こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
うちの子、英語の長文が苦手…
どうやって勉強すればいいの?
そのようにお悩みのお母様・お父様も多いのではないでしょうか?
今回の記事では…
- 英語の長文読解のスタイル3つ
- 英文読解が苦手な理由5つ
- 中学生の英文読解の勉強法
がわかります。
英語の入試問題の大半は、長文の読解ですよね。
英文読解を味方につけて、高校受験に備えましょう!
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
英語の長文読解のスタイル3つ
「読解」という言葉には…
- 読む
- 解く
の2つ要素がありますよね。
みなさんは(お子様は)テストのときに、英語の文章をどのように読み、どのように解いていますか?
英語の長文読解のスタイルは…
- 文章をすべて読み通してから解く
- 読み進めながら解く
- 設問に関係しそうな部分だけ読んで解く
の3つあります。
1つずつ掘り下げて見ていきましょう。
※高校受験合格へのロードマップは、こちらの記事をご覧ください↓
文章をすべて読み通してから解く
まず、英語の文章を先にすべて読み通してから、1つ1つの設問に取り掛かるという方法です。
私は「通読型」と呼んでいます。
「通読型」は、文章全体を理解した上で、設問を解くことができます。
国語の読解も同じですね
ただし、解くときには、結局もう一度本文から答えの根拠を探すので、時間がかかってしまいます。
ですので、「通読型」は読むスピードが速い中学生に向いています。
まとめると…
<通読型のメリット>
・文章全体を理解して解ける
<通読型のデメリット>
・解くときにもう一度読むので時間がかかる
→読むスピードが速い子に向いている
読み進めながら解く
一方、文章を読み進めながら、設問も解いていくというスタイルの子もいます。
私は「並行型」と呼んでいます。
「並行型」は読みながら、すぐに設問をさばけるので時短になります。
ちなみに私は「並行型」で読み解くタイプです
ただし、答えや答えの根拠が、まだ読んでいない文章後半に隠れている場合もありますよね。
その場合には、いったん棚上げしておいて、あとで解く必要があります。
読むのがあまり速くなかったり、いったん保留でいる要領の良い子に向いている読み方です。
まとめると…
<並行型のメリット>
・読みながら解けるので時短になる
<並行型のデメリット>
・答えが文章後半に出てくる場合には、いったん保留しなければならない
→読むスピードがゆっくりorいったん保留できる要領の良い子に向いている
設問に関係しそうな部分だけ読んで解く
中には、設問を読んで、設問に関係しそうな部分だけ読んで解く子もいます。
この方法は、短い文章しか出題されない中1・2の頃なら対応できるでしょう。
でも、中3の模試や実力テスト、入試問題では、長い英文が出題されます。
長い文章が出題されると、設問に関係するところだけ読む方法では、太刀打ちできなくなることが多いです。
心当たりあるわ…
一見、要領よく見えますが、頭打ちしてしまいやすい読み解き方です。
国語の文章読解でも、この方法で読む中学生がいますが、私は基本的におすすめしていません。
中には、長い文章であっても、設問に関する部分を的確にスキャンできる、優れた力を持った子もいます。
ただ、そういう処理能力の高い子は、通読型でも並行型でもどの読み方でも解けてしまうでしょう。
まとめると…
<設問に関する部分だけ読むメリット>
・短い文章なら効率よく読んで解ける
<設問に関する部分だけ読むデメリット>
・長い文章になると対応できなくなる
→入試で対応できないのでおすすめはしない
テストでは「並行型」がおすすめ!
私は「通読型」でも「並行型」でも、どちらでもいいと考えています。
その子にとって、読みやすい方法、解きやすいスタイルが1番良いですよね。
ただ、入試をはじめ、テストというものには「制限時間」があります。
どうしても時間配分を意識した読み方・解き方が必要になります。
ですので私は…
並行型をおすすめ
するようにしています。
並行型であれば、読みながら、解ける問題からさばくことができます。
「長い文章を読んでいる間に時間切れ…」というもったいない失点を防ぐことができますね。
また、テストでは、解けるはず問題で確実に得点することが何よりも大切です。
奇問・難問は、みんながまちがえるから大差ありません!
【中学生】英文読解が苦手な理由5つ
英文の読解が苦手な中学生は多いですよね…
読解問題が苦手な理由を見ておきましょう。
中学生にとって、英語の長文読解が苦手に感じられる理由は…
- 知らない単語が多すぎる
- なんとなく読めるけど間違ってしまう
- テストでいつも時間切れになってしまう
- 文字を目で追うのが精一杯で内容がわからない
- 読解に苦手意識が強い
の5つが多いでしょう。
1つずつ見ていきましょう。
知らない単語が多すぎる
まず、英単語や熟語が不足している子は、英文を読んでもちんぷんかんぷんになってしまいます。
国語の文章でも同じですが、ボキャブラリー(語彙)は「武器」です。
つまり…
- 知っている言葉が多い→読みやすい
- 知らない言葉が多い→読みにくい
とてもシンプルな理由ですね。
武器が少ない状態で英文を読んでも、太刀打ちできません。
なんとなく読めるけど間違ってしまう
内容はなんとなくわかるねんけど、点数が伸びない…
よくそのように悩んでいる中学生も多いものです。
ただ、「なんとなく」というのがくせ者です…
「なんとなく」というのは、言い換えると「理解があやふや」や「根拠がない」ということ。
つまり…
なんとなく読めている気がする
→なんとなく解いてしまう
→なんとなく間違ってしまう
となってしまい、点数が取れない状態が続いてしまいます。
そんな中学生に不足しているのが、「文法力」です。
もしかしたら「文法はわかっているよ!」と感じている子もいるかもしれませんが、次の例文を見てみましょう↓
What are you going to write about this week?
中学2年生の1学期までの知識です。
どういう意味でしょうか?
aboutは「~について」という前置詞だから、日本語訳は、
「今週について、あなたは何を書く予定ですか」でしょ
と解釈した人も多いはず。
でも、正解は…
あなたは今週、何について書く予定ですか。
ですね。
つまり、aboutはthis weekの前置詞ではありません。
もともと肯定文では、次の文のようになっていたはずです。
You are going to write about 〇〇 this week.
(あなたは今週〇〇について書く予定です。)
「何について」書くのかをたずねたいので、書くテーマの部分が疑問詞whatになって文頭に出てきただけですね。
このように、文法や文構造があやふやなまま読み進めている子は、なんとなく読めている気がするけれど、なんとなく間違ってしまうことがよくあります。
テストでいつも時間切れになってしまう
また、長文を読んでいて、いつも最後まで読み切れない、解ききれない子もいます。
テストで時間切れになってしまうタイプです。
テストで時間が足りなくなってしまう原因はいろいろ考えられます。
- 英単語の読み取り(認識)が遅い
- 知らない英単語が多い
- 一文一文を日本語訳している
- 時間をかけるべきでない問題で時間をかけている
など、さきほど紹介した英単語や英文法といった知識が足りていなかったり、英語に不慣れだったりすることが主な原因です。
中には、テストの受け方・解き方という「戦略」で損をしている子も多いでしょう。
テストというのは、常に時間との勝負ですね。
文字を目で追うのが精一杯で内容がわからない
さきほど「英単語の読み取り(認識)が遅い」ことが時間切れになると書きました。
ただ、英単語の認識がゆっくりな子の場合、時間がたっぷりあったとしても、内容が読み取れていないことがあります。
それは…
木を見て森を見ない
状態になっているからです。
本来なら文章の細部を理解するとともに、文章全体で筆者が言いたいこと理解するのが「読解」です。
でも、一語一語、一文一文への認識が遅いと、それだけで労力を使い切ってしまいます。
その結果、時間をかけて読み切ったけれど、視野が狭い状態なので、何が書かれてあったのかまではわからない中学生も多いです。
国語の文章でも、読んだけどよくわからんときあるわ…
読解に苦手意識が強い
英語に限らず、読解自体に苦手意識を持っている子もいます。
文字がぎっしり詰まっていると無理…
どうせ読んでもわからない…
文章自体に苦手意識を持ってしまうのも、いろいろな原因が考えられます。
しかも、複数の理由がからみあっているので、とても厄介でしょう。
この後でまとめている勉強法などを試して、少しずつ苦手意識を克服していくといいでしょう。
国語の読解は得点できないけど、英語の読解は点数が取れるというおもしろい子をかつて担当したことがあります
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中学生の英文読解の勉強法
では、英文の読解問題は、どうやって勉強すればいいのでしょうか?
中学生が英文読解を勉強する方法は…
- 英単語・熟語を覚えておく
- 英文法を使いこなせるようにしておく
- 英文への反応速度を上げていく
まずはこの3つです。
さらに細かい勉強法が5つありますので、順を追って見ていきましょう。
英単語・熟語を覚えておく
さきほどボキャブラリー(語彙)が少ないと、英文を読んでもちんぷんかんぷんだと書きました。
解決方法はシンプルですね。
不足している英単語・熟語を覚えることです。
大事なことなので、もう一度書きますが…
- 知っている言葉が多い→読みやすい
- 知らない言葉が多い→読みにくい
というシンプルな理屈です。
まずは英単語・熟語という、英文を読むうえで欠かせない「武器」を装備しましょう!
英単語・熟語の覚え方を書き始めると、それだけで1記事書けてしまいますので、こちらの記事をご覧ください↓
英文法を使いこなせるようにしておく
英単語・熟語だけでなく、「英文法」も大切です。
さきほど例に挙げた英文のように、習った文法なのに、意味を取り違えていることがよくあります。
それは、英文法が「わかる」段階で止まっているからです。
問題集なども使って、文構造を分析できるようにしていきましょう。
「わかる」と「できる」は違うってよく言うやん
長い文章も、結局は一文一文、一問一問は「文法」で構成されています。
長文読解に入る前に、まずは文法問題はある程度解ける(できる・使いこなせる)ようにしておくといいでしょう。
また、中学校の文法ではあまりクローズアップされませんが、中2で学ぶ「文型」は文を分析する上でとても大切ですよ。
高校では初めに「文型」を学び直しますね
英文法を使いこなして、「なんとなく読んで、なんとなく解いて、なんとなく間違ってしまう」レベルを卒業しましょう。
文法の勉強法も書き始めると、それだけで1記事書けてしまいますので、こちらの記事をどうぞ↓
英文への反応速度を上げていく
英単語を読む(認識する)のがゆっくりな子や、テストでいつも時間切れになってしまう子は、英文への反応速度を上げていく必要があります。
語学の勉強は、スポーツとよく似ています。
はじめは意識しながらは体の動かさなければなりません。
でも、慣れてきたら、体の動きを意識しなくても、自然と体が反応してきますよね。
英文でも同じです。
自転車に乗る練習と同じです。
初めはバランスが悪くても、だんだん無意識で運転できますよね
英単語を読む(認識する)のが遅いのは、まだ脳が慣れていないから。
テストで時間切れになってしまうのは、スピードに乗れるほど英語に体が慣れていないからです。
では、英文に慣れて、スピードを上げるにはどうすればいいのでしょうか?
ここからは、英文を速く読むための6つのコツを紹介していきますね。
英文に慣れて、読むスピードをアップさせるには、いろいろな方法がありますが…
- 読みながら理解して訳し戻らない
- スラッシュリーディング
- パラグラフリーディング
- つなぎ言葉で展開を予測する
- 音読で脳を英語に慣らす
- 多読で脳を英語に慣らす
という6つの練習方法を紹介したいと思います。
もちろん大前提として、英単語や英文法がある程度身についている必要がありますので、ご注意くださいね。
1つずつ見ていきましょう。
読みながら理解して訳し戻らない
英語と日本語とでは、語順が違います。
ですので、英文をていねいに日本語訳すると、「訳し戻る」必要があります。
たとえば…
I don’t think I can finish my report by the next class.
という英文を、日本語らしく訳そうとすると…
私は次の授業までにレポートを終えられないと思う(終えられるとは思わない)。
というように、
- 私は(I)
- 次の授業までに(by the next class)
- レポートを(my report)
- 終えられる(I can finish)
- と思わない(don’t think)
英語の語順を後ろから前に「訳し戻る」ようにしなければなりません。
すべてを訳していたら、テストで時間が足りなくなるのは当然ですね…
ですので、(きちんとした和訳が必要なとき以外は)、読みながら前から語順のまま理解するようにすると、スピードが上がります。
つまり…
I don’t think「私は思わない」
→I can finish my report「レポートを終えられる」
→by the next class.「次に授業までに」
というように、読みながら英語の語順のまま解釈していくというわけです。
これは、さきほどお伝えした「なんとなく読み」とは違います。
きちんと文構造を理解した上で、解釈しているので大丈夫です。
なんでI don’t thinkの後ろに、また主語のIが来てるんだろう?
と感じている子は、やっぱり英文法を学び直す方が先決です。
スラッシュリーディング
高校に入ると、英文を細かく分析する学習をします。
中学校の間は、長い文をざっくりと区切りながら読むといいでしょう。
さきほどの英文であれば、どこで区切ると読みやすいでしょうか?
I don’t think / I can finish my report / by the next class.
たとえば、このように区切れば読みやすいのではないでしょうか。
ポイントは、「かたまり」でとらえることです。
I don’t think(私は思わない)で分が始まりますが、「思わない」内容がI can finish my reportですよね。
で、いつまでにレポートを終わらせたらいいかというとby the next classです。
慣れてきたら、長めに区切りながら、あるいは、区切らなくても読めるようになります
このように意味のかたまりで区切りながら読むことで、さきほど紹介した前から理解しながら訳し戻らずに読みやすくなります。
パラグラフリーディング
「パラグラフ」は「段落」のことですね。
つまり、段落ごとにどんなことが書かれているのかを理解しながら読むことを、「パラグラフリーディング」と言います。
読み手が読みやすいように、書き手は段落ごとに話題をまとめてくれています。
たとえば、
1段落目:問題提起
2段落目:筆者の主張
3段落目:具体例
4段落目:日本について
5段落目:アメリカについて(日本との対比)
6段落目:まとめ
というのは、よくある文章の構成ですね。
もちろん英語の文章だけでなく、国語の文章でも段落ごとに書かれていることを理解することで、筆者の主張をつかみやすくなります。
英文を1文1文分析しながら読んでいると、どうしても細部にばかり目が行きがちです。
その結果、「木を見て森を見ない」状態になることがよくあります。
がんばって読むねんけど、結局何の話やったか、よくわからんねん
そうならないためにも、1文1文を解釈しながらも、段落全体として、そして、文章全体としてどんなことが書かれているのか、少しずつ理解できるようにしていきましょう。
つなぎ言葉で展開を予測する
国語でも、「つなぎ言葉(接続詞)に印を入れながら読もう」と言われることがあります。
英語でも、つなぎ言葉(接続詞)を意識して英文を読むことで、理解しやすくなります。
なぜ、「つなぎ言葉」で文章が理解しやすくなるのでしょうか?
それは、文章の展開を予測しやすくなるからです。
正確には「接続詞」ではない言葉もあるので、「つなぎ言葉」としておきますね
「for example(例えば)」が出てきたら、「あ、具体例が始まるんだな」と判断できます。
「however(しかしながら)」が出てきたら、「逆の内容が書かれるな」と予測できます。
「because(~から)」や「so(だから)」が出てきたら、因果関係がわかります。
漫然となんとなく読むのではなく、「つなぎ言葉」を意識しながら読むことで、文章の展開を理解しやすくなるでしょう。
音読で脳を英語に慣らす
「スラッシュリーディング」や「パラグラフリーディング」などは、テストで英文を読むときの実践的な方法として役に立ちます。
では、ふだんの勉強で何をすれば、英文を読む力がつくのでしょうか?
それは、「音読」です。
え?
中学生にもなって音読?
と思ったかもしれませんが、言語を身につけるうえで「音読」はとても大切です。
小学校の国語の宿題で、音読の宿題が出ていたはずです。
あれは、日本語を脳になじませるためのトレーニングだったんですね。
たくさん日本語に読んで、日本語に触れたからこそ、国語の文章がすらすらと読めるようになっていきます。
親のサインをマネして、音読の宿題をやったフリをしていた私が言うのもなんですが…
英語も同じです。
音読をして、たくさんの英文に触れることで、英文をすらすらと読めるように脳を慣らしていけます。
「同時通訳の神様」と呼ばれる國弘正雄さんは、中学時代に、教科書を500から1000回ほど音読したと言われています。
また、英語教室を主宰されている森沢洋介さんは、『英語上達完全マップ』という本で次のように書かれています。
私は自分の教室の生徒にはまず中学2年、3年のテキストで音読パッケージへの導入をします(場合によっては1年から)。
『英語上達完全マップ』森沢洋介(べレ出版)
(中略)
もともと英語の知識はそこそこあるけれど、英語回路がないためTOEIC300台から400台だった生徒の中には、中学テキストの音読パッケージを終えただけで、一気に600に達する人もいます。
「音読パッケージ」というのは、リスニングを組み合わせて音読を100回くらいする、森沢洋介さんの英語学習メソッドです。
文構造や意味が分かる文章を、音で聞きながら、音読することで、英語を頭で理解するだけでなく、体で身につけることができます。
では、どんな文章を音読すればいいのでしょうか?
それは…
教科書の文章
です。
教科書の文章は、その学年・時期に必要な英単語・英文法を盛り込んで作ってくれています。
教科書を侮るなかれ!
中学1年生であれば、教科書を何度も音読して、暗唱(暗記)するのをおすすめしています。
中学2・3年生になると、教科書の文・文章も長くなって、すべてを暗唱するのは難しくなります。
それでも、日本語に訳さなくても、英文のままイメージがわくほど音読すれば、脳が英文に慣れて、英文を処理するスピードも上がってきます。
多読で脳を英語に慣らす
ある程度、英単語と英文法が身について、音読にも慣れたら「多読」もおすすめです。
「多読」は、その名の通り、たくさん英文を読むことです。
ただ、多読にはルールがあります。
ラダーシリーズの「はじめに」
- 速く
- 訳さず英語のまま
- なるべく辞書を使わず
です。
私立の中高一貫校では、カリキュラムの中に英語の多読を組み込んでいる学校もあります。
英語を大量に浴びるには、多読はとても役に立ちます。
難しい英単語が使われた英文を読む必要はありません。
かんたんな英単語や英文法が使われた文章でOKです。
おすすめなのは「ラダーシリーズ」です↓
「ラダーシリーズ」は、英語学習者用にレベル別に作られた多読用シリーズです。
上のリンクのように、日本の昔話や偉人の伝記などがリリースされています。
英文だけが書かれており、日本語訳は掲載されていません。
巻末にWord Listとして、本編に出てくる英単語の品詞と意味が載っています。
レベルは5段階に分かれています↓
レベル | 使用語数 | 英検のレベル |
LEVEL1 | 1000語 | 4級 |
LEVEL2 | 1300語 | 3級 |
LEVEL3 | 1600語 | 準2級 |
LEVEL4 | 2000語 | 2級 |
LEVEL5 | 制限なし | 準1級 |
英検4級が、中学2年生にレベルに対応しているので、まずはラダーシリーズもLEVEL1からスタートするといいでしょう。
LEVEL1でも意外と骨が折れますよ!
読み終わった1冊を、何度も読むのもおすすめです。
頭の中で英文を処理するスピードが、だんだんと上がってくるのを実感できるでしょう。
まとめ:【中学生】英語の長文読解の勉強法!
英単語や英文法があやふやな場合は、まずは英単語と英文法を強化しましょう。
「武器」が少ない状態では、長文を読もうとしても太刀打ちできないできません。
英語の文章を理解する方法は、実は国語の文章を読む方法と同じですね。
単語→文→段落→文章全体へと、理解を広げていきましょう。
「木を見て森を見ない」状況に陥らないようにしなければなりません。
また、ふだんの勉強としては、教科書の文章を暗唱できるほど音読して、英語という言語に脳を慣らしていくといいでしょう。
すべての方法を取り入れる必要はありません。
ぜひ1つでも皆さんの英語学習に取り入れてもらえたら幸いです!