【中学受験ドラマ】『二月の勝者』第8話 あらすじ・感想・見どころ!

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

ドラマ『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第5話の主役だった島津順羽村仁成)が、再び第8話でも主役となります。

羽村仁成くんって、どこかで見たことあるなぁ」と思ってたら、TBSドラマ『俺の家の話』にも出演していましたね。
主人公・観山寿一(長瀬智也)の息子・秀生役でした。

『俺の家の話』では、学習障害があり、なかなか漢字が覚えられないといった役どころでした。
落ち着いて物事に取り組むのが苦手なのに、「能」ではその才能が開花していました。

宮藤官九郎が、念には念を入れて笑いを仕込んでくるなかで(笑)秀生だけがまっとうな存在だったような気がします。

そんな羽村仁成くん、『二月の勝者』でも良い演技してましたね…(泣)

熱い『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第8話を、元塾講師があれこれ語ります!

『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第8話 あらすじ

島津順(羽村仁成)の父・弘(金子貴俊)が、家で暴れまわった第7話の続きからのスタートです。

順は、母・優子(遠藤久美子)とともに、島津家で出ていき、祖母の家に身を寄せることになりました。

優子はパートとして仕事を探しますが、塾へ通わせ、私立中学校に進学させる経済的な余裕はありません。

家庭の状況を考えた順は、中学受験をやめることを決意します。

一方、2学期に入り、桜花ゼミナール吉祥寺校では保護者面談が行われていました。

まだ黒木蔵人校長(柳楽優弥)に面談を同席してもらっていた新人講師・佐倉麻衣(井上真央)は、黒木の保護者への的確な提案を目にします。

しかし、黒木は食事もとらず、面談資料や個人塾「STARFISH」の教材を作っていたため、過労で倒れてしまいました。

麻衣は黒木を見習い、生徒の志望校をリサーチして、見事に保護者を納得させる面談を1人で行います。

復活した黒木は、島津母・子と面談します。

そこで、開成中学校の奨学金制度を紹介し、「経済的理由は順さんが開成受験をあきらめる理由にはならない」と、母・優子に伝えます。

そして、黒木は、順の本当の気持ちをたずねます。
順は…

本当は本当は、自分の力を試したい。俺、開成を受験したい

と、優子に対して、本音を打ち明けたのでした。

『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第8話 見どころ

『二月の勝者』は毎回毎回、みどころを「これでもか!」でくらい詰め込んできますよね(笑)

子ども目線、親目線、講師目線でみごとに「中学受験」を描いています

本職にしている者からすると…

管理人ひかる
管理人ひかる

それは美化しすぎやで…

などと感じるフィクションもよくあります。

でも『二月の勝者』は、しっかりと「中学受験」業界を調べて、ドラマ化してくれていると感じます。

だから、おもしろいんですよね。

そんな第8話の見どころをご紹介します。

「受験ってのは、勉強ってのは、苦しさに耐えてやるものだろ」

順の父・弘は、「受験・勉強=苦しいもの」ととらえ、それを乗り越えてきた人物でした。

そして、その勉強観を息子に押し付けていたのです。
つまり、息子の順にも、「苦しい勉強」を強いていたというのです。

なまじ順が「できる子」だったので、その成長を自分の手柄のように感じていたのかもしれません。

ドラマ『ドラゴン桜2』でも、モラハラな父親が登場しましたが、そちらも妻と子に見捨てられる運命でしたね…

「パパのためじゃない。俺が受けたいから受けるんだ」

そんな弘よりも、息子の順の方が、よほど大人でした。

父親に強制されて勉強するのではなく、自分のために勉強する。

開成中学校の難問の解き方をひらめいたときの順の笑顔が、印象的でした。

順「こんな問題出す学校に、チャレンジしたかったな

管理人ひかる
管理人ひかる

泣いてまうやろ!

以前『【理想の中学受験とは】中学受験は誰のため?』という記事で書きましたが、子どもに背負わせてはいけないものがありました。

それは…

親の投影

でした。

期待ではなく、親の人生観を子どもに押し付けるのは、子どもにとっては重すぎます。
中には、自分自身が合格できなかったため、リベンジを子どもにさせようと考えている親もいます。

あくまで中学受験は、「子どもが主役」であることを忘れないようにしたいものです

「私も同じアドバイスをしたと思います」

初めて1人で面談をこなした佐倉麻衣に対して、黒木校長がかけた言葉です。

佐倉先生に対して厳しい言葉を発してきた黒木先生です。
この言葉は最高の褒め言葉ですよね。

管理人ひかる
管理人ひかる

惚れてまうやろ!

私は、中学受験のことをなんでも知っているベテランの先輩に、「何でもご存知なんですね」と、のんきなことを言ったところ…

「俺も調べてるねんで。ころころ変わる学校情報をアップデートするの、大変やねんからぁ」

と言われてしまいました。

ベテランなら何でも知っているという考えは、浅はかでした…

そんな私に比べて、佐倉先生は黒木先生の背中を見て、自分なりにベストな提案を保護者にしていました。
頭が下がります…

物語はいよいよクライマックスです!

\原作マンガ『二月の勝者』はこちら!/
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