こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
以前の記事
『【無学年制オンライン教材すらら】子どもにとっての3つのメリット』
『【保護者にはどんなメリットが?】「すらら」でオンライン学習』
では、「すらら」の長所をご紹介しました。
でも、いいところだけをご紹介するのは、フェアじゃないですよね。
今回の記事『【デメリットは何?】オンライン教材「すらら」の3つの弱点とは』では、プロ家庭教師の私から見た、「すらら」のデメリットをご紹介します!
無学年制オンライン教材「すらら」とは
「すらら」は、「株式会社すららネット」が開発した、無学年制のインターネット学習教材です。
パソコンやタブレットがあれば、自宅でも学習に取り組める、eラーニング教材です。
小学1年生から高校3年生の学習内容まで、復習も先取りも自由にできます。
全国約1075校の学習塾、約1096校の学校で導入されています。
関西圏では、近畿大学附属中学校が有名ですね。
(2021年3月現在)
「すらら」公式のYouTube動画はこちらです↓
無学年制オンライン教材「すらら」の3つのデメリット
たくさんの塾や私立の学校で採用されているのに、いったいどんなデメリットがあるのでしょうか?
「すらら」のデメリットは…
- 高校内容は3教科だけしかない
- 勉強が得意な子にはものたりない
- インターネット環境が前提
の3つだと私は考えています。
1つ1つくわしく見ていきましょう!
1.高校内容は3教科だけしかない
まず、1つ目のデメリットは、「高校内容は3教科だけしかない」ことです。
小学生・中学生内容は、5教科(国・数・理・社・英)の教材が用意されています。
(※理・社は小学3年生以上、英は中学生以上)
でも、高校内容は、英語・数学・国語の3教科しか教材がありません。
数学は数Ⅲ・C、国語は漢文が含まれていません。
レベルもセンター試験レベルまで、となっています。
確かに、物理・化学・地学・生物、日本史・世界史・地理・政治経済・現代社会・倫理など、高校内容の理科と社会でオリジナル教材を作るとなると、膨大な数となりますよね…(汗)
ですので、高校内容の理科や社会、数Ⅲ・C、そして、漢文を学習したいお子様には、「すらら」では不十分です。
「すらら」のメインターゲットは、小学生と中学生と考えてもいいかもしれませんね。
2.勉強が得意な子にはものたりない
「すらら」の2つ目のデメリットは、「勉強が得意な子にはものたりない」という点です。
「すらら」は勉強が苦手なお子様でも取り組みやすいように、「スモールステップ」を意識して作られています。
たとえば、1つの単元を10から15くらいに区切って、レクチャーが作られています。
そのため、1つのレクチャーは平均15分程度でまとめられています。
勉強が得意な子にとっては…
「そんなに細かく区切らなくてもわかるよ!」
と感じてしまうかもしれません。
実際、「すらら」は学習指導要領には沿っていますが、中学受験のような学習指導要領を超える内容はカバーしていません。
たとえば、「つるかめ算」や「倍数変化算」など、中学受験独特のいわゆる「古典算」は、「すらら」には収録されていません。
ただ、苦手単元のフォローとしては、「すらら」を活用することはできます。
その証拠に、近畿大学附属中学校をはじめ、多くの私立中学校が「すらら」を導入しています。
応用問題に取り組ませる前に、「すらら」を使って基礎固めをしておくことは有効です。
特に「すらら」で際立っている特徴が、「無学年方式」です。
「無学年方式」というのは、学年にとらわれず、学年をさかのぼって復習したり、次の学年を先取りしたりすることが自由にできるということです。
「苦手な単元があり、ピンポイントで克服したい!」
というお子様には「すらら」は向いています。
でも…
- 最難関の中学校・高校を受験する
- 塾の授業で困っているところはない
というようなお子様には、「すらら」は不要でしょう。
「無学年方式」について、くわしくは公式サイトをご覧ください↓
3.インターネット環境が前提
「すらら」の3つ目のデメリットは…
特に思い浮かびませんでした(笑)
ですので、少し難癖をつけるというか、デメリットとして無理やりひねりだした感が強いのですが、「インターネット環境が前提」という点です。
「すらら」は、パソコン・タブレットで学習するeラーニング教材です。
ですので、パソコンやタブレットがなければ、そして、インターネット環境が整っていなければ、「すらら」を使うことができません。
中には…
「スマホだけで日常生活はじゅうぶんだから、パソコンもタブレットも持ってない」
というご家庭もあるかもしれません。
…すみません、ちょっと強引すぎましたね(汗)
【デメリットは何?】オンライン教材「すらら」の3つの弱点とは まとめ
無学年制オンライン教材「すらら」のデメリットは…
- 高校内容は3教科だけしかない
- 勉強が得意な子にはものたりない
- インターネット環境が前提
の3点です。
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「すらら」のメリットに関する記事も、ぜひあわせてご覧ください↓