【中学生】英語の定期テスト対策!得点アップする勉強方法5ステップ

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

お母様・お父様
お母様・お父様

英語ってどうやって勉強させたらいいの?
定期テストって何をやればいいのかしら…

そのようにお悩みのお母様・お父様も多いのではないでしょうか?

今回の記事では…

  • 英語の定期テスト対策の心構え
  • 英語の定期テスト対策の勉強方法
  • おすすめのテスト対策スケジュール

がわかります。

もしかしたら英語が苦手で、あきらめている子もいるかもしれません。

でも、定期テスト対策として英語をきちんと学習することが、入試にもつながります!

しっかりと対策を立てて、定期テストに臨みましょう。

管理人ひかる
管理人ひかる

元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします

英語の定期テスト対策 3つの心構え

まず、英語の定期テスト対策の具体的な方法をお伝えする前に、定期テスト対策の「心構え」をお話しておきたいと思います

というのも、定期テストへの「考え方」が、定期テスト対策のカギを握っているからです。

英語の定期テスト対策の心構えは…


  • テストが始まった瞬間に勝負はついている
  • 定期テストを作るのは学校の先生である
  • 定期テストが入試につながる

の3つです。

くわしく見ていきましょう!

※高校受験合格へのロードマップは、こちらの記事をご覧ください↓

テストが始まった瞬間に勝負はついている

定期テストは、実力テストや入試と違って、出題される範囲が決まっています。

ということは…

子どもたち
子どもたち

テストに何が出るかな…
当日がんばるぞ!

では、ダメということですよね。

きちんと準備をした生徒が、定期テストで点数が取れています

テストまでにどれだけ知識とテクニックを身につけたかで勝負は決まります。

テスト当日は、頭に入っている知識とテクニックを披露するだけ!

テストが始まった瞬間に勝負はついている、と言えるでしょう。

定期テストで高得点を取っている子は、点数を取るためのコツを知っています。

定期テスト全体の対策方法や心構えについて、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓

定期テストを作るのは学校の先生である

また、定期テストを作っているのは学校の先生です。

ねこ殿
ねこ殿

あたり前やん

と思われるかもしれませんが、この心構えを無視したままテスト対策をしている中学生はけっこういます。

塾で配られている教科書準拠ワーク(塾専用教材)や市販の問題集を解いているのに、点数が上がらないお子様は要注意です。

たしかに、そのような教科書に合わせた問題集も、使い方によっては大いに役に立ちます。
(準拠ワークの使い方については、あとでご紹介しますね)

でも、学校の問題集やプリント、ノートの内容が最優先です。

特に英語という教科は、学校の先生の独自色が出やすい教科です。

まずは、学校の教材を中心に、やりこむようにしましょう!

定期テストが入試につながる

3つめの心構えは、「定期テストが入試につながる」ということです。

これには2つの意味があります。

それは…

  1. 定期テストの成績が内申に直結する
  2. 定期テスト対策で学んだ内容が入試でも出題される

ということです。

公立の高校入試では、内申(調査書)がある程度重視されます。

そして、その内申点には、定期テストの成績が含まれています。

ですので、定期テストでしっかりと点数を取って、内申を確保しておくことで、高校入試も有利に進められるわけです。

また、定期テスト対策を通して学習した内容が、入試にも出題される可能性があります。

範囲が決められた定期テストに対して、きちんと対策することで、入試問題で解ける問題も増えるということですね。

逆に厳しい言い方をすれば…

管理人ひかる
管理人ひかる

範囲が決められている定期テストですら点数が取れないなら、範囲が決められていない入試で点数が取れるわけがない

ということ。

まずは、定期テスト対策に向き合うことが、高校受験につながります

内申点の重要性や、内申点の上げ方について、くわしくはこちらの記事もどうぞ↓

英語の定期テスト対策 5ステップ

それでは、具体的な英語の定期テスト対策の方法を紹介していきましょう。

英語の定期テストに向けた勉強方法は…


  • 【英単語】脳に慣らす
  • 【英文法】学校のプリント・ノート
  • 【教科書】音読・暗唱・英作文
  • 【対策ワーク】学校の問題集を優先
  • 【実力問題】対策しない

の5ステップです。

1つずつくわしく見ていきましょう!

【英単語】脳に慣らす

お母様・お父様
お母様・お父様

英単語って、どうやって覚えたらいいですか?
私が学生の頃は、紙に書きまくっていましたけど

そのように相談されるお母様・お父様は、けっこういらっしゃいます。

私からの答えは…

英単語は「脳に慣らす」ようにしましょう

です。

子どもが日本語を身につけていく過程と同じです。

子どもって、話を聞いて、自分でも話して、実物を見て、書いて、日本語を覚えていきますよね。

何か1つの方法だけで、言語をマスターすることはできません。

英語も同じです。

  • 見るだけ
  • 書くだけ
  • 聞くだけ

では、なかなか覚えにくいものです。

ですので、実際には…

  • 目で読みながら
  • 耳で聞きながら
  • 声に出しながら
  • 紙に書きながら
  • 文脈で単語の用法を理解しながら

というように、いろいろな角度から「脳に慣らす」のが効果的です。

管理人ひかる
管理人ひかる

音源があるなら、リスニングしながら声に出すのもいいですね!

英単語の勉強法・覚え方について、くわしくはこちらの記事もどうぞ↓

答えを見ずに「日本語単語→英単語」

でも、ただ「脳に慣らす」だけでは、テスト本番に英単語が書ける保証はどこにもありません。

ねこ殿
ねこ殿

人間は「忘れる生き物」やからな

テストは、頭に入っている知識を出す場です。

ですので、テスト勉強の段階でも、「知識を出せる」のを確認しておく必要があります

具体的には…

  1. 英単語が読める・意味が分かる
  2. 答えを見ずに英単語がすらすら言える
  3. 答えを見ずに英単語がすらすら書ける

という手順を踏むといいでしょう。

まず、読めない英単語や、意味の分からない英単語を覚えることはできません。

覚えたとしても、単なる丸暗記なので、2度と使えません。

管理人ひかる
管理人ひかる

religious, religious, religious, religious,

知らない英単語は何回書いても、効果はない!

ですので、英単語の意味と読み方は、頭の中で一致させていくことが大切です。

その上で、日本語を見て、英語が頭から出てくるようにしていきます。

「すらすら言える→すらすら書ける」の順番でトレーニングしましょう。

先に「言える」ようにしておくと「書ける」トレーニングが楽になります。

逆に「書ける」練習から先にしてしまうと、頭の中では「言う」と「書く」2つの作業が必要になります。

えーっと「有名な」は、なんだったかな…

というような状態では「すらすら書ける」トレーニングがはかどりませんよね。

その際、答えを見ずに、言えるよう、書けるようにトレーニングしましょう。

答えを見ながらずっと書いていても、テスト本番で書ける保証はありません。

練習で書くのはアリですが、どこかの段階で「自力で書ける」テストを自分に課さなければなりません。

【英文法】学校のプリント・ノート

「テスト対策=対策ワーク」とイメージしがちですが、問題集に取りかかる前に、英文法を理解しておきましょう。

というのも、英文法を理解していなければ、問題集に取り組んでも返り討ちにあってしまいます

ねこ殿
ねこ殿

ということは、文法を理解できていたら、問題集に取りかかっても大丈夫やな

英文法を理解するときには、学校の先生が配ったプリントや、授業のノートを使うといいでしょう。

まずは「わかる」ことが大切です。

もし、授業プリントやノートを読んでも、文法が理解できない場合には、プロの力を借りましょう。

  • 学校の先生
  • 塾の講師
  • 家庭教師

などに、質問して疑問を解消して、文法を正しく理解しておきましょう。

文法の基本を理解したら、後で紹介する方法で問題集を解きましょう。

英文法の勉強法について、くわしくはこちらの記事もどうぞ↓

【教科書】音読・暗唱・英作文

中学校によっては、教科書の本文についての問題がたくさん出題される場合があります。

その場合には、教科書の本文を音読して、暗唱しておくのもおすすめです。

定期テスト対策としてだけでなく、言語を身につけるときに「音読」はとても有効です。

英語教室を主宰する森沢洋介さんは、音読について次のように書かれています。

英語上達の秘訣は、端的に言えば、「文構造・意味が理解できる文を何度も肉体的に出し入れすること」です。(中略)

では、音読で向上するのは英語能力のどういう面なのでしょうか? 結論から言うと、あらゆる面に効果があります。英文を理解しながら繰り返し自分の口から発して行く作業は、英語を、英語の語順で直接・瞬間的に受け入れる体質を養成し、リスニング力も含めた英語の基底能力を総合的に高めてくれます。

『英語上達完全マップ』森沢洋介/べレ出版

つまり、音読をすることによって、英語の土台を作ることができます

ただし、森沢洋介さんも書いているように「文構造・意味が理解できる文」という条件付きです。

意味も文法もわからない文を、覚えようとしても覚えにくいでしょう。

また、仮に丸暗記したとしても、役に立たない知識になってしまいます。

ねこ殿
ねこ殿

英単語の勉強と同じやな

まずは、さきほど紹介した通り、英単語と英文法は先に理解しておきましょう。

さらに、定期テスト対策としては、教科書の本文をまるまる暗唱できるようにするとパーフェクトです。

もちろん中3に近づくにつれて、教科書の文が長くなり、すべてを覚えることはできなくなるでしょう。

でも、中1や中2のはじめ頃の教科書の文は、あまり長くありません。

教科書の本文が短い間は、歌の歌詞を覚えるように、教科書の文を覚えてしまいましょう。

管理人ひかる
管理人ひかる

YO!SAY 夏が胸を刺激する

ナマ足魅惑のマーメイド

次の段階として、暗唱した英文を、「書ける」ようにしてみましょう。

口では「言える」としても、意外とスペルをミスするものです。

教科書の本文にまつわる問題が出題されても、暗唱して、英作文ができていれば、らくらく解けるでしょう。

もし、教科書の本文からは、あまり出題されない中学校の場合には、暗唱・英作文までする必要はないでしょう。

ただ、音読はとても効果的な勉強法なので、ぜひふだんの学習に取り入れてみてくださいね!

【対策ワーク】学校の問題集を優先

英単語を覚え、英文法をある程度理解したら、「問題演習」に取りかかりましょう。

頭では「わかる」と思っていても、いざ問題集を解いてみると、思わぬ間違いをするものですよね。

英単語のつづりがあやふやだった…
ついつい三単現のsを忘れてしまう!
ピリオドなどの符号を付け忘れた…

問題を解くことによって、自分の弱点があぶりだされるでしょう。

また、使う教材は、学校で配られている対策ワークを優先させましょう。

というのも、はじめに紹介した通り、定期テストを作るのは学校の先生だからです。

まずは、学校の教材をやりこむのが、得点ゲットへの近道です。

それでも演習量が足りない場合には、塾で購入する教科書に準拠した問題集(塾専用教材)や市販の教材で「おかわり」するといいでしょう。

また、学校からは問題集が配られていない場合には、そういった学校以外の教材を利用するのは有効です。

中学英語のおすすめ問題集・参考書はこちらの記事をご覧ください↓

「だけ勉」は効果が薄い

ただし、対策ワークを使って問題を解くときに、注意しなければならないことがあります。

それは、「だけ勉」です。

  • 解説を読むだけ
  • 蛍光マーカーで線を引くだけ
  • 答えを写すだけ
  • 提出するだけ

といった「形だけ」の勉強を、私は「だけ勉」と呼んでいます。

「だけ勉」はしないよりマシかもしれませんが、テストで点数を取れるようにはなりません

もし「だけ勉」をしているのなら、今すぐにやめましょう。

管理人ひかる
管理人ひかる

効果が薄いので、時間のムダです


では、どうやって勉強すればいいのでしょうか?

それは…

「自力で解ける」トレーニング

です。

テスト本番は、解答・解説を見ながらとくことはできません。

頭に入っている知識をアウトプットするのが、テストです。

ですので、テスト対策の段階から、「自力で解ける」ためのトレーニングをしておく必要があります

具体的には…

  1. 解答・解説を見ずに、問題を解く
  2. まちがった問題は、解答・解説を見て理解する
  3. まちがい直しをして、自力で解けるようにする

という手順を踏むといいでしょう。

英単語の暗記と同じですね。

トレーニングの段階で、自力で解けたのなら、テスト本番でも自力で解ける可能性は高いでしょう。

もし、解答・解説を読んでも、理解できない場合には、プロの力を借りましょう。

  • 学校の先生
  • 塾の講師
  • 家庭教師

わからない問題でずっと立ち止まっていても、なかなか先に進めません。

自分で解決できない問題については、やはり教えてもらうことが近道です。

集団塾・個別指導それぞれのメリット・デメリットについて、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓

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単語と文法を分けて考える

対策ワークを解いて、問題演習するときに、もう1つ注意した方がいいことがあります。

それは…

単語と文法を分けて考える

ということです。

たとえば、次のような穴埋め問題があったとします。

私は昨日図書館へ行った。
I(   )to the library(   ).

A君は次のようにまちがったとします。

I( goed )to the library( yestaday ).

前半のまちがいは、文法のまちがいです。

goは不規則変化をするので、過去形はwentですね。

一方、後半のまちがいは、単語のまちがいです。

単語のつづり(yesterday)を正しく覚えきれていなかったわけです。

文法でまちがったときには、文法を理解し直さなければなりません。

単語をまちがったときには、単語の覚え直しが必要です。

ごちゃ混ぜにせず、分けて対応するといいでしょう。

管理人ひかる
管理人ひかる

自分の弱点が何なのか把握することは大切です

また、英語を勉強するときには、暗記事項を覚えてから問題演習すると効率的です。

さきほどの例なら、先に過去形の不規則変化を暗記してしまう。

そうすれば、スムーズに問題演習に取りかかれるでしょう。

九九を覚えていないと、それ以上のかけ算・わり算ができませんよね。

それと同じで、暗記事項を先に覚えていくと、あとが楽になります。

【実力問題】対策しない

中には、定期テストなのに、実力問題を出してくる中学校の先生もいるでしょう。

何か対策したい気もしますが、実力問題に対しては「対策しない」と決めておくといいでしょう。

何が出題されるかわからない実力問題にやきもきするよりも、範囲がわかっている他の教科・単元の対策をした方が得策です。

※他教科の定期テスト対策についてのリンクはこちら↓

<国語>

<数学>

<社会>

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おすすめの英語の定期テスト対策スケジュール

次に、定期テスト対策のスケジュールも考えてみましょう。

基本的には、2週間前くらいからテスト対策を始めることをおすすめしています。

学校でテスト範囲が発表されるのは、だいたいテスト1週間前です。

ただ、テスト範囲表が出てから対策を始めていては、間に合わないことがほとんどです。

ですので…


  • 【2週間前】理解・暗記をスタートする
  • 【1週間前】問題演習・まちがい直し
  • 【前日・当日】まちがいやすいポイントをチェック

というように、余裕を持って、テスト対策に取り組むことが大切です。

もう少し掘り下げて、流れを見ておきましょう。

【2週間前】理解・暗記をスタートする

2週間前の段階では、まだテスト範囲が発表されていません。
でも、「おそらくテスト範囲だろう」と予想がつく単元もありますよね。

まずは、確実に出題されそうなところから取り組んでいきましょう

管理人ひかる
管理人ひかる

何度か定期テストを経験していれば、だんだん予想できるようになってくるはず

英単語なら、意味・読み方を確認し、暗記をスタートさせましょう。

英文法は、ある程度理解しておきます。

教科書の本文も音読・暗唱し、土台を作っておきます。

※勉強計画表の作り方について、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓

【1週間前】問題演習・まちがい直し

英単語を覚え、英文法もある程度理解した上で、対策ワークを使って、問題演習を始めましょう。

もちろん「解いておしまい」ではなく、まちがった問題は理解し直して、自力で解けるようにしておきます

問題を解いているうちに「ワークを終わらせる=目的」になってしまう子は多いもの…

対策ワークはあくまでも「手段」。

「テスト本番で自力で解けるのか」を常に念頭に置いて、対策に取り組むのがおすすめです。

ねこ殿
ねこ殿

「こなすだけ」っていう「だけ勉」になるのはNGやったな

テスト範囲が発表される時期です。

予想よりも範囲が増えることもあるでしょう。

テスト範囲が追加された場合でも、2週間前から対策をスタートしていれば、対応しやすくなります

【前日・当日】まちがいやすいポイントをチェック

英語のテストの前日・当日には、自分がまちがいやすいポイントを再チェックしておきましょう。

人間は「忘れる生き物」です。

1週間前は覚えたはずでも、忘れてしまっていることもあるでしょう。

自分の暗記力を過信せず、正しくアウトプットできるか、最終チェックしてみましょう。

前日・当日に提出物に追われて、答えを写すだけ…

くれぐれもそんな状態にならないように、余裕を持って対策してくださいね。

まとめ:英語の定期テスト対策方法

定期テストは、実力テストと違って、出題範囲が決まっています。

ですので、英語が苦手であっても、範囲を正しい方法で学習すれば、ある程度は得点することができます
そのためにも、余裕を持って2週間前くらいから、テスト対策に取り組みはじめましょう。

ただ、英語は「積み重ね型」の教科です。

中学1年生の頃に土台を作れていなければ、中2・中3での英語の勉強がわからなくなりやすいでしょう。

もし、自分ではどうしようもない状態なら、学校の先生・塾の講師・家庭教師など、英語のプロの力を借りるといいでしょう。

ぜひ、しっかり対策をして、定期テストに臨んでくださいね!

みなさんが英語の定期テストで得点アップできることを祈っています。

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