こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
うちの子、文章を読むのが遅い…
いつもテストで時間切れになってしまう…
そのように悩んでいるお母様・お父様も多いのではないでしょうか?
塾に通っているのに、国語の成績が上がらないというのはよくあることです。
国語が苦手な子に、国語(日本語)で説明するのが、国語の授業の難しいところです…
でも、文章を読み、解くスピードを上げることに特化したオンライン塾も存在します。
それは、中学受験専門 速読解力講座というオンライン塾です。
今回の記事では…
- 速読解力講座とは
- 速読解力講座の特徴・メリット
- 速読解力講座のデメリット
- 速読解力講座はどんな子に向いているか
- 速読解力講座の利用の流れ
がわかります。
読解のスピードに悩んでいるご家庭の参考になれば幸いです。
プロ講師の目線で、中学受験に役立つサービスをご紹介します
中学受験専門オンライン塾「速読解力講座」とは?
中学受験専門 速読解力講座は、いわゆる速読講座の1つです。
速読トレーニングというと、本を持ってトレーニングをするイメージが強いかもしれませんが、「速読解力講座」ではオンラインで練習します。
主な特徴としては…
中学受験専門 速読解力講座公式サイトより引用
- POINT 01 25年の実績とノウハウで効果的な指導を実現
- POINT 02 オンラインだから都合にあわせて受講可能
- POINT 03 インストラクターによる徹底したフォロー体制
となっています。
「速読解力」という切り口から、中学受験をサポートしてくれるサービスですね。
また、これまでたくさんの塾でも導入されていて、実績も豊富な速読講座です。
速読解力講座のトレーニングの内容は、
- 速読力トレーニング
- 読解力トレーニング
- 脳力トレーニング
- 教科トレーニング
など、目の動かし方や視野をトレーニングするだけでなく、文章の理解力を上げる訓練もあります。
「能力開発」の面が大きい講座と言えるでしょう。
また、トレーニングを続けると、アバターの着せ替えができるなど、楽しく続けられる工夫もされています。
読解のスピードが遅く、特に国語で伸び悩んでいるお子様は、試してみる価値はあるでしょう。
中学受験専門「速読解力講座」のメリットは?
では、中学受験専門 速読解力講座を利用するメリットは何でしょうか?
「速読解力講座」のメリットは…
- 国語の「時間切れ」対策になる
- 他の教科でも学習の効率が上がる
- すきま時間でオンライン受講できる
の3点だと私は感じます。
掘り下げて見ていきましょう。
国語の「時間切れ」対策になる
多くの受験生を悩ませているのが、「時間切れ」問題ですよね。
数千字から1万字ほどの文章を読み、制限時間内に記述答案まで書き上げなければなりません。
もちろん中にはかんたんな設問も隠れていますが、どの設問が易しいのか見分けにくいのも国語の難しいところです。
おとなでも骨が折れる読解問題が出題されますよね
でも、速く読むことができれば、それだけ設問を解くことに時間を割くことができます。
たとえば、
- 抜き出し:探す時間が増える
- 記号選択:答えの根拠を探す時間が増える
- 記述問題:まとめる時間が増える
というように、今までは制限時間がネックになって、失点していた問題で得点できる可能性が高くなります。
他の教科でも学習の効率が上がる
時間との勝負になるのは、他の教科も同じです。
たとえば、これまで社会の問題は、いわゆる一問一答形式でシンプルに知識を問う問題が多かったですが、近年は変わりつつあります。
文章や資料を読み、社会科の知識をからめて、思考力を問う社会の問題も増えてきています。
やはり速く文章を処理できると、それだけ「思考」に時間を使うことができるでしょう。
時間に余裕のあるテストって、ないですよね
また、速く文章が読めると、国語だけでなく、他の教科でも勉強の効率が上がります。
テキストを速く読み、理解することができれば、勉強の時短になりますね。
中学受験塾の宿題の量は、トップ層の子どもたち(と保護者)を満足させるために、基本的に「大盛り」です。
塾の課題の量が、お母様・お父様の伴走を難しくさせていますよね…
速く文章を読めるようになることで、宿題で処理できる量・時間がかわってくるでしょう。
すきま時間でオンライン受講できる
速読のために、別の教室に通うとなると、通塾の時間がさらにかかってしまいます。
ただでさえ、習い事や中学受験塾の通塾・送迎に、かなりの時間を使っていますよね…
また、通いたい曜日・時間で、速読教室が開講しているとも限りません。
中には、速読講座を併設している塾もありますが
でも、中学受験専門 速読解力講座であれば、自宅でオンラインでトレーニングできます。
インターネットに接続できて、PCやタブレットがあれば大丈夫です。
忙しい中学受験生のすきま時間を活用して、速読トレーニングができますね。
中学受験専門「速読解力講座」のデメリットは?
では、中学受験専門 速読解力講座のデメリットは何でしょうか?
「速読解力講座」のデメリットは…
- 速読=即成績アップではない
- 対象エリアが首都圏のみ
- 経済的な負担が増える
の3点だと感じます。
1つ1つ見ていきましょう。
速読=即成績アップではない
どんな塾・教材もそうですが、利用すればすぐに成績アップするわけではありません。
相応のトレーニングをして、知識やテクニックを自力で使えるようになる必要があります。
文章が速く読めるようになったからといって、昨日まで知らなかった理科や社会の知識が増えるわけでも、急につるかめ算やニュートン算が解けるようになるわけではありません。
そんなおいしい話はありません。
あったら怪しいですよね…
中学受験専門 速読解力講座を利用することで、文章を速く読み、処理することができます。
そのことで、勉強の効率が上がり、結果的に成績に結びつくというのが正しい考え方でしょう。
対象エリアが首都圏のみ
現在のところ「速読解力講座」をオンラインで受講できるのは、首都圏のみとなっています。
具体的な対象エリアは、
- 東京都
- 神奈川県
- 千葉県
- 埼玉県
となっています。
やはり、首都圏は中学受験をするご家庭が多く、「中学受験熱」は高いですよね。
首都圏の中学受験はハードで、特に国語はハイレベルです。
中学受験の商圏として、首都圏を選ぶのは、まあ仕方がないことだと感じます。
関西圏に住む私としては、読解に悩む首都圏以外の受験生もオンラインで利用できれば…
と思ってしまいますが。
オンラインなので、今後、対象エリアが広まる可能性はあるかもしれません。
また、「速読解力講座」を導入している塾・教室は全国にあるようです。
自宅でオンライン受講はできませんが、「速読解力講座」を開講している塾をさがしてもいいでしょう。
経済的な負担が増える
中学受験を目指す場合、多くのご家庭が中学受験塾に通います。
中学受験の費用について、PRESIDENT Onlineで次のように書かれていました。
「日能研を例に取ると、3年間で約215万円になります。
PRESIDENT Onlineの記事『中学受験――「塾代」年間費用はいくら?』から引用
内訳は、小4約45万円、小5約65万円。6年生になると一気に上がって約105万円となります。
中学校に支払う受験費用、その他諸費用を加えると230万と考えておいてください。
学年が上がるにつれ金額が上がるのは、通塾日数も増え授業料自体もやや高くはなりますが、一番の違いはオプション講座です。
受験直前の6年生は志望校対策などの選択講座や夏や冬の季節講習などのオプション部分が多くなり、その分、高額になるのです」(石田氏)
塾代だけでもかなりの費用になりますが、塾の内容をサポートするために、家庭教師や個別指導を利用しているご家庭もあります。
さらに「速読解力講座」も受講すると、経済的な負担が増えてしまいます。
私もプロ家庭教師として、たくさんのご家庭で中学受験塾のフォローをしています
「速読解力講座」の受講料は?
中学受験専門 速読解力講座の受講料を見ておきましょう。
3つのプランが用意されています(2024年4月現在)。
<プラン> | <月額料金(税込)> |
Simpleプラン | 9,900円 |
Basicプラン | 13,200円 |
Premiumプラン | 16,500円 |
どのプランであっても、速読解力を鍛えるトレーニングに差はありません。
プランによって、何が違ってくるかというと、保護者へのサポートの差です。
<プラン(月額税込み)> | <定期カウンセリング> | <講座についての学習相談> | <学習についての相談> |
Simpleプラン (9,900円) | 開始時~1か月 | 対象外 | 対象外 |
Basicプラン (13,200円) | 開始時~3か月 | いつでも相談可能 | 対象外 |
Premiumプラン (16,500円) | 開始時~3か月 | いつでも相談可能 | 月4回まで相談可能 |
このような違いがあります。
お母様・お父様が速読に詳しくない限り「このトレーニング方法でいいの?」「今、停滞しているけど大丈夫?」といった不安が生まれてくるはずです。
そのときに、担当者に講座の進め方について相談できると便利です。
ただ、速読の成果がはっきりと出てくるのに、1か月は短すぎるでしょう。
Simpleプランだと、1か月間しか相談できません。
ですので、Basicプランで講座についてはいつでも相談できるようにしておいた方がいいでしょう。
疑心暗鬼のまま、手探りでトレーニングをするのは不効率ですね
ほとんどの中学受験生が塾に通っています。
学習についての相談は、塾で済ますことができます。
ですので、Premiumプランまで受講する必要はないと私は思います。
塾に通っておらず、中学受験の学習相談をしたいご家庭は、Premiumプランを利用してもいいでしょう。
中学受験専門「速読解力講座」はどんな子に向いている?
では、中学受験専門 速読解力講座はどのようなご家庭に向いているのでしょうか?
「速読解力講座」が合っていそうなのは…
- 首都圏在住で中学受験を目指すご家庭
- 読むスピードが遅く困っている子
- 塾がまだあまり忙しくない学年
の3タイプではないでしょうか。
1つ1つ見ていきましょう。
首都圏在住で中学受験を目指すご家庭
中学受験専門 速読解力講座は、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県を対象エリアとしています。
首都圏にお住まいで中学受験を考えている場合には、利用しやすいオンライン速読教室でしょう。
読むスピードが遅く困っている子
「読むのが遅いんですけど、どうすればいいですか?」と塾講師にたずねると、
たくさん文章を読んで慣れるしかないですね
と言われてしまうことがよくあります。
正直なところ、塾の講師も子どもたちの読むスピードを確実に上げる方法を理解しているわけではありません。
また、わかっていたとしても、塾という集団指導の場では、実践しにくいのも事実です。
でも、速読に特化した「速読解力講座」なら、長年の実績とノウハウがあります。
公式サイトによると、
これまで延べ30万人の受講実績があり、92%の受講者が確かな成果を実感しています。※受講者アンケートより
中学受験専門 速読解力講座公式サイトより引用
とのことです。
塾に通っているけれども、読むスピードが遅くて困っている場合には、読み解くスピードにフォーカスした「速読解力講座」のような速読トレーニングに取り組んでもいいでしょう。
塾がまだあまり忙しくない学年
中学受験専門 速読解力講座は、すきま時間でトレーニングできることはメリットだと思います。
ただ、6年生になると、そのすきま時間すら惜しくなるのが事実です…
- 通常授業の時間数が増える
- それに伴って宿題も増える
- 土曜・日曜の特訓授業が本格化する
- 模試もある
- 過去問も解かないといけない
- 睡眠時間を削るわけにもいかない
中学受験は、子どもにとっても、親にとっても本当にハードですよね…
ですので、受験生、つまり、6年生になってから「速読解力講座」に割く時間はあまりないはずです。
「速読解力講座」を始めるのであれば、まだ比較的時間に余裕がある低学年や4・5年生までがいいでしょう。
また、6年生になると、各塾・各テストとも、入試問題を意識して、国語の文章がとても長くなります。
6年生になって、塾の公開テストで国語の成績が振るわない子が増えてきます
6年生になってから文章の長さに圧倒されないためにも、6年生までに読むスピードを上げておいた方がいいですね。
中学受験専門「速読解力講座」の利用の流れ
最後に、中学受験専門 速読解力講座を利用するときの流れを見ておきましょう。
「速読解力講座」の利用の流れは…
- 問い合わせ・資料請求
- 無料体験を受講
- 体験後のカウンセリング
- 入会の手続き
となるようです。
まずは、公式サイトで「無料体験」や「資料請求」というアイコンから問い合わせましょう↓
その後、案内に従って、無料体験を受講します。
どんな塾でもそうですが、体験授業を通して、お子様に合っているかどうかをチェックすることは大切ですね。
また、対応がしっかりした塾かどうかも、見極めたいところです。
体験レッスンの後には、カウンセリングが実施されます。
入会面談を兼ねているので、入会の手続きについてもアナウンスがあるでしょう。
まとめ:【中学受験の速読に特化】SRJ速読解力講座をプロ講師が分析
今回の記事では、中学受験に役立つ速読講座を紹介しました。
SRJという会社以外にも、いろいろな会社が速読講座を実施しています。
そのなかでもSRJの中学受験専門 速読解力講座は、たくさんの塾でも導入されており、実績も豊富です。
その講座をオンラインで、自宅で取り組めるのは、かなりのメリットだと感じました。
塾に通っているけれども、「文章を読むスピードが遅くて困っている」というご家庭は、試してみてもいいでしょう。