておきます。

くもん「たしざんカード」は、いわゆる「フラッシュカード」です。

表面には、ひとけた+ひとけたの「3+5=」など答えのない式が書かれています(上の写真↑)

裏面には「3+5=8」と、足し算の式と答えが書かれています。

「3+5=8」の下には「5+3=8」と小さく書かれています↓

フラッシュカードですから、カードを見て、パッと答えを言えよう練習をします。

1+1から9+9までを反射的に言えるようにトレーニングできる教材です。

リングを通す穴が開いているので、リングを通して束ねることもできます

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くもん「たしざんカード」を使うメリット3つ

「たしざんカード」のパッケージの裏には、次のような特徴が書かれています。

  1. たしざんの暗記力を身につけます。
  2. 数感覚を高めます。
  3. 数の世界を大きく広げ、算数への興味度を高めます。

「フラッシュカード」ですから、数字・計算への瞬発力が高まります。

算数でも数学でも、計算力や数の感覚はとても大切です。

計算が苦手な子は、せっかく式を作れたとしても、答えまでたどり着けません…

しかも、計算で「脳の容量(メモリ)」を使ってしまうので、肝心の「考えること」に力を発揮できません…

計算に苦戦している間に、自分が何を求めようとしているのか見失ってしまう子もいます。

管理人ひかる
管理人ひかる

私は「計算迷子」と呼んでいます

すばやく正確に計算できれば、文章題や図形問題などの思考に「脳の容量(メモリ)」を残しておくことができます。

小1娘が実際に使って感じたメリットは、


  • ゲーム感覚で足し算に触れられる
  • 反射的に足し算できるようになる
  • 数字がまだ書けなくても足し算を学べる

の3点です。

掘り下げてご紹介します。

ゲーム感覚で足し算に触れられる

「計算」というと、紙に書いて計算するイメージが強いですね。

学校でも塾でも、紙に書いて練習するのが一般的です。

ただ紙に書くのは、どうしても「勉強」っぽくなってしまいます…

一方、「たしざんカード」なら、ゲーム感覚で足し算に取り組めます

娘も「5たす7は…12?」と答えてから、カードの裏を見て答えが合っていると、

小1娘
小1娘

やったー!

と喜んでいました。

イヤイヤ取り組んでも、なかなか身につきませんよね。

楽しみながら「たしざんカード」に取り組むことで、ムリなく足し算に慣れることができます。

反射的に足し算ができるようになる

フラッシュカードなので、慣れるとスピードが上がってきます。

もちろんはじめはゆっくりです。

私の娘は慎重派でマイペースですが、自然とだんだんスピードを上げたくなるようでした。

さきほど書いたように、計算が苦手だと、計算で手いっぱいで思考系の問題にまで脳を使えません。

できるだけ反射的に、無意識に、計算できるようにしておきたいものです。

頭で考えるよりも、「体が自然と動く」ように慣らしていけます。

ねこ殿
ねこ殿

スポーツみたいなもんやな

数字がまだ書けなくても足し算が学べる

うちの小1娘にとっては、実はこれが最大のメリットでした。

まだ小学校に入学したばかりで、数字を書く練習をしている最中でした。

まだ筆圧も安定しませんし、保育園のころは数字が左右ひっくり返る、いわゆる「鏡文字」を書いていました。

でも、「たしざんカード」であれば、数字がまだ書けなくても、カードを見るだけで取り組めます

管理人ひかる
管理人ひかる

さすがKUMON

むしろ数字を書いていると、スピードが落ちてしまいます

フラッシュカードだからこそ、足し算の反射神経を養えると言えますね。

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くもん「たしざんカード」を使うときの注意点4つ

ただ、どんな教材も万能ではありません。

「たしざんカード」を使うときに、気をつけておきたいことは、


  • 1から18まで読めて理解できないと難しい
  • つまずいたときのサポート方法を考えておく
  • 答えを見るクセをつけない
  • ムリに進めない

の4点だと思います。

1つ1つ見ていきましょう。

1から18まで読めて理解できないと難しい

数字が書けなくても足し算に触れられることがメリットでしたが、「読める」必要はあります

フラッシュカードでは、カードに書かれた数字を見て反応します。

なので、

3=さん=●●●

というように、数字の読み方と意味(数の感覚)がないと、足し算どころか、フラッシュカードに書かれている意味が理解できません。

1から18(最大9+9)までの数字の読み方と意味がわかってから、「たしざんカード」を始めるのがおすすめです。

数字の読み方や、数の感覚をまず身につけたい場合には、「かずカード」から始めるといいでしょう↓

つまずいたときのサポート方法を考えておく

また、すんなり進むとは限りません。

「5+6=11」など、両手の指で数えきれない10以上の足し算(繰り上がり)になると、つまずくことが多いですね。

うちの小1娘も、繰り上がりのある足し算には、時間がかかっていました。

つまずいたときに、サポート方法を用意しておくと、ムーズに進みます。

我が家では、繰り上がりの足し算の練習におはじきを使いました。

おはじきを使って「10を作る」ことで、繰り上がりのトレーニングをしました↓

いわゆる「さくらんぼ計算」ですね。

ただ、さくらんぼ(数の感覚)に慣れていない小1娘には、おはじきの方がビジュアルで理解できたようです。

答えを見るクセをつけない

「たしざんカード」は表面に問題、裏に答えが書かれています。

ですので、わからないときには、裏を見て答えを確認できます。

すぐに答えを確認して、どんどん足し算に慣れていくのが、フラッシュカードのメリットではあります。

ただ、数の感覚や繰り上がりを理解していないのに、足し算の答えだけ覚えるのは危険です。

それに、答えをすぐに見てしまうクセをつけるのは、避けたいですね。

ねこ殿
ねこ殿

宿題の答えを写すだけの子にはなってほしくないやん

ですので、できる限り「たしざんカード」をするときには子どもに付き添ってあげたいものです。

私もずっと付きっ切りにはなれないので、家事をしながら横目で確認していました。

幼いので、考えるのが面倒になると、ついつい答えを見ちゃいます…

幼いときだからこそ、自分で考える力をつけたいですね。

ムリに進めない

つまずいたときや、本人がイヤがっているときには、ムリに進めない方がいいでしょう。

これは、「たしざんカード」に限らず、他の習い事や勉強でも同じですね。

親子でもめる→計算が嫌いになる→算数・数学が苦手になる

という悪循環は、避けなければなりません。

数字・足し算に、苦手意識を持ってしまっては逆効果です。

せっかく「たしざんカード」をするのですから、

楽しい→計算が好きになる→算数・数学が得意になる

という良い流れにしたいものです。

「算数が好き!」「数学が得意!」と自信を持ってほしいですね。

もしご家庭で先取りで計算トレーニングを進めるのが難しくなった場合には、いったん置いておきましょう。

成長して数の感覚が身についたり、小学校で習ったりすれば、できるようになります。

「たしざんカード」でスピードアップするのは、その後でも遅くはありません。

また、公文などの教室に通わせて、講師に任せてみてもいいでしょう。

管理人ひかる
管理人ひかる

子どもって、ある日突然、できるようになりますよね

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くもん「たしざんカード」のおすすめの使い方3つ

「たしざんカード」を実際に使ってみて感じた、おすすめの使い方を紹介しておきます。


  • 褒めて楽しく足し算に慣れる
  • どうやって答えを出したのか説明させる
  • タイムトライアルでスピードアップ

の3つです。

褒めて楽しく足し算に慣れる

さきほどお伝えした通り、せっかく家庭で取り組むのですから、算数が嫌いになってしまってはもったいない…

楽しく、自信を持たせるように「たしざんカード」を使いたいですね。

わが家では、褒めて褒めて褒めまくりました(笑)

  • すごいやーん!
  • え?繰り上がりの足し算できるん?!
  • 学校で習ってないのにできたん?!
  • 前よりスピード速くなってるやん!

小1娘も「もうかんたんやで」とか言いながら、嬉しそうに取り組んでくれました。

お世辞ではなく、子どもの成長に本当に驚かされることも多いですね。

楽しかったらしく「ひきざんカードも欲しい!」と言っています。

どうやって答えを出したのか説明させる

フラッシュカードなので、シャッフルして使います。

ただ、ときどき「7+8=」と「7+9=」など、連続して出てくるときがあります。

「15!16!」と正解しているものの、ただただ連続する数なので正解している可能性があります。

そういうときには、

管理人ひかる
管理人ひかる

7+9は、なんで16ってわかったん?

とたずねてみます。

すると、小1娘は「7+8が15やから、9やったら16」と正直に答えてくれます(笑)

そこで、

管理人ひかる
管理人ひかる

もし7+8がなくて、いきなり7+9が出てきたらどうする?

とたずねます。

そのときに「7から1を、9にあげたら10になるから16」と答えられたらOKですね。

もちろん幼いので、うまく言語化できないこともあります

毎回確認するとうっとうしがられるので、ときどきにしてます…

タイムトライアルでスピードアップ

うちの娘は慎重派のマイペースなのでやっていませんが、競うのが好きな子なら時間を計ってもいいですね。

何分・何秒でフラッシュカードを終えられるか計測してみます。

タイムプレッシャーがかかると、集中度がアップします。

しかも、スピードアップが実感できると、嬉しいですし自信もつきます

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まとめ:くもん「たしざんカード」はどんな子におすすめ?

フラッシュカードなので、まだ数字を書くのが安定しない子でも足し算に触れられます。

むしろ数字を書いていると遅くなってしまいます。

見て覚える、見て慣れることができるので、まだえんぴつに慣れない子におすすめです。

ですので、書いて練習するドリルをする前の教材として、ピッタリでしょう。

また、足し算は習っているけれど、スピードを上げたい子にも向いています

時間を計ってゲーム感覚でくり返すことで、慣れて速くなってきます。

ただし、イヤがっているのに、ムリに家庭で進めようとすると、「計算が嫌い!」「算数が苦手…」になってしまうかもしれません。

無理に進めず、公文などの教室に通わせて、他人に任せた方がうまくいくことも多いです。

管理人ひかる
管理人ひかる

中学受験でも高校受験でも、親が教えると、親子ゲンカになりがちです…

「たしざんカード」をうまく使って、計算が好きなってほしいですね。

そして、「算数が好き!」「数学が得意!」と自信を持てほしいものです!

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