
こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

結局、どんな勉強をさせたらいいの?
いろんな情報があって困ってしまう…
そのようにお悩みのお母様・お父様も多いのではないでしょうか?
当サイトでも、これまで高校受験に関するたくさんの記事を書いてきました。
そこで、今回は高校受験に関する記事をまとめてみました!
- 各教科の定期テスト対策
- 中学生の塾の選び方
- 効果的な家庭教師の使い方
- 中学生の学習スケジュールの立て方
- 中学生向けおすすめ教材
- 【高校受験に向けて】内申点の取り方
など、中学生の勉強法を網羅した「保存版」です!
みなさんの学習の一助になれば幸いです。

元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
中学生の定期テスト対策

中学生にとって、避けては通れないのが「定期テスト」ですよね。
定期テストで得点を取ると、通知表に反映される…
通知表の点数が、内申点となり、高校入試で使われる…
つまり、定期テストの成績が高校入試につながっているとも言えます。
そんな定期テストへの対策方法を書いた記事がこちらです↓
定期テストで5教科450点(500点満点)を取るような子たちには、共通点があります。
それは、高得点を取るための心構えと勉強方法を身につけています。
- 「準備8割・本番2割」だと心得る
- 「だけ勉」をしない
- 自力で解けるためのトレーニングをする
- 塾・家庭教師を有効に使う
という4つのポイントを意識することが大切です。

逆に、定期テストで点数が取れない中学生の心構えや勉強方法にも共通点があります…
勉強が苦手で、定期テストに手こずっている中学生にも、点数が取れている子の心構えや勉強方法は参考になりますよ。
点数が取れない心構え、点数が取れない勉強方法をしていませんか?
国語の定期テスト対策
国語は「対策をしてもムダ!」と思われがちです。
でも、出題される範囲が決まっている定期テストだからこそ、勉強方法次第で苦手でも得点することはできます。
国語の定期テスト対策のポイントは、漢字・知識、文法、現代文、古典に対して、違ったアプローチをすることです。
- 【漢字・知識】「だけ勉」禁止
- 【文法】理解・暗記→自力で解けるトレーニング
- 【現代文】文章内容は覚えておく
- 【古典】音読・暗唱で覚えておく
- 【実力問題】対策しない
それぞれ対策の仕方が違ってくるので、「ただ問題集を終わらせるだけ」では、なかなか国語の成績は上がりません。
「国語はどうやって対策したらいいのかわからない…」というかたは、こちらの記事で詳細をどうぞ↓
社会の定期テスト対策
正しく暗記して、味方につけると、とても頼りになるのが社会です。
でも、「単なる丸暗記」は、覚えにくい上に、忘れやすいので要注意です!
覚えやすく、そして、忘れにくい暗記の方法を知っておきましょう。
社会の定期テスト対策のポイントは…
- 用語をストーリー(因果関係)で理解する
- 一問一答形式ですらすら答えが言える
- 一問一答形式ですらすら答えが書ける
- 練習問題でアウトプットのトレーニングをする
- 実力問題は対策しない
の5つです。
暗記のコツを理解して、社会を得点源にしましょう!
「暗記するのが苦手かも…」というかたは、こちらの記事をどうぞ↓
数学の定期テスト対策
数学は問題集をまんべんなく解こうとすると、効率が悪くなってしまいます。
自分のレベルに合わせて、ターゲット(解けるべき問題)を絞ることが大切です。
具体的には…
- 【基本問題】解き進める
- 【基本問題】まちがい直し
- 【発展問題】解き進める
- 【発展問題】まちがい直し
- 【実力問題】対策しない
というステップを踏むことになります。
その中で、数学が苦手な中学生は、基本問題を中心にトレーニングをする。
数学が得意な中学生は、発展問題をトレーニングしていきます。
数学が苦手なのに発展問題に時間を使いすぎたり、数学が得意なのに基本問題ばかりで足踏みしたり、しないようにしてくださいね!

もちろん、解きっぱなしにするのはNGやな
まちがい直しをして、「自力で解ける」ように仕上げておきましょう。
数学のくわしい定期テスト対策方法はこちらの記事をどうぞ↓
英語の定期テスト対策
英語の勉強は、定期テスト対策も含めて、「順番」が大切です。
「覚える系」の勉強と、「トレーニング系」の勉強を分けて考えます。
そして、「覚える→トレーニングする」という順番を心がけましょう!
- 【英単語】脳に慣らす
- 【英文法】学校のプリント・ノート
- 【教科書】音読・暗唱・英作文
- 【対策ワーク】学校の問題集を優先
- 【実力問題】対策しない
ただ、「覚える」のも「トレーニングする」のも、ちょっとしたコツがあります。

「ひらすら書いて覚えろ!」では、効率重視の最近の中学生には響きませんよね…
このまとめ記事に詳細を書きすぎると、あまりにも長くなってしまうので、「英語の勉強方法を詳しく知りたい!」いうかたは、こちらの記事をどうぞ↓
理科の定期テスト対策
※整備中
(私自身が理科を担当していないので…いずれ理科のプロの先生に執筆・監修をお願いしようと思っています)
中学生の塾の選び方

中学校での勉強だけで済ませるのが1番なんですが、なかなかそうはいきませんよね…
ほとんどの中学生が、塾に通っています。

日本では全国に5万もの塾があるといわれています
どんな塾を選ぶかで、勉強の方法や成果も違ってきます。
塾は大きく分けると、集団塾と個別指導塾に分かれます。
- 【集団塾】クラス形式で、講師:生徒が1:多数
- 【個別指導塾】講師:生徒が1:1、あるいは1:少数
というタイプの違いがありますね。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、お子様にあった学習スタイルを選ぶことが大切です。
また、塾を選ぶときには…
- 塾を利用する目的を決めておく
- 実際に通っているご家庭の話を聞く
- 体験授業を利用する
ことも重要ですね。
集団塾・個別指導塾のメリット・デメリットについては、ここでは書ききれないので、こちらの記事をごらんください↓
また、中学生って、クラブ活動や他の習い事などで、けっこう忙しい子もいます。
その場合、いつのタイミングで塾に通い始めるのかも重要になってきます。
ただ、ぶっちゃけた話、ケースバイケースなので一概には言えません。
ケースバイケースではありますが…
- 難関高校を目指すのなら小6の3月から
- 定期テストでじゅうぶん点数が取れているなら中3からでもOK
- つまずきを感じたらできるだけ早く
- 小学校内容が身についていないなら集団塾は危険
というのが、1つの目安になるでしょう。
特に注意しなければならないのは、中学1年生でしょう。
中学校の定期テストは、小学校の頃のテストとは大きくスタンスが違います。
「小学校の頃のテストでは点数が取れていたけど、中学校の定期テストでは点数が取れなくなった…」
そのようなご家庭は多いですよね。

いわゆる「中1ギャップ」ってやつやな
小学校と中学校でのテストの違いを知って、「中1ギャップ」を防ぎましょう。
「中1ギャップ」について、くわしくはこちらの記事をどうぞ↓
効果的な家庭教師の使い方

ほとんどのご家庭が、集団塾や個別指導塾を利用していますが、中には「家庭教師」を選ぶご家庭もあります。
家庭教師は「大学生アルバイト講師」と「社会人プロ講師」の2つに大きく分かれます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、使い分けるのが大切です。
かんたんにまとめるとこんな感じ↓
メリット | デメリット | |
大学生アルバイト講師 | ・お子様と年齢が近い ・料金が安い | ・指導経験が浅い ・お小遣い稼ぎという意識の講師も |
社会人プロ講師 | ・指導経験が豊富 ・指導で生計を立てていて意識は高い | ・料金が高い ・お子様と年齢が離れている講師も |
大学生アルバイト講師にしても、社会人プロ講師にしても、もちろんお子様との相性は大切です。
無料の体験授業を受けられる場合には、利用するのがおすすめです。

また、講師を探すには、大きく3つの方法があります。
- 家庭教師派遣センターを経由する
- 知人・紹介で個人契約する
- マッチングサイトなどで個人契約する
の3つです。
ただ、トラブルになった際、個人契約の場合には、ご自身で対処しなければなりません。
家庭教師センターを通して講師と契約すると、トラブルになったときには、会社が仲裁してくれます。
また、家庭教師センターはいろいろな講師を抱えているので、相性のいい講師を探しやすくなります。
ですので、家庭教師センターを介して、家庭教師を探して契約することをおすすめしています。

このサイトを通して個人契約をしている私が言うのも変ですが、家庭教師センターを利用するのが無難です。
講師といっても、ピンキリなので…
もちろん個人契約にも、「仲介手数料が不要」といったメリットもあります。
こちらの記事にくわしくまとめているので、迷われている方はこちらの記事をどうぞ↓
また、家庭教師を効果的に使うには、次の2点を意識しておくといいでしょう。
- 利用する目的
- 家庭教師とお子様とご家庭の役割分担
まず、家庭教師を利用する目的をはっきりさせておきましょう。
苦手教科の克服、作文・英作文の添削、英検の面接トレーニングなどなど…
目的なく、家庭教師を利用するのはあまり効率がよくありません。
また、家庭教師・生徒・ご家庭の3者の役割をある程度分担しておきましょう。
週1回90分や120分の指導だけで、成績を上げるのは難しいのが実情です。
お子様本人がどれだけ勉強できるか、お母様・お父様がどのようにサポートできるのかも、講師に相談しておくといいでしょう。

家庭教師に丸投げはNGってことやな
中学生におすすめの、家庭教師を利用するシチュエーションとしては…
- クラブで忙しい中学生の学習に
- 塾のフォローや添削指導に
- 中高一貫校の定期テスト対策に
- 英検のライティング・スピーキング対策に
- 学校や塾のクラス形式になじめない中学生に
に向いていると、私は考えています。
家庭教師は1対1のマンツーマン指導ですが、これらのシチュエーションは家庭教師のメリットを活かせる使い方です。
ぜひ家庭教師のメリットを活かして、効率的に勉強してくださいね。
最近では、対面の家庭教師だけでなく、「オンライン家庭教師」も増えてきました。
どこに住んでいても、相性のいい講師とインターネット上で学習できます。
タブレットやスマホを使いこなせる中学生には向いているでしょう。
もちろん対面での指導よりも、指示がワンテンポ遅れたり、ネットの接続の不具合などデメリットもあります。

コロナウィルスの流行で、オンライン家庭教師は一気に広まりました
いろいろな家庭教師センターが、オンライン指導をおこなっています。
- 指導料金
- 入会金・解約金
- 月会費・年会費
- 欠席の際の振り替え指導
など、会社によってけっこう違いますので、ご家庭の方針に合う、オンライン家庭教師センターを選びましょう。
中学生におすすめのオンライン家庭教師センターをまとめた記事はこちらです↓
中学生の学習スケジュールの立て方

中学生は、自分で勉強を管理できるほど、成熟していません。
ある程度はおとながサポートしてあげる必要があります。
特にスケジュール管理については、お母様・お父様が思っている以上に、中学生は「素人」です。

中には、手帳やスマホでスケジュール管理をしている中学生もいますが、超ひとにぎりです
ご家庭で「学習計画表」を作ってみてはいかがでしょうか?
学習計画表を作るときのポイントは…
- 勉強に使える時間を把握する
- 誰といつどこで勉強するかを決める
- 何をどこまでどのように勉強するかを決める
- 勉強をするための環境を整える
- 誘惑を遠ざける
- いったん走り出してから計画表を作る
の6点です。
中学生にもなると、お母様・お父様に干渉されるのをイヤがるようになりますよね…
その場合には、塾の講師や家庭教師などとも協力して、勉強のスケジュールを立てることがおすすめです。
こちらの記事で、無料の学習計画表のテンプレートがダウンロードできます↓
ご自由に活用してください。
中学生向けおすすめ教材

基本的には、中学校の教材や、塾に通っている場合には塾のテキストをやりこむのが先決だと、私は考えています。
ただ…
- 学校・塾の教材が自分のレベルに合っていない
- 学校・塾の教材では足りずに「おかわり」したい
という場合には、書店に売られている市販の教材を使うといいでしょう。
各教科のおすすめの問題集・参考書をまとめた記事はこちらです↓
「問題集を効果的に使うコツ」もまとめています。
各教科の勉強方法に迷われている場合も、ぜひご一読ください!
※国語・理科・数学の「おすすめ問題集・参考書」は記事を作成次第、順次アップしていきます。お待ちくださいませ…
【高校受験に向けて】内申点の取り方

中学受験や大学受験との大きな違い、それは…
内申(調査書)
ですね。
もちろん大学受験でも評定(通知表)は求められます。
ただ、高校受験(特に公立高校)では、内申点が入試本番の「持ち点」になり、大きな比重を占めます。
都道府県によって、内申点の扱い方は異なりますので、お住いの都道府県の高校入試のシステムをご確認ください。
内申点の扱いは、都道府県によって違いがあるとはいえ、内申点を確保する方法は共通しています。
内申点をアップさせるための方法は…
- 定期テストで得点する
- 誠実に授業に参加する
- 誠実に課題を提出する
- 遅刻・欠席を減らす
の4つです。
定期テストで点数を取ることは大前提です。
ただ、授業態度や提出物が、大きく内申点に影響することがあります。
学校の先生の顔色をうかがったり、積極的に性格を変えたり、全問正解したノートを提出したりする必要はありません。
あくまで「誠実に」授業に参加して、提出物を出すことが大切です。
また、中3の通知表だけでなく、中1・2の頃の通知表が内申点に含まれることもあります。

「知らんかった」では、済まされへん
目標とする高校を受験するためにも、内申点を確保しておきましょう。
内申点をアップさせる方法について、くわしくはこちらの記事をどうぞ↓
まとめ:【保存版】中学生の勉強法
元塾講師・プロ家庭教師の目線で、高校受験に向けたロードマップをまとめました。
- 正しい(自分に合った)勉強法
- 塾・家庭教師
- 教材
- ご家族のフォロー
- 学校での授業の受け方・提出物
これらすべてが、高校入試につながってきます。
クラブ活動で忙しく、友達関係に心揺さぶられる中学3年間ですが、ぜひ納得のいく勉強をしてくださいね!
充実した中学校生活を送れることを祈っています。
そして、高校入試でベストを尽くせることを願っています。