こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
今回の記事は、大阪府の進学校「明星中学校」の入試分析です。
明星中学校ってどんな問題が出るんやろ?
どうやって対策したらいいん?
と悩んでいるお母様・お父様も多いのではないでしょうか?
今回の記事では…
- 明星中学校の入試問題の傾向と対策
がわかります。
しっかりと対策をたてて、合格をつかみとりましょう!
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
明星中学校ってどんな学校?
明星中学校は、大阪府天王寺区にある私立中学校です。
近鉄線大阪上本町駅、JR環状線玉造駅、大阪メトロ谷町六丁目駅・玉造駅から、いずれも10分前後で通えるというアクセスの良さです。
大阪府内だけでなく、奈良県や兵庫県からも電車通学しやすい好立地です。
また、大阪府では数少ない男子校の1つです。
主に、特進コースと英数コースに分かれ、中高6年一貫で大学受験を目指します。
国公立大学や有名私立大学に、たくさんの生徒が進学しています。
また、キリスト教カトリック教会系の学校です。
(詳しくは明星中学校のホームページをご覧ください)
進学塾・日能研で一般公開されている偏差値一覧R4によると、前期入試では…
- 特進コース:偏差値50前後
- 英数コース:偏差値40程度
となっています。
(合格最低点やレベルは年度によって変動しますのでご注意ください)
また、入試日は関西の統一入試日の初日午前と初日午後、2日目午前など、複数の入試日程を用意されているので、第1志望の学校としても、また併願校としても受験しやすいのが特徴です。
明星中学校の国語はどんな問題?
それでは、明星中学校<2018年前期日程入試>国語の入試問題では、どんな問題が出題されたのかを見ていきましょう!
【時間】
60分
【満点】
120点
【構成・出典】
1.論説文『できない脳ほど自信過剰』池谷裕二
2.物語文『廃校先生』浜口倫太郎
3.タイムスケジュールと対話文について
4.漢字 5問
【特徴】
論説文・物語文ともにしっかりとした長さの文章が出題されています。
また、資料や対話文を読んで記述する問題と漢字も出題されるので、時間配分には注意が必要です。
例年通り、字数が多めの記述問題もいくつか出題されています。
論説文では20字程度と70字程度でまとめる記述問題が出題され、物語文では60字以内と80字以内で書く記述問題が出題されています。
ただ、2017年度A日程とは違って、字数制限のない記述問題は読解問題では出題されませんでした。
ここ何年も出題されてきた言葉や文法の問題は、2018年度前期日程では出題されませんでした。
そのかわり、大問3では、「中学校のテニス部の夏合宿のタイムテーブル」と、それについての「部員5人の対話」を読んで、そこから読み取れる情報をまとめる、という記述問題が出題されました。
【対策】
比較的長い文章が例年出題されているので、スピーディに読むトレーニングをしておかなければなりません。
また、例年、記述問題がいつくか出題されるので、すばやく答えをまとめる練習もしておきましょう。
記述問題が苦手ならば、まずは入試問題ではなく、塾のテキストなどの基本の記述問題でトレーニングすることをオススメします。
まずは文章中の言葉を使うことを意識して、書く練習をしてみましょう。
はじめは時間がかかるかもしれませんが、慣れてくるとスピードが上がってくるのがわかるはずです。
大問3では、昨年まで出題されていた言葉や文法の知識問題がなくなり、資料と対話から情報を読み取って記述する問題が出題されました。
大きく傾向が変わったので、驚いた受験生も多かったかもしれません。
年度によって、出題の傾向が変わることはよくあることです。
しかし、「出題の傾向が変わった」というのは、他の受験生にとっても同じことです。
どの受験生も同じ条件なのですから、動揺する必要はありません。
落ち着いて、解ける問題をきちんと得点することが大切です。
「中学校のテニス部の夏合宿のタイムテーブル」と、それについての「部員5人の対話」を読み取るという新傾向の問題でしたが、実際には特別に難しいものではありませんでした。
落ち着いて、部員5人の発言を読んで、発言内容とタイムテーブルと見比べれば、きちんと答えを導くことができます。
【プロ家庭教師から一言】
70字や80字などの長めの記述問題を練習したいお子様には、明星中学校を受験しなかったとしても、明星中学校の過去問はオススメですよ。