【中学受験ドラマ】『二月の勝者』第7話 あらすじ・感想・見どころ!

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

いよいよ11月が終わり、12月に突入します。
関西圏の中学受験は、2022年1月15日(土)に、統一入試日を迎えます。
そう、入試まであと1ヶ月半となりました!

10月・11月は修学旅行や運動会などの学校行事、そして、中学校のプレテストや模試も目白押し…
疲れやストレスがたまっている受験生も多いのではないでしょうか?

二月の勝者 ―絶対合格の教室―』でも、いろいろなストレスが爆発し始めましたね。

起承転結の「転」を迎えるドラマ『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第7話について、元塾講師があれこれ語ります!

『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第7話 あらすじ

今回の主役は、桜花ゼミナール吉祥寺校の最下位Rクラスの、さらに最下位、石田王羅(横山歩)

王羅は教室で炭酸をぶちまけたり、池で泥だらけになったまま通塾したり、やんちゃな男の子です。

王羅の家は母子家庭で、母・三枝子(岩崎ひろみ)は仕事が忙しく、王羅を桜花ゼミナールに通させたのも、「進学塾が1番長い時間、子どもを預かって」くれるからでした。

自習室で騒がしい王羅に対し、Rクラスへ落ちてしまった大内礼央(粟野咲莉)の怒りが爆発します。

しかし、そこへ駆けつけた講師・橘勇作(池田鉄洋)は、間違って礼央を注意してしまいます。

橘の対応に激怒した礼央の保護者から連絡が入り、退塾の危機を迎えます。

この事態を招いた橘は、黒木蔵人(柳楽優弥)校長から、これからの「処遇」について脅されてしまいました。

しかし、黒木が出した結論は…

  • 王羅を新規開校する個別教室「ブルーミング」に移籍させる。
  • 橘を、来期からのブルーミング教室長として推薦(昇進)する。

というものでした。

生徒思いで熱心な橘のことを、黒木は陰ながら認めてくれていたようでした。

王羅は、個別指導で自分にあった勉強を始めることになりました。

礼央も、自分の勉強を見つめ直し、Rクラスから再出発することを明るい笑顔で宣言してくれました。

『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第7話 見どころ

最後には、モラハラ父親による事件の予感…

そんな第7話の見どころをご紹介します。

「30分の予定が1時間に。泣きたい」

保護者が涙して、懇談会が1時間に延長。
それに対して、桂歌子先生(瀧内公美)がポロリ…。

ドラマでは、夏休みを終えて2学期に突入。
志望校をだんだんとしぼりこんでいく時期です。

受験生にプレッシャーがかかってくるのと同じように、お母様・お父様にもだんだんと不安がのしかかってくる時期でもあります

そのふだんの不安が、懇談で爆発してしまうんですよね…

管理人ひかる
管理人ひかる

私も塾講師時代に、懇談時間の延長はよくありました

悩みを打ち明けてくださるお母様から、地元の中学校がいかに荒れているかを訴えるただただお話好きのお母様まで…
果ては、3者懇談になり、親子ゲンカで、どちらかが泣き出すなんてことも…

「そもそも小学生が毎日塾に来て座ってるって、これ、すごくね?」

第7話のもう一人の主役、Ωクラス担任の橘勇作先生のお言葉。

これまでコミカルなポジションで、桜花ゼミナール吉祥寺校を盛り上げていた橘先生ですが、今回はその熱さ、優しさ、そして、面倒見の良さが描かれていました。

中学受験の塾講師は、小学生の目線に合わせて話さなければなりません。
幼さゆえに、大人の論理が通じないことだってあります。

管理人ひかる
管理人ひかる

塾講師という仕事は、子どものことがある程度は好きじゃないとできない仕事でもあります

黒木先生もそんな橘先生の人柄を認めて、個別指導ブルーミングの教室長に推薦したんですね。

また、本来は外で遊びまわったり、ゲームをしたりしている小学生が、塾に来て何時間も勉強している。

橘先生の言うように、これって確かにすごいことですよね。
小学校に行ってから、塾に来てさらに勉強しているんですもんね。

勉強が好き、勉強が得意な子どもたちばかりではありません。
勉強が好きでなない、得意ではない子どもにとっては、かなりの苦行であることを大人は理解しておかなければなりません

「私の方があの子たちから多くのものを与えられている」

ついに黒木先生が大手塾ルトワックを退職した理由が判明しました。

理由があって塾に通えない子どもたちに、黒木先生は無料個人塾として教えていました。
でも、そのことがルトワックの社長にバレてしまい、退職するか、個人塾から手を引くかを迫られたというのです。

黒木先生は、名門ルトワックではなく、夜の街で子どもたちに教えることを選んだのでした。

管理人ひかる
管理人ひかる

そう、夜の街で教えていた姿が、黒木先生の「表の顔」だったんです

もちろん繁華街で、無料で塾を維持できるわけがありません。
きっと「STARFISH」での教え子である大森紗良(住田萌乃)のおじいちゃん・白柳桜花ゼミナール社長(岸部一徳)が、パトロンとしてバックアップしてくれているのでしょう。

しかし、自らを黒木の1番の理解者だと自負していた、ルトワックのエリート講師・灰谷純(加藤シゲアキ)には、黒木先生のその選択は理解できなかったようでした。

また、黒木先生自身、なぜ自分がルトワックではなく、STARFISHを選んだのか、自分でもわかりかねているようでした。

珍しく黒木先生から、自分の気持ちが吐露されましたね。

それにしても、黒木先生は灰谷先生が9月生まれだって知ってて、誕生日会の招待状を渡したんですね(笑)

「いいから俺の言う通りにすればいいんだ!」

そして、第7話の最後は、島津家のエピソードで締めくくられました。

桜花ゼミナール吉祥寺校トップの島津順(羽村仁成ジャニーズJr.)に、我流の勉強を押し付けるモラハラ父・弘(金子貴俊)が、家の中で暴れまわります。

家財を投げつけ、妻・優子(遠藤久美子)にも暴言を吐き…

その一部始終を電話越しに聞いてしまった黒木先生と佐倉麻衣(井上真央)は、急いで島津家に駆けつけます。

しかし、そこにはパトカーが…

\原作マンガ『二月の勝者』はこちら!/
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