こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
現実の中学受験よりもひと足早く、ドラマの中では、中学受験が終わりましたね。
ドラマを見て…
「入試の実感がわいてきた…」
「自分が合格しているイメージがつかめた!」
という受験生もいたのではないでしょうか?
また、わが子の合格発表のように、ドキドキしながらドラマを見守ったお母様・お父様もいらっしゃったのではないでしょうか?
ドラマ『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』は、元塾講師の私から見ても、よく作り込まれたドラマだったと思います。
いよいよ結末を迎えた『二月の勝者』最終話についてあれこれ語ります!
『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』最終話 あらすじ
いよいよ前受け受験を皮切りに、中学入試がスタートします。
緊張する生徒、いつも通りに明るい生徒、武者震いする生徒…
桜花ゼミナール吉祥寺校の生徒たちも、それぞれの受験に挑みます。
入試直前、佐倉麻衣(井上真央)が夜遅くに忘れ物に気づいて、桜花ゼミナールに戻ると、教室に誰かがいました。
入試のプレッシャーから過呼吸になる黒木蔵人(柳楽優弥)でした。
「毎年この日は、心が打ちひしがれ、震えが止まらなくなります」
保護者と生徒に「絶対合格」を約束し、保護者を「ATM」と呼んでいた黒木校長とは、まったく別の姿がそこにはありました。
「自分が子どもたちにやってきたこが、言ってきたことが、本当に正しかったんだろうか」
そんな黒木に、佐倉は「不安になるのはがんばってきた証拠」だと、黒木の言葉を返したのでした。
そして、いよいよ生徒たちの合格発表です!
合格発表
第1話から第9話までの主役生徒の入試結果をまとめました!(ネタバレです)
第1話 サッカー少年 三浦佑星(佐野祐徠)
園学院中学校・埼玉快晴中 合格
小学6年生になってから、中学受験の勉強を始めた佑星くん。
第1話で黒木校長から、サッカーできたえた粘り強さを見込まれていました。
クラス替えでは、最下位RクラスからAアップしていましたね。
私立でじっくりとサッカーに打ち込むのでしょう。
第2話 鉄道好き 加藤匠(山城琉飛)
海堂中 合格
窓の外の電車ばかり眺めて、授業に集中できていなかった匠くん。
でも、黒木校長から、鉄道研究会のある学校を紹介されてからは、目の色を変わりました。
サッカー少年の佑星くんとともに、Aクラスに上がっていましたね。
きっと入試でも得意の地理やダイヤグラムで力を発揮したのでしょう。
第3話 桜花の女王 前田花恋(田中絆菜)
桜蔭中 合格
一度は名門塾ルトワックに転塾を考えた花恋ちゃん。
黒木校長から「花恋は女王になれるところでしか輝けない。花恋は女王様だ」と引きとめられました。
桜花ゼミナールの女王は、大本命の桜蔭中合格でした!
第4話 課金された勇者 武田勇人(守永伊吹)
武蔵境大学附属中・小学大附属中 合格
父・正人(塚本高史)とゲームしまくり、母・香織(星野真里)に「課金ゲーム上等!」と叫ばせた勇人くん。
合格校を見たところ、大学附属を狙ったみたいですね。
のんびり屋さんには、良い選択かもしれません。
見事、課金成功です(笑)
第5・8話 vsモラハラ父さん 島津順(羽村仁成)
海王中・開成中・都立大石山中 合格
モラハラパパ・弘(金子貴俊)と決別した島津くん。
見事、第1志望の開成中に合格したものの、母子家庭となったことを考えて、都立の中学校に進学することに。
開成の合格は、先生たちへのプレゼントだという島津くんに、黒木校長も…
「君は最高の男です」
第6話 天才型 直江樹里(野澤しおり) 努力型 柴田まるみ(玉野るな)
二葉女子学院中 合格
タイプが違うものの、互いに惹かれあい、うらやましく感じていた樹里ちゃんとまるみちゃんはともに第1志望の「二女」に合格!
黒木校長が期待した「化学反応」は見事成功しましたね。
まるみちゃんは小学校では不登校ですが、きっと樹里ちゃんとともに通学することでしょう。
第7話 自由人 石田王羅(横山歩)
小学大附属中 合格
教室で炭酸を噴射し、泥んこになっていた、自由人の王羅くん。
個別指導「ブルーミング」に移籍してからも、天真爛漫な様子でした。
橘先生(池田鉄洋)もうれしかったことでしょう。
高校受験よりも中学受験向きだったと思いますよ。
第9話 ザ・タッチ 上杉海斗(伊藤駿太)
開成中 不合格
東央中 合格
名門ルトワックに双子が通っている海斗くん。
母・麻沙子(馬渕英里何)に、陸斗は勉強、海斗はスポーツと、「役割」を決められていましたが、自らの意志で開成を受験。
残念ながら開成は不合格でしたが、ひとまわり大きく成長し、満足のいく受験ができました。
第9話 カンニングしちゃった… 今川理衣沙(渡邉心結)
吉祥寺女子中 不合格
泰知中 合格
プレッシャーから吉祥寺女子中の過去問演習で答えをカンニングしてしまった理衣沙ちゃん。
佐倉先生から自力で問題を解く大切さを学んでくれました。
吉祥寺女子は不合格でしたが、ほぼ本命になっていた泰知中にみごと合格です。
結末予想の答え合わせ!
以前、第5話放送の段階で「結末予想」をしていました。
その答え合わせをしておきます(こちらのネタバレです)!
結末予想1 全員合格で黒木は来年度も校長続投
こちらの予想は的中でした。
あやしいクロトン国際とかいう学校の賄賂話なんて、黒木先生は相手にしなかったということですよね。
ただ、佐倉先生が桜花ゼミナールを辞めて、再び中学校教師に戻ることは予想できませんでした。
そんなにすぐに中学校教師に戻れるものなのでしょうか?
2月に中学入試が終わってから、それから転職活動?
中学受験前の超忙しい時期に、転職活動をしてたのかしら…
そう思うと、なんだかモヤモヤ…
結末予想2 全員合格だが、黒木は桜花ゼミナールを去る
こちらの予想は、大ハズレでした…
まさかハイパーストーカー・灰谷先生(加藤シゲアキ)が、いいヤツだったなんて…
「きっと最後には、黒木先生が夜の街で塾を開いていることを暴露しちゃうんだろう」なんて考えてたのに。
「あの子たちは黒木先生に学びの喜びを教えてくれるのではないでしょうか」
めっちゃええやつやん
黒木先生から受験生へのメッセージ
受験で合格することが最終目的ではない。
受験を通して、学ぶことの喜びや己に勝つことの尊さを知った者が、本当の勝者だと思います。
受験するすべての受験生に伝えたい。
受験したすべての大人たちにも伝えたい。
黒木先生のこの言葉は、中学受験だけでなく、すべてのチャレンジに通じる言葉だと思います。
すばらしい作品をありがとうございました!