こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
高校入試で不合格になった…
絶望…
そのように悩んでいる受験生は多いものです。
あるいは、『不合格なったらどうしたらいいの?』と不安になっている中学3年生も多いでしょう。
今回の記事では…
- 不合格になったときの大切な考え方3つ
- 不合格になったらすべきこと
がわかります。
まずはこの記事を読んで、少しでも冷静になってくださいね。
不合格でも、必ず先に進めます!
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
【高校入試】不合格になったときの大切な考え方3つ
もしかしたら不合格を突きつけられて、今、落ち込みながらこの記事を読んでいるかもしれませんね。
あるいは、『不合格になったらどうしよう…』と不安に押しつぶされそうになっているかもしれません。
まずは、今からお伝えする3つのことを知ってください!
- 不合格でも命までは取られない
- 受験はあくまで人生の通過点
- 高校で何をするかの方が大切
という3つの考え方が大切です。
インターネットで「不合格 人生終了」とか「不合格 人生終わり」なんて検索してしまうかもしれません。
でも、高校受験で人生が決まるわけがありません。
ましてや高校入試で人生が終わってしまうわけがありません。
気持ちはわかるけどな…
たとえ第1志望の高校に合格しても、高校生活がうまくいくとは限りません。
高校で勉強しなくなって、留年の危機におちいっている高校もいます。
スマホ依存になって、昼夜が逆転して、高校に通えなくなる子もいます。
一方、第2志望の高校に進学しても、充実した高校生活を送れるものです。
手厚い私立高校で勉強できたり、推薦枠がもらえたり、生涯の親友に出会えるかもしれません。
つまり、高校に入って何をするかのほうが大切ということです。
人間万事塞翁が馬ですね
単に「つらい」「ショック」「不安」というだけでなく、「恥ずかしい」「自分を否定された気がする」など、様々な感情でいっぱいいっぱいかもしれません。
すぐには、なかなか受け止めきれないとは思います。
でも、今お伝えした「たかが高校受験!不合格なんてかすり傷」といったん考え、次に向けてアクションを起こすことが大切です。
まだ受験前で不安になっている場合には、こちらの記事をお読みください↓
【高校受験】私立高校で不合格になったらすべきこと
まず、私立高校で不合格になってしまったときにどうすればいいのか、から見ていきましょう。
私立高校の入試で不合格になってしまったら…
追加募集の私立高校を受験する
ことになります。
ただ、すべての私立高校が追加募集をするわけではありません。
また、追加募集をするにしても若干名(1~10名程度)という高校も多いでしょう。
追加募集する私立高校を探す方法
では、そうやって追加募集する私立高校を探せばいいのでしょうか?
追加募集する私立高校を見つける方法は…
- 中学校の先生に相談する
- 塾の講師に相談する
- 都道府県の私立中学校高等学校連合会のサイトをチェックする
の3つです。
まず、中学校や塾に、合格・不合格の連絡をしますよね。
そのときにどの私立高校が追加募集をしているのか教えてくれるでしょう。
あるいは、いっしょに探してくれるはずです。
不合格を報告するのはつらいですが…
また、都道府県の「私立中学校高等学校連合会」などが、追加募集をする私立高校を発表します。
たとえば、「大阪府私立中学校高等学校連合会」のサイトを見ると、1.5次入試(追加募集)をする私立高校の一覧表をチェックできます。
- 学科・コース
- 募集人数
- 専願・併願の区分け
- 出願期間
- 試験日
- 合格発表日
などがまとめられています。
私立高校の入試が実施されて1週間以内に、追加募集をする高校がたくさんあります。
受験する私立高校をすぐに決めないといけないので、すぐにアクションを起こした方がいいですね。
私立高校でも不合格になることがあるの?
中には…
私立は不合格にならないと思っていたのに…
と思っている中学3年生も多いかもしれません。
確かに私立高校には、通っている中学校からいわゆる「教育相談」があります。
「うちの中学校から、これくらいの成績の子が受験しにいきますけど、どうですか?」と中学校が私立高校にうかがいを立てるわけです。
それで厳しい評価が出たら、中学校からご家庭に連絡が入り、受験校を考え直すように言われます。
それでも、その高校を受験する場合には「チャレンジ受験」になるわけですから、不合格の可能性は高くなります。
中学校も安心して進路指導したいですし、高校側も安心して募集できるシステムです
一方、中学校側から何も言われなかった場合、高校からの返事は悪くなかったと思われます。
ただ、入試は何が起こるかわかりません。
結局は、入試本番の結果次第で、合否が決定されます。
私立高校だからといって、絶対に合格できるわけではないので注意しましょう。
「合格したら必ず入学します」と約束する「専願受験」でも同じです。
確かに専願の場合、合格しやすくはなりますが、不合格になる場合もあります。
私立高校の追加募集を受験しないのはアリ?
私立高校が不合格になったショックで…
公立しか受験したくない!
もう私立なんて受験したくない!
と、私立高校の追加募集を受験したくないという子もいるでしょう。
でも、専願はもちろん、公立が第1志望の場合であっても、追加募集を受験して、合格校は1つ確保しておいた方が絶対に良いです。
なぜなら、進学先を確保できているという安心感があるからです。
私立の合格校が決まっていない状態で、公立だけを受験するのは、心理的な負担が大きすぎます。
いわゆる「すべり止め」と言われますが、もしものときの保険をかけておくのは何事でも大切です。
ご家庭の経済的な事情で、私立高校に行かせられない場合は別です
中には、「背水の陣で自分を奮い立たせるために、私立は受けない」と考えたくなる受験生もいるかもしれません。
その考えが、単なる「わがまま」になっていないかは、冷静に考えなければなりません。
ただ、本人の思っている以上に、プレッシャーがかかってしまう可能性があります。
公立高校が不合格になった場合には、(あとで触れますが)さらに進学する選択肢を狭めてしまう可能性が出てきます。
私立高校の追加募集を受験して、私立の合格を決めておいた方が絶対に良いと私は考えています。
受験校の選び方については、こちらの記事をどうぞ↓
【高校受験】公立高校で不合格になったらすべきこと
次に、公立高校の入試で不合格になってしまったどうすればいいのかを見ておきましょう。
公立高校の入試で不合格になったら…
- 合格している私立高校に進学する
- 公立高校の追加募集を受験する
という2つの方法がほとんどです。
1つずつ見ていきましょう。
合格している私立高校に進学する
まず、併願していた私立高校に進学するという道です。
公立高校で不合格になった多くの受験生が、私立高校に進学します。
そのためにも、私立高校を選ぶ段階で「行ってもいい」と思える私立高校を選んでおくことが大切です。
公立志望だからと、私立高校をなんとなく選んでしまうのはおすすめしません。
ただ、この記事の冒頭でお伝えした通り、高校受験で人生が決まるわけではありません!
もしかしたら「不合格=失敗」だと思ってしまう受験生も多いでしょう。
まだまだ人生は先が長いで
でも、高校受験はあくまで人生の通過点でしたね。
高校に進学してから、どんな生活を送るのかの方が大切です。
今は悔しくて、ショックで、納得できない、不合格を受け入れたくないかもしれません。
でも、その高校だからこそできることがあるかもしれません。
その高校だからでしか、出会えない人がいるかもしれません。
高校で出会った人と、将来結婚するかもしれません!
運命の人と出会えるかも。
落ち込んだ後は、しっかりと前を向いて、充実した高校生活を送ってくださいね!
公立高校の追加募集を受験する
私立と同様に、公立高校も追加募集があります。
ただ、公立高校の場合には、「定員割れ」してしまった場合の補充の意味合いが強いです。
「定員割れ」は、募集した人数ほど、受験生が集まらないことやな
人気の高校は定員割れになることはありません。
ですので、追加募集(二次募集)する公立高校は、定員割れになってしまった高校です。
その中に、自分が行きたい高校はないかもしれません…
さきほどお伝えした通り、だからこそ併願の私立高校は確保しておきたいですね。
もし、追加募集をする公立高校を検討する場合…
- 中学校の先生に相談する
- 塾に相談する
- 都道府県のホームページを確認する
という3つの方法があります。
合格発表のあと、不合格の連絡をするときに、中学校や塾に公立の追加募集(二次募集)を受験する意思を伝えましょう。
公立高校で追加募集(二次募集)をする学校は、都道府県が発表します。
その発表を見て、どの公立高校を受験するのかを決めましょう。
まとめ:高校受験で不合格になったらすべきこと
不合格になってしまったときに、何をすべきかをまとめました。
また、不合格になったとき、どのように考えて、不合格を受け入れたらいいのかもお伝えしました。
不合格を直視するのは、つらいものです…
なかなか受け入れられないかもしれません。
ただ、高校受験で人生が決まるわけではありませんね。
前を向いて、高校生活を送れるよう応援しています!