こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
まわりの子たちは塾に行き始めてる…
いつから塾に通わせたらいいの?
そのようにお悩みのお母様・お父様も多いのではないでしょうか?
全国で5万もの学習塾は存在しています。
絶対に必要っていうわけじゃないけど、みんな通っている塾…
確かに不思議な存在ですよね。
今回の記事では…
- 中学1年生から塾は必要か
- いつから入塾するのがベストか
- 塾選びのポイント
がわかります。
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
中学1年生から塾は必要?
まず、結論から言うと、中学1年生から塾に通う必要があるかというと…
ケース・バイ・ケース
なので一概には言えません。
ずるいやん。
はっきり答えてや。
もちろんこれからくわしくお話しします!
※高校受験合格へのロードマップは、こちらの記事をご覧ください↓
いつから入塾するのがベスト?
中学1年生から塾に通う必要があるかどうかは、ケース・バイ・ケースだとお伝えしましたが、では、いつから入塾するのがいいのでしょうか?
塾に通うべきタイミングは…
- 難関高校を目指すなら小6の3月から
- 定期テストでじゅうぶん点数が取れているなら中3からでもOK
- つまずきを感じたらできるだけ早く
- 小学校内容が身に付いていないなら集団塾は危険
です。
どんなタイプの塾を選ぶべきなのかも含めて、くわしく見ていきましょう。
難関高校を目指すなら小6の3月から
まず、ご家庭の方針として、難関高校を目指すなら、中学1年生から集団(クラス形式)塾に通っておくことをおすすめしています。
ただ、高校受験は2月・3月におこなわれるため、3月頃から集団塾では新年度の授業が始まることがほとんどです。
つまり、小学6年生の3月の段階で、新中1の授業が集団塾ではスタートするということ!
まだ中学校に入学してないやん
小6の3月から、中学準備として、先取り学習が始まります。
予習型で授業が進むため、余裕を持って、学校の授業や定期テストに臨めます。
もちろんスタートダッシュが良かったからといって、3年後必ず難関高校に合格できるわけではありません。
それに、集団塾に通っていれば、必ず成績が上がるわけでもありません。
難関高校を目指す場合には、3年間きちんと学習に取り組む必要はあります。
特に大手の進学塾では、学力別にクラス分けをしているでしょう。
難関高校を目指すなら、常に上位のクラスに在籍しておくことを目標にしておくといいですね。
定期テストでじゅうぶん点数が取れているなら中3からでもOK
定期テストで望んでいる点数が取れている場合には、すぐに集団塾に通わなくてもいいでしょう。
クラブ活動が忙しくて、塾に通う時間はない…
それでも定期テストは何とかなっているし…
そのようなお子様は、小学校内容も身に付いているし、中学校内容もある程度は基礎が身に付いているはずです。
ただ、それでも中学3年生になる頃には、集団塾に通っておくのをおすすめしています。
というのも、定期テストと高校入試は別物だからです。
定期テストは出題範囲がしぼられています。
一方、高校入試本番の試験は、中学校の全範囲から出題されますね。
定期テストで点数を取れていても、入試ではそうはいかんっていうことか
入試をしっかりと分析したプロ講師の授業で、受験に向けて効率よく勉強するといいでしょう。
高校入試を見すえたカリキュラムを組んでいるので、余裕を持って、受験対策ができます。
個別指導という手もありますが、理解力があり、基礎が身に付いているなら、集団塾に通った方が、知識やテクニックを効率的に吸収できるでしょう。
基礎が身に付いている子は塾に通うと、水を得た魚のように、急成長することがあります!
また、塾も、高校や入試に関する情報をたくさん持っています。
中学校の先生以外の「セカンドオピニオン」として、塾を利用するのもおすすめです。
つまずきを感じたらできるだけ早く
ある時点までは、順調に学習が進んでいたとしても、何かがきっかけでつまずいてしまうことがあります。
たとえば、英語であれば…
中1の2学期で三単現がよくわからない…
中2の不定詞で文構造が複雑になった…
という感じです。
もし自分で解決できそうになければ、できるだけ早く塾を利用するのが大切です。
わからないまま放っておくと、わからないことがだんだんと積み重なっていき、苦手を克服するのにとても苦労してしまいます。
ただ、さきほど紹介した通り、集団塾は中学校よりも速い進度でカリキュラムを組んでいます。
ですので、年度の途中で集団塾に入ろうとすると、習っていない単元が出てしまいます。
すると、つまずきが余計に大きくなってしまう可能性があります。
せっかく苦手を解消しに塾に行ったのに、傷口が広がるのは避けたいですよね…
その場合には、個別指導塾や家庭教師を利用するといいでしょう。
個別指導や家庭教師なら、お子様の状態に合わせて指導できます。
どの単元からでも、無理なくスタートすることができますね。
小学校内容が身に付いていないなら集団塾は危険
小学校での学習内容が身に付いていない場合、集団形式の塾に通うのはとても危険です。
なぜなら、クラス形式では、過去の苦手までさかのぼってることは難しいからです。
たとえば、中1数学で正負の数を学んでいて、つまずきを感じたとします。
でも、そのつまずきは、実は小学校の分数計算が苦手だったことをひきずっているのかもしれません。
また、方程式が急にわからなくなった場合、方程式が苦手なのではなく、小学校で習った速さ・時間・距離の関係や、割合でつまずいていることはよくあります。
そうやったんか…
小学校の学習内容があまりにも抜け落ちている場合には、集団塾に入っても、空回りしてしまう可能性が高い…
入塾テストの段階で、断られることもあるかもしれません。
でも、きちんと断ってくれた方が、実はむしろ親切なんです。
不親切な塾だと、とりあえず生徒数を集めるために、集団形式では勉強が難しい子も、無理に入塾させてしまうことがあります。
いわゆる「お客さん状態」です…
ですので、小学校の学習内容があまり身に付いていない場合には、個別指導塾や家庭教師から始めたほうがいいでしょう。
個別指導や家庭教師なら、苦手な単元にさかのぼって、弱点を克服しやすいです。
はじめは個別指導塾や家庭教師で苦手を克服し、学年が切り替わるころに、集団塾に移籍する子もいます。
集団塾・個別指導塾のメリット・デメリットについて、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
まとめ:【中学1年生から塾は必要?】塾に入るベストなタイミングは?
結論としては、ケース・バイ・ケース。
難関高校を目指す場合には、早い段階から塾に通った方がいいでしょう。
また、集団塾で、上位のクラスに在籍してきましょう。
定期テストで臨んでいる点数が取れている場合には、すぐに塾に通う必要はありません。
ただ、受験に備えて、中3スタート段階では、塾に通うことをおすすめしています。
理解力があり、基礎が身に付いているなら、集団塾でOKです。
一方、小学校の積み残しが多い場合には、集団塾に通うと空回りしてしまいます。
苦手な教科や単元が多いなら、個別指導塾や家庭教師を選ぶといいでしょう。
お子様の状況や、目指す高校によって、塾へ通うタイミングを見極めましょう