こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
社会って、どんな教材で勉強させたらいいの?
おすすめの問題集はないかしら?
そのようにお悩みのお母様・お父様も多いのではないでしょうか?
今回の記事では…
- 中学生におすすめの社会の問題集・参考書10選
- シリーズ書籍や問題集
がわかります。
自分に合った教材で、勉強するのが第一です。
社会を頼もしい味方につけて、定期テストや高校入試に挑んでくださいね!
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
中学生におすすめする社会の問題集・参考書10選
では、さっそく中学生におすすめしたい社会の問題集・参考書を紹介していきます。
プロ家庭教師がおすすめする問題集・参考書は…
- 塾のテキスト
- 学校の教科書・資料集
- わかるをつくる 中学社会
- 教科書準拠ワーク
- わからないをわかるにかえる 高校入試 社会
- マンガでわかる中学社会
- 中学 マンガとゴロで100%丸暗記 歴史年代
- 高校入試 入試問題で覚える 一問一答 社会
- 中学 地理 ハイクラステスト
- 近畿の高校入試 社会
の10種類です。
また、あわせてシリーズなどの関連問題集も紹介していきますね!
※高校受験合格へのロードマップは、こちらの記事をご覧ください↓
塾のテキスト
まず、塾に通っているなら、塾のテキストをやりこむことをおすすめしています。
塾のテキストは、塾の先生が指導しやすいように、子どもたちが学びやすいように、作りこまれています。
特に、大手塾の場合には、独自に作って編集したオリジナルテキストを使っていることもあります。
特徴としては…
- 解説がコンパクト
- 問題数が豊富
という2点です。
また、そのテキストを使って、先輩たちが勉強して、高校受験で合格していきます。
ですので、先輩たちと同じテキストをしっかりとやりこむことが、定期テストや高校入試で点数を取る「近道」と言えますね。
ただ…
塾のテキストがうちの子に合っていないみたい…
というご家庭もあるでしょう。
その場合には、あとでご紹介する市販の問題集や参考書を使うといいでしょう。
学校の教科書・資料集
塾のテキストのデメリットをあえて挙げるとすれば…
- 解説が箇条書きになりがち
- 写真・イラストが少ない
という点でしょう。
箇条書きだと、歴史の流れや、地理・公民では物事の因果関係が見えにくいときがあります。
また、著作権の関係で、テキストに掲載できる写真・イラストが限られてきます。
一方、学校の教科書なら、読み物として書かれています。
ですので、学校の教科書は、歴史の流れや、物事の因果関係がわかりやすいんです。
また、写真やイラストもカラーで充実しています。
ストーリー(因果関係)を理解して、写真やイラストを見てビジュアルでとらえた方が、社会の用語が覚えやすくなります。
「百聞は一見に如かず」やから、写真や絵の方がイメージわくよな
中には、「中学校の教科書なんて…」と思っている中学生も多いかもしれません。
でも、学校の教科書や資料集を侮るなかれ!
中学校の教科書や資料集も、使い倒してくださいね。
社会の勉強法・暗記法について、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
わかるをつくる 中学社会
まずは手元にある、学校や塾の教材をやりこむことをおすすめしていますが、学校や塾の教材がお子様に合っていない場合には、市販の問題集・参考書を使うといいでしょう。
まず、教科書や資料集がわりにおすすめしたいのが、『わかるをつくる 中学社会』という参考書です。
3年生の全分野(地理・歴史・公民)が、1冊にまとまっています。
学校の教科書のように、ストーリーのある読み物としてくれています。
また、地図や写真、図表もカラフルで、充実しています。
わからないことが出てきたら、調べるのにぴったりの参考書です。
ただ、中学校の全分野が収録されているので、分厚くて重たいです。
持ち運ぶのは、ちょっとしたトレーニングになりそう…
また、参考書なので、問題集としては使えません。
学んだ内容を、問題で解いてみたい場合には、対応している『わかるをつくる 中学社会問題集』を利用して、トレーニング量を増やすといいでしょう↓
教科書準拠ワーク
紹介するのは、中学校の教科書に準拠(対応)している、いわゆる「教科書準拠ワーク」です。
章やページが、学校の教科書に対応しているので、定期テスト対策にぴったりです。
教科書のp58~83がテスト範囲だから、準拠ワークではこのページをやればいいんだな
と、教科書との対応ページがわかりやすく作られているので、対策しやすいでしょう。
注意点としては、お住まいの地域によって、採用している教科書が違ってきます。
上で紹介したのは、「帝国書院」の地理の教科書に対応したワークです。
他の出版社の教科書とは、リンクしていないので、お気を付けください。
お子様が使っている教科書(の出版社)に合わせた、教科書準拠ワークを使ってくださいね!
ただ、通われている塾によっては、塾で「教科書準拠ワーク」を利用していることがあります。
同じような教科書準拠ワークを2冊持つのはムダです。
その場合には、塾で購入した教科書準拠ワークをやりこむといいでしょう。
社会の定期テスト対策について、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
わからないをわかるにかえる 高校入試 社会
さきほど、「ストーリーや因果関係を理解するなら読み物のほうがいい」と書きましたが、中には…
文章を読むのが苦手…
文字がびっしりだと勉強する気がしない…
という中学生もけっこう多いですよね。
その場合には、「わからないをわかるにかえる」シリーズがおすすめです。
「わからないをわかるにかえる」シリーズは、文字が大きく、スペースが広くとってあります。
また、イラストが多く、カラーで印刷されています。
ですので、すっきりして見やすいです。
覚えるべき内容もある程度しぼってくれているので…
- 社会が苦手な中学生
- 文字が多い問題集は苦手な中学生
に向いています。
上で紹介したのは、「高校入試社会」版で、3年間の全分野(地理・歴史・公民)が収録されています。
一方、地理・歴史・公民に分けて勉強したい場合には、3つに分かれたバージョンを利用するといいでしょう↓
マンガでわかる中学社会
さきほど紹介した「わからないをわかるにかえる」シリーズは余白が広くカラフルで、文字を読むのが苦手な中学生向きだと紹介しましたが…
とにかく、教科書や問題集という存在がイヤ!
読みたくない!
という子どもたちには、「マンガでわかる中学社会」がおすすめです。
マンガという形なら、文字に抵抗を感じる中学生でも取り組みやすいでしょう。
楽しみながら、社会を知ることができます。
また、ビジュアルで理解できるのが、マンガのメリットです。
その時代の人は、どんな服装でどんな髪型、どんな生活をしていたのか、マンガで読んだ方がイメージしやすいでしょう。
上の画像リンクは「歴史上巻」ですが、「マンガでわかる」シリーズは他に、「歴史下巻」「地理」「公民」「歴史年代暗記」がリリースされています↓
中学 マンガとゴロで100%丸暗記 歴史年代
マンガつながりでもう1冊。
おもしろいイラストと、ゴロ合わせで、歴史の年代を暗記する本です。
たとえば…
大名の 異論以後なき 諸法度だ
『中学 マンガとゴロで100%丸暗記 歴史年代』より引用
(1615年)
江戸幕府が定めた武家諸法度は、「異論以後=1615」というゴロで覚えるという感じですね。
赤シートを使って、暗記することもできます。
文庫本サイズなので、もち運びにも便利です。
ただ、すべての年代をゴロで丸暗記するというのは、あまりおすすめできません。
というのも、すべての年代を丸暗記するのは不可能で非効率だからです。
ゴロであっても、丸暗記のためには、そのための脳の容量を使ってしまいます。
ですので、基本的には、歴史はストーリーで理解するのが先決。
そのうえで…
- 歴史を変えるような重要年代
- 自分が覚えにくい苦手な年代
を集中的に語呂合わせで暗記するといいでしょう。
※各分野の勉強法については、こちらのリンクをご参照ください↓
<歴史>
<地理>
<公民>
高校入試 入試問題で覚える 一問一答 社会
次に紹介するのは、コンパクトな問題集「入試で覚える一問一答」です。
過去問から抜粋した問題を、一問一答形式でまとめてくれています。
実際に入試に出題された問題
=これからも出題されやすい問題
です。
よく入試で出題される問題を、効率よくインプット・アウトプット練習できます。
また、問題集のサイズは、小さくて分厚くないので、持ち運びに便利です。
それなのに、地理・歴史・公民の3分野が収録されています。
また、地図やグラフ、年表や人物などの資料ページも充実しています。
重要語句は、赤シートで隠して、効率的に覚えられるでしょう。
中学 ハイクラステスト
「たくさん問題を解きたい!」と考えているなら、「ハイクラステスト」シリーズがおすすめです。
薄めの問題集ですが、けっこうな問題数が収録されています。
また、レベル別に、「step A」「step B」「step C」に問題を分けてくれています。
ですので、自分のレベルに合わせた問題に取り組めます。
というよりも「step A」の一問一答をカンペキにするだけで、けっこう力がつくはずです
上で画像リンクを張っているのは「地理」ですが、「歴史」「公民」編もあります↓
たくさん問題を解いて、知識をチェックしたい中学生におすすめです!
近畿の高校入試 社会
各単元を学び終わったら、実力テストや高校入試に向けて、総合問題を解いていく必要があります。
定期テストで点数が取れても、実力テストや入試問題では点数が解けない場合があるからです。
定期テストでは、習ってすぐなので比較的に記憶に新しい状態で問題を解けます。
一方、実力テストや入試問題では、これまでの全単元が出題範囲になりますね。
また、いろいろな出題形式に慣れておく必要があります。
入試では、いくつかの分野・単元にまたがった総合問題が出題されることもあります。
聞かれ方が変わるだけで、まちがってしまうことってあるやん
そのためにも、実際の入試問題などを活用して、総合問題に慣れておくといいでしょう。
主に関西で指導している私が、総合問題としておすすめしているのが『近畿の高校入試』シリーズです。
近畿圏の高校入試の入試問題を、最新2年分、収録しています。
近畿圏以外にお住まいの方には知名度はないかもしれませんが、実際の入試問題レベルで演習量を増やすにはもってこいです。
まとめ:中学生におすすめする社会の問題集・参考書10選
プロ家庭教師の私から見て、おすすめしたい問題集・参考書を紹介してきました。
問題集の基本的な使い方は…
- 信頼できる1冊の問題集をやりこむ。
- カンペキになったらレベルを上げて、問題集をおかわりする。
です。
お子様に合った問題集・参考書を見つけて、定期テスト対策・高校入試対策に取り組んでくださいね。
※拙著『保護者のための「中学生の勉強法」』はこちら↓
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