こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
高校入試が近づいてきて不安…
どうしたらいいの?
そのように悩んでいる中学3年生も多いですよね。
今回の記事では…
- 高校受験が不安な5つの理由
- 高校入試に大切な3つの考え方
- 不安への対策方法9つ
がわかります。
高校入試はこれまでの人生で1番大きな分かれ道だと感じているかもしれません。
初めての経験ですので、不安になって当然です!
受験への不安にどう向き合っていけばいいのか考えていきましょう。
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
高校受験が不安になる5つの理由
まず、なぜ高校受験に対して不安を感じてしまうのか、理由をチェックしておきましょう。
高校入試が不安になってくる理由は…
- 初めての受験で漠然と不安
- 成績が伸びない・足りない
- 何をどうしていいのかわからない
- 本番に実力が発揮できるのか
- 不合格になるのが怖い
という5つが大きいでしょう。
1つずつ見ていきましょう。
※高校受験合格へのロードマップは、こちらの記事をご覧ください↓
初めての受験で漠然と不安
どうして不安になるのか、自分でも理由がわからないという子も多いでしょう。
なんだかイライラする…
不安ではなく、イライラしてしまう受験生も多いですよね。
初めて何かを経験するとき、その正体がはっきりとわからないので不安になるものです。
足の届かないプールを怖がる、幼い子って多いですよね。
でも、プールの底に足がつくようになると「足が底に届くから大丈夫」と安心できます。
それと同じで、受験がどんなものなのかいまいちわからず、不安になったり、イライラしたりしているのかもしれません。
対処方法は、記事の後半でまとめています
成績が伸びない・足りない
また、志望校が決まっている受験生なら、成績面での不安が大きくなっているでしょう。
- なかなか偏差値が伸びない…
- 定期テストで目標点数が超えられない…
- 内申点が足りない…
頑張っているのに、結果が出ないと不安になるのは当然ですね。
中3になると、他の受験生も本格的に勉強し始めます。
「偏差値」という数字は、「他の人と比べて自分がどの位置にいるにか」を示す値です。
ですので、自分が努力しても、他の人も努力していたら、偏差値は変わらないのはつらいところです…
まだあまり勉強していない場合は、まずはそこからやな
定期テストの勉強方法については、こちらの記事をどうぞ↓
何をどうしていいのかわからない
ただ、勉強しようと思っても、何から始めていいのかわからない受験生もいるでしょう。
「勉強しろ」と言われても、何をしたらいいのか…
そのような状態になっている受験生は多いものです。
特に、中学1・2年生の頃の苦手単元が多い子は、何がわからないかもわからない状態かもしれません。
本番に実力が発揮できるのか
入試本番が近づいてくると、本番への不安が増してきます。
高校入試が初めての「受験体験」という子にとって、ベストが出せるのか不安になる気持ちはよくわかります。
- ベストを発揮できるかな…
- 苦手な問題が出題されたらどうしよう…
- 去年よりも難しくなっていたら…
- 体調を崩したくないな…
- 忘れ物をしたらどうしよう…
入試に対して真剣に考えているからこそ、不安になるのでしょう。
もし、入試のことを真剣に考えていなければ、不安にすらなっていないでしょうから。
不合格になるのが怖い
試験が近づくにつれて、「不合格」への不安も大きくなってきます。
「怖い」という感情だけでなく、もし不合格だったら「恥ずかしい」と感じる受験生も多いですよね。
恥ずかしい…
同じ学校で自分だけ落ちたらどうしよう…
中には、自分を否定されてしまうように感じる受験生もいることでしょう。
入試のことを考えれば考えるほど、不安が大きくなっているかもしれません。
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高校受験で大切な3つの考え方
高校受験をひかえて、不安になっている皆さんに、お伝えしたい考え方が3つあります。
プロ講師の私が、不安感の強い受験生にお伝えしているのが…
- 不合格でも命までは取られない
- 受験はあくまで人生の通過点
- 高校で何をするかの方が大切
という3つの考え方です。
掘り下げて紹介してみましょう。
不合格でも命までは取られない
高校入試のことを考えると、心臓がドキドキする…
不安な気持ちはよくわかります。
でも、不合格になっても命まで取られるわけではありません!
世の中には、もっと危険なできごとがありますし、これから先、もっと大きな人生の選択を迫られるときがきます。
たかが入試!
受験はあくまで人生の通過点
私は「受験=ゴール」とは、絶対に表現しません。
受験はあくまで人生の通過点でしかないからです。
そんな通過点で人生が決まってしまうわけがありません。
わずか15年で人生が決まるなら、受験なんてやったらあかんやん
高校で何をするかの方が大切
また、志望校に合格したらかといって、順風満帆に高校生活を送れるとは限りません。
志望校に合格しても、高校に入学してから勉強せず、留年の危機におちいる高校生もいます。
スマホ依存になったり、昼夜逆転したりして、高校に通えなくなる子もいます。
「人間万事塞翁が馬」です。
故事成語も復習しましょう!
逆に、高校受験で志望校に合格できなかったとしても、充実した高校生活を送ることは可能です。
高校で優秀な成績を取って、大学の「推薦枠」をもらえるかもしれません。
新しい出会いで、生涯の親友に出会えるかもしれません。
中学校生活がそうであるように、高校生活をどう送るのかの方が、将来に大きな影響を与えるでしょう。
【高校入試】不安になったときの対処法9つ
では、実際に不安になったときには、どうやって対処すればいいのでしょうか?
高校受験が迫ってきて、不安になったときの対策方法は…
- 「たかが高校受験」と考える
- 規則正しく生活する
- 不安にとことん向き合ってみる
- これまでの努力を振り返って自信を取り戻す
- 合格した未来をイメージする
- やるべきことをリストアップする
- これから自信をつける
- 誰かに相談する
- 勉強できる状況を整えておく
の9つです。
1つ1つ見ていきましょう。
「たかが高校受験」と考える
さきほどお伝えした通り、高校受験はゴールではありません。
あくまで通過点であり、高校で何をするかの方が大切でした。
「たかが高校受験、不合格なんてかすり傷」くらいに考えるのも1つの手です。
不安で不安で仕方がないときには、まずは気持ちを楽にするところから始めてみましょう。
規則正しく生活する
また、不安になって、スマホで検索してしまったり、ついついだらだら夜更かししてしまうこともあるかもしれません。
ただ、夜中って、ネガティブな考えが浮かんでくるものです…
夜に書いた手紙を、朝に読み返すと恥ずかしいで
また、入試は朝早く起きて、午前中に試験が開始します。
受験のためにも、朝型に生活リズムを整えた方が、本番にベストを発揮しやすいでしょう。
生活が不規則になっている場合、規則正しい生活を心がけるといいでしょう。
自分1人の意志では難しい場合、ご家族の力も借りてくださいね!
スマホとの付き合い方に悩んでいるかたは、こちらの記事をどうぞ↓
不安にとことん向き合ってみる
気を紛らわしても、心配事は何度も頭に浮かんでくるものです。
そういう場合、不安と1度しっかりと向き合ってみるのもおすすめです。
その際、不安に感じていることを、紙に書き出してみましょう。
- 不合格になったらどうしよう…
- 何から勉強したらいいのか優先順位がわからない…
- ヤル気が出ない…
頭の中で考えているだけでは、同じところをぐるぐると回っているだけで、答えが見つからないことも多いものです。
紙に書き出したら、どんな手を打てるのか、解決策も書き出してみましょう。
- 不合格にならないために今勉強する!
- 優先順位を塾の先生に聞いてみる!
- ヤル気に振り回されないように自習室にこもる!
頭の中でもやもやと考えているよりも、口に出したり、紙に書き出したりした方が、問題点がはっきり見えてきます。
問題点や不安がはっきり目に見えると、解決策も見えやすくなります。
紙に書き出してみると、意外と大したことのない不安って多いものですよ!
これまでの努力を振り返って自信を取り戻す
これまで勉強してきた受験生なら、これまでの頑張りを振り返るのも良い方法です。
入試本番に頼れるのは、自分だけです。
言い換えると、「これまで勉強してきたんだ!」という自信です。
自信をつけるためには、1番使っている問題集をやり込むのがおすすめです。
昔は解けなかったけど、今は解ける問題が増えている
と、自信につながりますし、実際に良い復習になり、一石二鳥です。
不安に駆られて、受験直前期に新しい問題集やテキストに手を出さないようにしましょう。
高校入試の前日の過ごし方については、こちらの記事をどうぞ↓
合格した未来をイメージする
入試が近づいてくると、どうしても高校受験のことばかり考えてしまいがちです。
不安で頭の中がいっぱいになってしまいますよね…
でも、高校入試が終わってしまえば、そんな不安も消えてなくなります。
高校受験が終わったあとには、どんな生活が待っているでしょうか?
- 友達と遊びに行きたい!
- がまんしているゲームを思う存分やりたい!
- 憧れの制服に袖を通したい!
- 早く高校の部活動に参加したい!
やりたいことがたくさんあるのではないでしょうか?
受験が終わってから、そういう楽しみを満喫するためにも、今もうひと踏ん張りする必要はあります。
いつまでも受験勉強が続くわけではありません。
ハッピーな高校生活をイメージして、受験勉強に取り組めるといいですね!
やるべきことをリストアップする
ただ、気持ちを新たにするだけでは、成績はあがりません。
自分が勉強すれば「逆転」は起こります。
実力をつけて合格するためには、自分が勉強する以外にはありません!
でも…
何をどうすればいいのかわからない…
という受験生も多いはずです。
まずは、何をすればいいのか、すべきことをリストアップしていきましょう。
リストアップするときには、具体的に書き出すのがポイントです。
- 何を
- どこで
- いつ
- だれと
- どのように
を決めていくといいでしょう。
たとえば…
- 何を:社会の一問一答問題集「江戸時代」
- どこで:塾の自習室
- いつ:9/13(土)自習室オープン時間
- だれと:自分で(困ったら先生に質問)
- どのように:一問一答をすらすら答えられるようにする
といった感じですね。
具体的にリストアップしたほうが、行動に移しやすい気がしませんか?
また、実際に勉強が済んだら、シールを貼ったり、赤線で消したりすると達成感も得られます!
悩んでいるだけでは、前には進めません。
思いっきり悩んだら、実際に一歩踏み出し行動に移してくださいね。
勉強計画表の作り方は、こちらの記事をどうぞ↓
これから自信をつける
中には、自信が持てなくて、不安になっている人もいるでしょう。
さきほど、お伝えした通り、入試本番に頼れるのは自分だけです。
「これだけ勉強してきたんだ!」と胸を張って感じられること=自信だと考えましょう。
そう感じられるには、やはり、じっと悩んでいるだけでは自信はつきませんね。
これまでの積み重ねが自信につながるもんな
自信がないなら、これから自信をつけていきましょう!
では、自信をつけるためには何をすればいいのでしょうか?
受験期で1番おすすめなのは、やはり…
過去問でできなかった問題をできるように変えていく
という方法です。
過去問は受験校の出題傾向を知るためだけでなく、自分の弱点をあぶりだすことにも使えます。
過去問を解いていて、まちがった問題は自分の弱点、つまり「伸びしろ」です!
基本テキストに立ち返って、理解しなおし、覚え直し、その類題(似た問題)が入試本番に出たときに、自力で解けるようにトレーニングしておきましょう。
解ける問題が増えている実感が得られれば、自信もついてきますね。
過去問の取り組み方については、こちらの記事をどうぞ↓
誰かに相談する
自分ひとりで不安を抱え込んでいても、心配が大きくなるばかりかもしれません。
自力では解決策が思いつかなかったり、何をしていいのかわからないこともあるでしょう。
そういう場合には、自分以外の誰かに相談することも大切です。
- お母様・お父様
- お兄さん・お姉さんなどのご家族
- 中学校の先生
- 塾の講師
- 先輩
- 信頼できる友達
不安を口にするだけで、気持ちが落ち着くこともあります。
また、予想外のアドバイスをもらって、心配が一気に解決してしまうこともあるかもしれません。
高校受験に限らず、困ったときには、誰かを助けたり、助けられたりするものですよね。
困ったときはお互い様ですよ、ほんと
勉強できる状況を整えておく
不安や心配を解決するには、実際にアクションを起こさないといけないと、さきほどお伝えしました。
勉強についての不安は、勉強をすることでしか解決できない場合もあります。
いざ勉強を始めようと思ったときに…
- 問題集が中学校の机の中…
- 解答冊子がなくて丸つけができない…
- 勉強部屋が汚くて勉強できない…
- 筆記用具やノートが足りない…
というような状態では、不安を解決することはできません。
すぐに勉強がスタートできる状態にしておきたいですね。
また、自力で問題を解けない場合には、質問して教えてもらった方が早い場合もあります。
- 中学校の先生
- 塾の講師
など、すぐに質問をして、疑問を解消できる環境を整えておくことも大切です。
ただ、わからないことが多すぎる場合には、家庭教師や個別指導など、1対1で解決したほうがいいかもしれません。
集団塾とは違って、自分のペースや弱点に合わせて、受験対策ができるでしょう。
家庭教師センターの資料を取り寄せて、比較してみましょう↓
体験授業も受けて、自分に合った家庭教師を選ぶことが大切です。
まとめ:高校入試が不安になる理由と対処法
中学3年生にとって、高校入試は大きな人生の分かれ道です。
ただ、高校入試だけで人生が決まるわけではありません。
気持ちを楽にして、実際にアクションを起こして、不安を少しでも解消できるといいですね!
落ち着いて、高校受験の対策をし、本番が迎えられるよう応援しています。