【中学受験ドラマ】『二月の勝者』第5話 あらすじ・感想・結末予想!

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

夏期講習は中学受験の天王山です

主人公のスーパー塾講師・黒木先生が言うように、中学受験にとって、夏休みは大きな山場になります。

  • 苦手単元の克服
  • 重要単元の総復習
  • 総合問題演習の増加
  • 過去問演習スタート

ストーリーも第5話ということで、まさしく中学入試までの折り返しに突入しました。

ますます目が離せない『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第5話を、今回も元塾講師があれこれ語ります!

『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第5話 あらすじ

第5話の主役は、桜花ゼミナール吉祥寺校の最上位Ωクラスのトップ、島津順(羽村仁成ジャニーズJr.)と、中堅Aクラスの上杉海斗(伊藤駿太)

順は海斗に対して、「偏差値60以下の学校なんて学校じゃねえよ。そんなとこ目指してるなんてマジゴミだし」と暴言を吐き、取っ組み合いのケンカになります。

しかし、裏で同級生を「ゴミ」呼ばわりしていたのは、順ではなく、順の父・弘(金子貴俊)でした。
弘は暴力的に、島津家を支配していました。

プレッシャーに耐えきれなくなった順は、塾をサボってしまいます。

順の母・優子(遠藤久美子)が、塾を訪れたことで、順が家を出たにもかかわらず、通塾していないことが発覚し大騒ぎに。

そんな順を1番に発見したのが、ケンカをしたはずの海斗でした。

そこで、海斗は、大手塾ルトワックに双子の弟が通っており、自分自身は期待されていないことを順に打ち明けます。

一方、順は、かつて自分もルトワックに通っていて最上位クラスから落ちて、桜花ゼミナールに転塾したことを明かします。
同じくルトワックから移ってきた海斗がAクラスでくすぶっているのに対して、いらだちを感じていたと言います。

そして、塾に戻った彼らの前で、順が塾をサボったことを知った父・弘は、海斗のことを「ゴミ」呼ばわりします。

しかし、順はそんな暴力的な父に対して、「僕の友達をバカって言うな」と反抗します。
海斗に対しては、「待ってるからなΩクラスで」と伝え、2人は良いライバルになりました。

『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第5話 見どころ

コミカルな第4話から一転、暴力的な父親に支配されるシリアスな第5話の見どころをご紹介します。

「上杉海斗はあなたが言うほど弱い人間ではありません」

大手塾ルトワックのエリート講師・灰谷先生(加藤シゲアキ)が、黒木蔵人(柳楽優弥)はルトワック時代に、上杉海斗を切った(やめさせた)と以前言っていました。

その黒木が、海斗は弱い人間ではないと言う…

視聴者としては、「実は海斗は根性が悪くて、ルトワックも何か問題を起こしてクビになったんじゃないか」と思いますよね。

でも、本当はそうではなかったようです。

黒木は順に対して、海斗がいずれ順のライバルになると伝えていたのです。

黒木は海斗の力がルトワックでは育たないと考えて、双子の弟・陸斗とは別々の塾に行かせたのではないでしょうか

一方で、黒木は「我々はたかが塾講師」と言い、家庭の問題には首を突っ込めないと、無力感も覚えているようです。

黒木がルトワックを退職した本当の理由に、何か関係しているのかもしれません。

「無事でよかった。お腹すいてないの?」

塾をサボった順に対して、母・優子が抱きしめながら言った言葉です。

また、優子は…

イヤだったら、塾なってやめたっていいの。中学受験だってやめたっていいのよ

と声をかけます。

中学受験ももちろん大切かもしれません。
でも、中学受験はあくまで1つの手段であり、目的ではありません。

中学受験の「目的」というのは、「わが子に幸せになってもらうこと」ではないでしょうか

わが子に幸せな人生を送ってほしいから、少しでも良い環境で思春期を過ごさせてあげたい。
すこしでも、良い環境で勉強させて、大学受験に備えさせたい。

でも、もし中学受験がわが子に重荷になり過ぎているのであれば、やめたっていい。
中学受験がわが子にとって「幸せ」にならないのならば、しなくてもいい。

優子の言葉からは、子を想う母親の愛が感じられました。

一方、そんな優子に拳を振るおうとした夫・弘が、行方が見つかった順に言ったのは次の言葉でした。

ただでさえ時間がないってのに

黒木先生は歯がゆそうにはしていましたが「たかが塾講師」というスタンス。

管理人ひかる
管理人ひかる

『ドラゴン桜』なら桜木先生が論破して、倍返ししてたはず

順と優子には幸せになってほしいと願わずにはいられません。

それにしても「合格のために必要なのは、父親の経済力と母親の狂気」という名言がありましたが、今回も愛にあふれた母親でしたね。
その代わり、島津家は父親の経済力&狂気でした。

『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』結末予想

ドラマでは折り返しの第5話となり、少しずつ黒木先生の謎も明かされてきました。

ここで、ドラマ『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』の結末予想をしてみます!

結末予想1 全員合格で黒木は来年度も校長続投

まず、第一の予想は、「生徒は全員合格で、その結果を受けて、黒木は桜花ゼミナール吉祥寺校の校長として続投」です。

そのためには、黒木の黒い噂をすべてクリアにしなければなりません。

  • 夜の街に出入りしているのは、困っている子どもたちを助けるためであること
  • あやしいクロトン国際学園からの賄賂話を、きっぱりと断ること
  • 大手塾ルトワックをやめた理由が、クリーンであること

私の予想では、黒木は、成績優秀な生徒ばかりを囲い込む大手塾にうんざりして、ルトワックを飛び出したのではないかと思います。

そして、成績が決して高くはない子どもたちや、夜の街で困っている子どもたちに勉強を教えるために、転職したのではないでしょうか。

つまり、黒木は「塾はサービス業」と言い切っていましたが、本当は「教育者」として生きていこうとしている、という予想です。

夜の街に通う裏(表?)・黒木からは、その穏やかな表情が垣間見えますよね。

結末予想2 全員合格だが、黒木は桜花ゼミナールを去る

2つ目の予想は、「桜花ゼミナール吉祥寺校の生徒たちは全員合格するが、黒木は桜花ゼミナールを辞めてしまう」です。

サブタイトルが「絶対合格の教室」ですので、全員合格するのは間違いないのではないかと考えています。

でも、全員合格という偉業を成し遂げて、黒木は桜花ゼミナールを去らなければならない事情ができてしまうのではないでしょうか。

さきほどは、黒木の黒い噂がクリーンになる予想をしてみましたが、今度は黒い噂で黒木が身を滅ぼしてしまうのではないかという予想です。

困っている夜の街の子どもたちのために、クロトン国際学園からの賄賂話を受け入れてしまう。
その話を、灰谷純が暴露してしまう。
黒木が夜の街に出入りしていたことは事実、黒木も言い訳せず、辞表をつきつけて桜花ゼミナールを退職。

そして、やはり、自身の「教育者」としての道を歩んでいくのではないでしょうか。

管理人ひかる
管理人ひかる

まあ、黒木先生ほどの実力者なら、自分で塾を開業しても、フリーランスの講師になったとしても、生きていけます

\原作マンガ『二月の勝者』はこちら!/
PAGE TOP