【算数】関西大学第一中学校<2017年度>どんな問題?

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

お母様・お父様

関大一中って、どんな問題が出るの?
どうやって対策すればいいの?

そのようにお悩みのお母様・お父様も多いのではないでしょうか?

今回の記事では…

  • 関西大学第一中学校の入試問題の傾向と対策

がわかります。

2017年度の算数の試験では、どんな問題が出たのでしょうか?
しっかりと対策を立てて、合格をつかみ取ってくださいね!

管理人ひかる

元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします

関西大学第一中学校ってどんな学校?

関西大学第一中学校は、大阪府吹田市にある私立中学校です。
JR千里駅の関大前駅を降りて、徒歩数分の立地です。
阪急線・大阪メトロ堺筋線を利用できるので、大阪市内・神戸方面・京都方面からもアクセスしやすい場所です。

関西大学第一中学校は、いわゆる「関関同立」の1つである有名私学「関西大学」の併設校です。

ねこ殿

関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学やな

学校のホームページには

第一中学校から第一高等学校への進学は、中学校3年間の成績にもとづいて推薦されます。

関西大学第一中学校のホームページより

と書かれていますが、基本的には6年一貫と考えていいでしょう。

また、ほとんどの生徒が、「特別入試制度」を経て、関西大学に推薦入学できます

第一高等学校から関西大学への進学は、高校3年間の成績と生活状況、そして、3年次に実施される独自テスト2回の成績をもとに、学部ごとに決定されます。

関西大学第一中学校のホームページより

大学までエスカレーター式に進学できるのは、確かに魅力的ですね。

関西大学第一中学校はどんなレベル?

進学塾・日能研で一般公開されている偏差値一覧R4によると、偏差値が45前後となっています。
(偏差値や合格最低点は、年度によって異なりますので、ご注意ください)

関西大学第一中学校は、4教科型か2教科型で受験することができます。

<4教科型>
算数100点+国語100点+理科100点+社会100点=計400点満点

<2教科型>
(算数100点+国語100点)×2=400点満点

4教科型で受験した場合は、2教科型でも採点してもらえて、高い方の点数が採用されます。

また、いずれにしても面接試験があります

関西大学第一中学校の試験日程は、いたってシンプルです。
複数日程受験できる中学校が多いなか、関西大学第一中学校の受験機会は、関西圏の統一入試日の1回のみ

4教科型の場合は、試験すべてが終わるのが夕方になるので、他の学校の午後入試を受験するのが難しいでしょう。
一方、2教科型の場合は、昼頃に試験が終わるので、他の学校の午後入試を受けにいくことができます。
(最新年度の入試情報は、 関西大学第一中学校のホームページ をご確認ください)

関西大学第一中学校の算数はどんな問題?

それでは、関西大学第一中学校<2017年度入試>算数の入試問題では、どんな問題が出題されたのかを見ていきましょう!

【時間】

50分

【満点】

100点

【構成】

  1. 計算 4問
  2. 小問集合 4問
  3. 素数の問題 2問
  4. おうぎ形の面積・長さの問題 2問
  5. 正六角形の面積・長さの問題 2問
  6. 水の量とグラフの問題 2問
  7. 整数の推理問題 2問
  8. 円柱と水の量の問題 2問

【特徴】

計算問題、○○算と名の付く定番問題、平面図形、水の量、立体図形など、バランスよく出題されています。
また、どの問題もスタンダードで標準的な問題です。

大問3は素数・完全数に関する問題でした。
素数・完全数とは、どのような数字なのかは、本文で説明してくれています。
漏れのないように、素数と完全数を挙げられるかがポイントでした。

大問4・5・8では、空間図形も立体図形も、2つ以上の図形が組み合わされた「複合図形」が、出題されていました

大問6では、水そうに水を入れたり、排水したりする典型的な「水の量」の問題が出ています。

大問8は、円柱の複合容器に、水を入れる問題です。
容器をひっくり返したときに、水の深さは何cmになるか求めます。
(1)は標準問題ですが、(2)は水が入っていない空間を利用する問題なので、難しく感じた受験生も多かったかもしれません。

【対策】

大問1の計算問題は、正確に計算し、得点できるようにしておきましょう。
計算は、計算問題はもちろん、他のあらゆる問題の土台になります。
計算力はどの学校を受験するにも必須なので、しっかり磨いておきましょう。

大問2の小問集合では、売買の問題、組み合わせの問題、速さの問題、比の問題が出ていました。
例年、○○算と名の付く中学受験の定番問題が、数問出題されるので、身につけておきましょう。

大問4・5は、それぞれおうぎ形・正六角形の、面積と長さに関する問題です。
これらも標準的なレベルの問題です。
おうぎ形の面積・弧の長さの公式も、きちんと使えるようにしておきましょう。

ねこ殿

図形もバランスよく勉強しとかなあかんな

大問6は、水そうに水を入れたり、排水したりする問題でした。
水の量がどのように変化するのか、グラフと対応させて、理解できなければなりません。
グラフが折れているポイントが何を意味しているのか、見抜く練習をしておきましょう。

どの問題も、テキストの基本問題を身につけていれば解ける良問ばかりです。
難問まで手を出す必要はありません、テキストの基本問題・例題を解けるようトレーニングしておけば充分です。

また、大問3~8については、(1)の方が易しい場合が多いです。
(2)は(1)を利用して解いたり、難しく作られているときがあります。
ですので、算数が苦手な場合には、いったん(2)は置いておいて、まず(1)だけでも得点できるようにしていくといいでしょう

【プロ家庭教師から一言】

お笑いコンビのジャルジャルが、関西大学第一高校出身らしいですね。
そして、ジャルジャルの後藤さんのお父様は、吹田市長です(2023年現在)。

市の成人式で、福徳さんと市長が漫才を披露したことが話題になりましたね。

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