こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
中学受験の当日ってどう過ごしたらいいの?
バタバタしそうだし、緊張しそう…
いよいよ中学入試本番、緊張したり、不安になったりしていますよね。
中学入試は、小学生たちが初めて通る人生の「試練」と言ってもいいかもしれません。
ですので、緊張してしまうのも、不安になってしまうのも当然です。
今回の記事では…
- 中学受験の当日の過ごし方7か条
がわかります。
中学受験の当日をベストコンディションで駆け抜けられますよう、応援しています!
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
中学受験の当日の過ごし方 7か条
中学受験の当日にベストを発揮するための7か条を見ていきましょう。
入試当日をベストコンディションで駆け抜けるには…
- 早起きする
- 目覚めの問題を解く
- 持ち物の最終チェックをする
- 余裕を持って会場に着く
- 心はホットに頭はクールに
- 休み時間に答え合わせをしない
- 早寝する
の7つです。
1つ1つくわしく見ていきましょう!
早起きする
人間の脳は、起きてから2~3時間たたないと働きません。
頭がしっかりと回った状態で、試験をスタートするためにも早く起きましょう。
とはいえ、余裕を持って試験会場に向かえば、試験開始の2~3時間前には起きることになります。
午前入試はたいてい9時頃からスタート
→8時半には集合・諸注意
→8時頃には会場入り
→余裕を持って7時頃には家を出発
→6時頃には起床
という感じですね。
いつも小学校に登校する朝よりも早いはずです。
窓の外は、まだ真っ暗でしょう。
試験当日の朝は、早く起きて、少しずつ体と頭を動かしていきましょう。
出発ギリギリまで寝ていて、お母様・お父様にたたき起こされるというのは避けたいですね。
目覚めの問題を解く
さきほど、朝は頭が働いていないとお伝えしました。
その頭を強制的に働かせる方法があります。
それが…
目覚めの問題
です。
「目覚めの問題」とは、入試当日の朝に解くテスト問題のことです。
算数の計算問題や基本問題がピッタリでしょう。
受験校の過去問の大問1や大問2などで使用するといいでしょう。
算数の計算問題や基本問題を解くとなると、頭を働かさなければなりませんよね。
朝一番のトレーニングにちょうどいいのです。
朝の勉強を習慣化しているご家庭なら、いつもの内容でOKです
ただ、算数の難しい問題や国語の文章は避けておいた方がいいでしょう。
難しい問題を朝に挑戦してしまうと、「解けない…どうしよう…」と不安を煽ってしまいかねません。
勢いをつけたい試験当日の朝には、勢いを失うのは避けたいところです。
また、国語の文章は、余計に眠たくなる受験生がいるので要注意です。
頭を働かせようとしているのに、頭の動きを止めてしまっては本末転倒ですね。
朝ごはんをしっかり食べるとともに、算数の基本問題で脳を活性化させましょう!
持ち物の最終チェックをする
中学受験の前日の過ごし方についての記事で、前日に持ち物を準備しておきましょうとお伝えしました。
前日には、カバンの横に、持ち物を並べておきます。
そして、当日に「持ち物リスト」に沿って、今度はカバンの中に入れていきます。
すると、前日と当日でダブルチェックできるので、忘れ物をなくすことができます。
また、当日の朝にカバンの中に確実に入れることによって…
昨日、受験票をカバンに入れたっけ…
記憶がない…
という疑心暗鬼を取り除くこともできます。
「持ち物リスト」の基本は、以下の通りです。
- 受験票
- 筆記用具
- 時計
- 上靴(スリッパ)
- 防寒具
- カイロ
- 水筒
- ハンカチ
- ティシュ
- お守り
- マスク
また、当日の天気によっては、傘などの雨具が必要でしょう。
大雨の場合には、替えの靴下なども持っていっておくといいかもしれません。
1月・2月の朝はとても寒いので、しっかり温かくして、出発してくださいね!
中学受験前日の過ごし方について、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
余裕を持って会場に着く
1月の朝は寒くて、雪になることもあります。
大雨になると、電車が遅延したり、道が混んだりすることもあるでしょう。
試験当日はただでさえナーバスになっているものです。
「遅れるかも…」という遅刻への不安は、取り除いておきたいですね。
実際、人身事故で別ルートで会場に向かわなければならないこともありました
また、早く試験会場に着いたら、トイレを済ませておきましょう。
試験直前には、受験生みんながトイレに行くので、特に女子トイレは混み合うことが多いでしょう。
暗記モノなどの最終チェックをして、ゆっくりと試験に向けて、集中力を高めていきましょう。
試験会場に着いて見送る、お母様・お父様も心配ですよね…
お母様・お父様はぜひどっしりと構えて、「いってらっしゃい!」とシンプルに送り出してあげてくださいね。
あまり細かいアドバイスをしたり、「合格」という言葉を使い過ぎたりすると、プレッシャーに感じてしまうこともあります。
持てる力を発揮する
ことを軸にお声かけしてあげてくさいね。
心はホットに頭はクールに
「良い緊張感」と「悪い緊張感」があります。
「悪い緊張感」を感じると、ガチガチになってしまって、本来の実力が出せなくなってしまいます。
一方、「良い緊張感」は、集中力を高めてくれます。
入試本番にベストスコアをたたき出す受験生も少なくありません。
中学入試という緊張感の中で、集中力が極限まで高まる子が結構います。
「ゾーンに入る」っていうやつやな
では、どうすれば「良い緊張感」を保てるのでしょうか?
それは…
これまで努力を積み重ねてきたという自信
です。
試験本番は、塾の先生も友達も、お母様・お父様も助けてはくれません。
受験生が自分1人で、入試問題に立ち向かわなければなりません。
結局、試験本番は頼れるのは、自分だけです。
あんなにもたくさん問題を解いたんだ!
お母さん、お父さん、先生とがんばったな…
不安や緊張を完全に取り除くことはできません。
その不安や緊張を忘れるくらいに、入試問題に集中できるのがベストです。
また、「心はホットに頭はクールに」ではありませんが、「頭寒足熱」とよく言いますね。
頭を働かせるには、頭は涼しい状態が好ましいです。
一方で、足は温かい方がいいということですね。
試験会場は寒いかもしれませんし、必要以上に暖房がきいているかもしれません。
上着を脱いだり着たりして、体温調節できるようにしておくといいでしょう。
休み時間に答え合わせをしない
試験が終わったら、その答えがすぐに知りたくなるものです。
「はいしゃく」って漢字でどう書くんだっけ?
足利義満だったかな、義政だったかな…
とても気になりますよね。
でも、前の試験教科のことを引きずることはやめましょう。
終わってしまった試験のことを考えても、点数が上がるわけではありません。
それよりも、次の試験教科でベストを尽くせることの方が大事です。
前の試験教科の気になることは、いったん棚上げして、次の教科の準備をしましょう。
また、自分は気にしないようにしていても、周囲の雑音は聞こえてくるものです。
友達同士で答え合わせする受験生もいるやん…
周囲からの雑音には、できるだけ耳を貸さないようにしましょう。
休み時間に間に、トイレに行ったり、ストレッチしたり、次の教科に心と頭を切り替える方が大切です。
午後入試まで時間がある場合には、答え合わせをしてもいいかもしれません。
もしかしたら午前入試で疑問に思った内容が、午後入試で出題されて、得点できるかもしれません。
ただ、答え合わせをすることによって、やはり落ち込んでしまいそうなら、午後入試までの間も答え合わせはしない方がいいでしょう。
早寝する
試験、お疲れさまでした。
朝早くに起きて、試験を受ける…
お昼の間に移動して、午後入試も受ける…
体力も気力も、かなり消耗して疲れたはずです。
翌日にまだ試験が控えている場合には、翌日に備えて、早く寝ましょう。
次の日に、疲れを残さないことが大切です。
中学受験は午前も午後も入試があり、短期決戦なのでハードですね
翌日の試験も、ベストコンディションで受験できるように、しっかりと心と体を休めてくださいね。
お母様・お父様も、ぜひねぎらってあげてください。
試験の出来も気になるので、「どうやった?」と聞いてあげますよね。
子どもたちも、お母様・お父様に話したいことがいっぱいあるはずです。
たくさん聞いてあげてくださいね。
一方で、あまり話したがらない受験生もいるはずです。
その場合には、そっと見守ってあげた方がいいかもしれません。
不合格やったときの、予防線も張りたくなるやんな
お母様・お父様もお疲れ様です。
朝早くからの付き添い、お子様への気配り、大変だと思います。
そんな中学受験の伴走もあと少し。
受験生はもちろんですが、お母様・お父様もベストを尽くせるよう陰ながら応援しています。
まとめ:中学受験の当日の過ごし方【入試でベストを発揮する7か条】
中学受験の当日の過ごし方や注意点をまとめました。
余裕を持って、そして、万全の準備を整えて、試験会場に向かいましょう。
1月・2月の冷たい朝の空気を吸うと、身も心も引き締まります。
受験生のみなさんが、これまでの努力の成果を発揮し、ベストを尽くせることを祈っています。