こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
家庭教師を利用したいけど、ウィルス感染が心配…
そのようにお悩みのお母様・お父様も多いのではないでしょうか?
そんな中で今、急増しているのが…
オンライン家庭教師
です。
今回の記事では…
- オンライン家庭教師のメリット
- オンライン家庭教師のデメリット
がわかります。
ぜひ上手にオンライン指導も取り入れてくださいね。
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
オンライン家庭教師とは?
まず、「オンライン家庭教師」とはどういうものなのか、確認しておきましょう。
本来、家庭教師はご家庭にうかがって、マンツーマンで対面授業をおこなってきました。
でも、インターネット環境が整って、オンライン上でマンツーマン指導を受けられるようになってきました。
最近では、ほとんどの家庭教師センターが、オンライン指導に対応してきています。
むしろオンラインに対応していないと、取り残されている感じすらしますよね
WEB会議システムで有名になった「Zoom」などを利用して、オンラインで指導します。
特にコロナウィルスがまん延してからは、オンライン家庭教師が注目されるようになりました。
対面指導をいったんストップさせた家庭教師センターもあり、オンライン指導は一気に普及しました。
実際、私が担当するご家庭でも「コロナが落ち着くまではオンラインで」と、オンライン指導に切り替えられたお母様・お父様もいらっしゃいます。
オンライン家庭教師の3つのメリット
まず、オンライン家庭教師のメリットから見ていきましょう。
オンライン家庭教師のメリットは…
- どこにいても指導が受けられる
- 家庭教師の交通費の負担がない
- 感染症のリスクがゼロ
の3つだと私は考えています。
1つずつくわしく見ていきましょう。
メリット1.どこにいても指導が受けられる
まずオンライン家庭教師の最大のメリットは「どこにいても指導が受けられる」ことです。
従来の訪問型の家庭教師では、「講師の移動距離」が制約になっていました。
つまり…
あの先生の授業を受けたいけど、遠くに住んでいるからムリ…
地方に住んでいるから、家庭教師自体が少ない…
ということが起こっていました。
首都圏や関西圏などは、たくさんの講師がいます。
一方、地方では、プロ家庭教師も、大学アルバイト家庭教師もたくさんいるわけではありません。
公共交通機関が少なく、講師の移動手段が限られてしまう地域もあるでしょう。
でも、オンライン家庭教師なら、生徒と講師が遠く離れていても、授業が成立しますね。
私は大阪府に住んでいますが、関東や中部地方にお住まいのご家庭から、指導のご依頼をいただくこともあります
講師側も自宅にいながら指導できるので、移動時間が節約できるというメリットがあります。
メリット2.家庭教師の交通費の負担がない
家庭教師がご自宅に訪問するときにかかる「交通費」は、ほとんどの場合、ご家庭負担になります。
ご家庭から講師に直接交通費を手渡しする場合や、家庭教師派遣センターを通して引き落としになる場合もあります。
(中には、「交通費込みの指導料金」という家庭教師派遣センターや個人契約もあります)
たとえば、往復で1,000円(週1回)かかるとすると、1年50週で…
1,000円/回 × 50週/年 = 50,000円
にもなります。
交通費もけっこうな経済的な負担やな…
でも、オンライン家庭教師なら、交通費のご家庭負担がありません。
指導料金のみで、家庭教師を利用することができます。
メリット3.感染症のリスクがゼロ
この数年間で、オンライン家庭教師が急増した理由が「コロナウィルス」ですね…
さきほどもご紹介した通り、緊急事態宣言が発令されたときには、対面指導をいったんストップさせた家庭教師センターもあるほどです。
ご家庭での対面指導が再開してからも、手洗い・消毒、マスク・フェースシールドの着用など、きちんとした感染対策がとられるようになりました。
どこの業界もたいへんやもんな
ただ、対面指導では、感染のリスクはどうしてもゼロにはなりません。
実際、私が担当する生徒もコロナに感染し、指導がストップしたことがあります。
また、生徒や講師が濃厚接触者になっただけでも、対面の指導はストップしてしまいます。
でも、オンライン家庭教師なら、感染症のリスクがゼロ。
ウィルス感染を気にせず、授業を受けることができます。
また、「濃厚接触者に指定されたけど、自分は元気」というお子様もいますよね。
そんな場合にも、オンライン家庭教師なら、気にせずに学習を継続することができます。
特に受験生には、死活問題です
コロナウィルスはもちろん、受験前にはインフルエンザや他の風邪も心配です…
入試前だけオンライン指導に切り替えるというのも、1つの手ですね。
オンライン家庭教師の3つのデメリット
一方、オンライン家庭教師のデメリットは何なのでしょうか?
オンライン指導のデメリットは…
- ネット環境も左右される
- 板書や指示が伝わりにくいときがある
- 生徒の手元や目線が講師から見えにくい
の3点だと、私は考えています。
1つずつくわしく見ていきましょう。
デメリット1.ネット環境に左右される
まず、オンライン家庭教師は「インターネット環境」であることが大前提です。
ほとんどのご家庭が、インターネットを使えるとは思います。
ただ、最近ではスマートフォンがあればじゅうぶんなので、パソコンを持っていないというご家庭もありますよね。
PCのキーボード入力に慣れていない子どもが、逆に増えてきているという話もあるやん
もちろんスマートフォンでオンライン家庭教師を利用することも可能です。
でも、スマホやタブレットのスクリーンはあまり大きくありません。
あまりに小さいスクリーンでは、講師の板書(ホワイトボード)が見えにくいこともあるでしょう。
また、ネット接続が不安定で、指導中に映像が固まったり、音声が途切れたりするトラブルもあります。
私も何度か「おーい、聞こえる?見える?」とオンライン指導で、生徒に呼びかけたことがあります
インターネット環境だけでなく、パソコンそのものの動きがよくない場合も困ります。
つまり、必ずしも、すべての家庭がオンライン家庭教師の利用にぴったりとは言えないということです。
一方、年配の先生で、「機械関係は苦手…」とか「ネット接続でトラブルが起こっても対処できない」という講師もいますね。
デメリット2.板書や指示が伝わりにくいときがある
さきほど、インターネット環境が不安定で、映像や音声が止まってしまうトラブルもあるとお伝えしました。
それだけでなく、対面でのリアル指導に比べると、板書や先生から指示がわかりにくいときがあります。
たとえば、ホワイトボードのマーカーの色。
ホワイトボードでは、黒のマジックをメインに、赤や青を使って重要事項を強調する先生が多いですよね。
でも、スクリーン越しでホワイトボードを見ると、黒と青の見分けがつかないことがあります。
ですので、私はオンライン指導では、青ではなく、緑のマーカーを使うようにしています
また、指示にひと手間かかってしまうというデメリットもあります。
対面の指導なら「ここ読んで」とか「ここに線引いて」など、直接指で示せば、すぐに伝わります。
でも、オンラインでは「10ページの8行目読んで」とか、「3つ目の例文に線を引いて」など、講師が具体的に伝えなければなりません。
生徒も「えーっと、10ページの8行目…」と、数えたり探したりする手間がかかり、指導にタイムラグが生まれてしまいます。
デメリット3.生徒の手元や目線が講師から見えにくい
3つ目のデメリットは、生徒側ではなく、主に講師側のデメリットです。
それは、講師から「生徒の手元や目線が見えにくい」ということです。
講師は生徒たちに問題を解かせながら、どのように解き進めているのをチェックしています。
あ、途中で計算まちがいしてるぞ…
おいおい、暗算せずに途中式を書いてよ!
うーん、ぜんぜん違うところを目で追っているな…
このように、生徒の目線やノートを見ることで、講師は生徒の思考を追っていると言ってもいいでしょう。
でも、オンライン指導では、生徒のノートや目線を、パソコンやタブレットのカメラで把握することは難しいのです。
講師の側から見ると、問題を解いている生徒の頭頂部だけが、スクリーンに映っている状況です…
中には、手元を映してくれるカメラを貸してくれる家庭教師派遣センターも出てきました。
つまり、生徒の顔と手元の両方が、講師から見えるということです。
有料でレンタルの場合と、無料で貸してもらえる場合がありので、確認してみましょう。
便利な世の中になったな
まとめ:オンライン家庭教師のメリット・デメリット
オンライン家庭教師の3つのメリットは…
- どこにいても指導が受けられる
- 家庭教師の交通費の負担がない
- 感染症のリスクがゼロ
でした。一方、オンライン家庭教師のデメリットは…
- ネット環境も左右される
- 板書や指示が伝わりにくいときがある
- 生徒の手元や目線が講師から見えにくい
の3つでした。
最近では、ほとんどの家庭教師派遣センターがオンライン指導を取り入れています。
オンライン家庭教師のメリットとデメリットを検討して、上手にオンライン家庭教師を利用してくださいね!
「やっぱり従来の対面型の家庭教師がいい」という場合には、家庭教師センターを比較しましょう↓