こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
プロ家庭教師としてたくさんのご家庭にうかがっていますが、ご家庭のご要望として多いのが浜学園 の宿題フォローやテスト対策です。
毎月行われる公開テストは、クラス替えや志望校別特訓の受講資格にも関わってくるので…
なんとしても点数(偏差値)を取りたい!
というお子様、お母様・お父様が多いのですよね。
今回の記事では、浜学園の…
- 6年生の国語の公開テストの出題傾向や対策
がわかります。
しっかり対策をして、公開テストに臨んでくださいね。
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
浜学園の公開テストとは?
関西圏の中学受験の最大手浜学園 では、毎月、第2日曜日に「公開学力テスト」が実施されます。
のべ500回以上実施され、6年生になると約3000人もの小学生が受験しています。
めっちゃ多いやん
塾生は、この「公開テスト」と、毎回の授業でおこなわれる「復習テスト」の結果をもとに、「クラス分け」されます。
ですので、クラスアップしたい場合、公開テストで偏差値を上げる必要があります。
また、6年生の主に1学期の公開テストの成績は、7月以降の「日曜志望校別特訓」の受講資格にも関係します。
だからこそ、公開テストで結果を残すことが大切なんですね
小学6年生の公開テストの試験時間は…
国語 | 45分 |
算数 | 45分 |
理科 | 30分 |
社会 | 30分 |
です(2022年現在)。
3科にしぼっている場合は、国語・算数・理科の3教科受験が可能です。
小学4・5年生の公開テストに比べると、時間が長くなっています。
また、塾生でなくても、公開学力テストだけ受験して、腕試しすることもできます。
浜学園の公開テストの難易度・レベルは?
浜学園は、灘・甲陽学院・東大寺学園・大阪星光学院・ 神戸女学院・四天王寺・洛南高附属・西大和学園といったトップ校の合格実績をウリにしています。
ですので、公開テストも難しく作られています。
平均点は40点台、50点台ということが、よくあります。
そんなテスト、うちの子には無理かも…
そう思われるお母様・お父様もいらっしゃいますよね(汗)
実際、小学校のテストでは、いつもほぼ100点満点であっても、塾のテストでは歯が立たないということはよくあります。
それくらい、中学受験独特の問題が出題されるので、小学校の学習内容とは、大きくかけ離れています。
難しそうやな…
公開テストは「偏差値」を出すために実施されます。
「偏差値」とは、全体の中でどの位置にいるのかを示す、相対的な数字ですね。
ですので、平均点を低くした方が、点数を散らばらせることができる。
つまり、偏差値という数字で、生徒の学力を示しやすくなります。
かんたんなテストで平均点が85点とかだと、上位層のレベルがはっきりとはわかりませんよね。
※関西圏の中学受験塾を比較した記事はこちらです↓
浜学園の公開テストの結果は?
公開テストの結果は、約1週間ほど返却されます。
成績表には、自分の…
- 点数
- 平均点
- 偏差値
- 順位
が、書かれています。
また、各設問における、正答率ものっています。
正答率が90%なら、受験生の10人に9人が正解できている基本問題、正答率が5%なら、受験生の100人に5人しか正解できていない、受験生をふるいにかける難問ということです。
受験生の正答率に応じて…
- A問題:正答率80%以上
- B問題:正答率30%以上(80%未満)
- C問題:正答率30%未満
と問題を分け、受験生自身がどれくらいのレベルの問題が解けているかも、チェックすることができます。
それに、これまでの成績ものっているので、折れ線グラフを見れば、成績の推移も確認できます。
また、6年生の主に1学期の公開テストの成績は、7月以降の「日曜志望校別特訓」の受講資格にも関わってきます。
志望校対策をスムーズにスタートするためにも、公開テストで結果を残しておかなければなりません。
だからこそプロ家庭教師を雇って対策するご家庭が多いんですね
※中学受験合格へのロードマップはこちらの記事をご覧ください↓
浜学園の公開テストの国語はどんな問題?
では、いよいよ浜学園の公開テストの国語は、どんな形式なのかを見て、対策を考えていきましょう!
【時間】
45分
【満点】
100点
【構成】
- 漢字
- 読解問題
- 読解問題
【特徴】
1.漢字6問・読解20問(うち記述2題)が出題される
浜学園の6年生国語の公開テストでは、出題される問題数・配点が決まっています。
- 漢字6問(2点×6問)
- 読解問題2題(4点×18問)
- 記述問題2題(8点×2問)
となっています。
2.実戦的な読解問題が出題される
5年生まの公開テストでは、読解問題は1題だけ出題されましたが、6年生からは2題出題されるようになります。
文章の内容はさまざまですが、最高学年である6年生の公開テストは、文章が長く、難しい設問になってきます。
特に物語では、主人公が成人であったり、歴史小説が出題されたりすることもあり、小学生にとってはなじみのない文章が出題されることもあります。
説明文も入試問題と遜色ない、実戦的な問題が出題されます。
3.記述問題が2題出題される
5年生までの公開テストでは、記述問題は出題されませんでしたが、6年生になると記述問題も出されます。
比較的書きやすい記述問題も出題されることもありますが、「2つ以上の情報をまとめなければならない記述問題」など、難しい記述問題も出題されます。
浜学園4・5年生の国語の公開テストに関する記事はこちらです↓
【対策】
では、どのように対策をしていけばいいのでしょうか?
公開テストへの対策方法を見ていきましょう。
※中学受験の国語の勉強法について、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
1.漢字6問・読解20問(うち記述2題)が出題される
漢字は読みとりと書きとりが出題されます。
中には難しい漢字の書きとりも、けっこう出題されています。
公開テストにはテスト範囲がありませんので、ふだんから漢字の学習にきちんと取り組んでおく必要があります。
たしかに漢字は一朝一夕では身に付かへんな
中学受験の漢字のおすすめ問題集はこちらをご覧ください↓
45分という制限時間の中で、計26問の問題を解かなければなりません。
出題される文章も長いので、常に時間との勝負になります。
本番の入試に備えて、時間配分を意識するトレーニングを積んでおきましょう。
大問1の漢字の6問はすぐに終わらせて、読解問題に時間を残しておきましょう。
じっくりと悩む時間はありません。
大問2・3の読解問題も、解ける問題から解いて、確実に得点していきましょう。
時間切れになってしまう受験生は、けっこう多いでしょう
読むスピードが速いお子様は、先に読み通して(通読)してから、設問を解いてもいいでしょう。
ただ、読むのがゆっくりのお子様は、通読していると、解く時間がなくなってしまうことがよくあります。
その場合には、ある程度読み進めたら、傍線部に関する問題を解く。
つまり、「読みながら解く」スタイルで取り組んだ方が、点数は出やすいでしょう。
読解のスタイルについて、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
2.実戦的な読解問題が出題される
他の教科と違って、出題範囲が決められていないのが、国語の特徴です。
それに、出題されるジャンルがわかったからといって、国語は対策がしやすくなるわけではないですよね…
国語の難しいところです…
ふだんから時間を意識して、テンポよく読解問題を読み解く練習をしておく必要があるでしょう。
もし公開テストの過去問が手に入るなら、過去問を解いて慣れておくのも1つの手です。
メルカリでけっこう出回ってますよ
3.記述問題が2題出題される
さきほどご紹介したとおり、比較的書きやすい記述問題もあれば、難しい記述問題も出題されます。
制限時間が45分しかありませんので、難しい記述問題で時間をかけるわけにはいきません。
この記述問題は時間がかかりそうやな…
と感じたら、難しい記述問題は、いったん飛ばしておくといいでしょう。
余裕があれば、あとで再チャレンジするという順番がおすすめです。
他の記号問題や抜き出し問題を確実に正解し、得点しておくほうが大切です。
また、記述問題に苦手意識を持っているお子様の場合には、記述問題は満点を狙うのではなく、まずは部分点をかせいでいくといいですね。
記述答案の書き方について、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
ただし、記述問題は、独学が難しいですよね。
自分が書いた答案が、正解なのか、まちがっているのか、あるいは、部分点を何点もらえるのか分かりにくいからです。
ご家庭で記述の対策が難しい場合には、国語のプロに添削してもらうのがおすすめです。
実際、個別指導や家庭教師を利用して、塾のサポートをするご家庭は多いですよね。
大学生のアルバイト講師には、荷が重いでしょう。
中学受験の国語、浜学園の国語に精通した、プロ講師を利用するようにするといいでしょう。
浜学園の公開テストを有効に使おう
テストの結果を見ると、一喜一憂してしまいますよね。
ただ、模擬テストでは、自分の弱点、つまり、「伸びしろ」があぶりだされます。
一喜一憂するだけでは、もったいないですね
さきほどお伝えした通り、公開テストの成績表には、設問ごとの正答率がのっています。
受験者の正答率が高いのに、まちがってしまった問題はありませんか?
そういう問題は、なぜまちがってしまったのか分析して、まちがい直しをしておきましょう。
ただ、どこまでの問題をまちがい直しするかは、お子様によって違ってきます。
その教科が得意な生徒であれば、正答率が数%の難問までテスト直しをしてもいいでしょう。
一方、その教科が苦手な生徒の場合には、まずは正答率が60%・50%あたりの問題までのまちがい直しで大丈夫です。
すべてを網羅したい気持ちになりますが、まずは自分の実力プラスアルファの問題を解けるようになることが大切です。
読解問題のまちがい直しについて、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
国語には個別指導が効く
もし、どの問題を解き直しすればいいのか迷ってしまう場合には、塾の先生に相談してみるといいでしょう。
あるいは、第三者に相談してみるもいいでしょう。
特に国語は「つまずきポイント」が多岐にわたるので、意外かもしれませんが個別指導向きの教科です。
もし塾に通っているのに、国語で伸び悩むことはよくある話です。
その場合には、マンツーマンの家庭教師などを利用するのも有効です。
ただし、大学生のアルバイト講師には、荷が重いでしょう。
中学受験の国語、浜学園の国語に精通した、プロ家庭教師を利用するのがおすすめです。
6年生の公開テストは、志望校別特訓の受講資格に関わる大切な模試です。
復習テストとともに、しっかりと対策を立てて、公開テストに臨みたいですね。