こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
小学1年生の娘には、算数・国語などの勉強系の習い事にはまだ通わせていません。
おうちでできる教材を探して、「ポケモンずかんドリル」を使ってみました↓
今回の記事では、「ポケモンずかんドリル小学1年生たしざん・ひきざん」の
- 特徴と使い方
- 実際に使って感じたメリット
- 使うときの注意点
- どんな子におすすめか
がわかります。
おうちでできるドリル選びの参考になれば幸いです!
「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」を使ったきっかけ
娘は保育園の年長のころから、TVアニメ「ポケットモンスター」を見ていました。
そとにきに「ポケモンずかんドリル」のCMが流れました。
すると、娘が食いついて「ポケモンずかんドリルほしい」と言い出しました。
おもちゃのCMだったら、

誕生日かクリスマスのプレゼントやな
と言ってごまかしているのですが、手ごろな教材なので買ってみることにしました。
まずは、以前レビュー記事を書いた、幼児向け「ポケモン知育ドリル」と小学1年生「ひらがな・カタカナ」に取り組みました。
※幼児向け「ポケモン知育ドリル」のレビュー記事はこちらです↓
※ポケモンずかんドリル小学1年生「ひらがな・カタカナ」のレビュー記事はこちらです↓
その後おかわりとして「たしざん・ひきざん」も買ったのですが、卒園・入学やらでバタバタして、いったんお蔵入り。
小学1年生になり、学校でも算数が始まったところで、本棚で眠っていた「たしざん・ひきざん」を発見。
さいわいまだポケモン好きは続いていたのと、たまたま掘り出し物に出会って嬉しかったらしく(笑)楽しく取り組んでくれました。
「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」の特徴と使い方
まず、特徴と使い方から紹介していきますね。
「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」は、
- 数字に慣れるところからスタート
- 問題を解いてみる
- 丸つけ・採点する
- シールを貼ってポケモン図鑑を完成させる
という流れで進めていきます。
数字に慣れるところからスタート
いきなり足し算・引き算から始まるわけではありません。
数字に慣れることころからスタートすることができます。
数の大きい・小さいの感覚や、数字の書き取りから練習を始められます。
実際のページは、こんな感じ↓

その後、
- 1ケタの足し算・引き算
- 3つの数の足し算・引き算
- 繰り上がり・繰り下がり
- 十の位・百百の位
という形で、たしざん・ひきざんに進んでいきます。
全部で50のドリル(バトル)が収録されています。
目次はこんな感じ↓

問題を解いてみる
ドリル(バトル)は基本1ページずつで完結しています。
ページよっては、解説1ページ・問題1ページで合計2ページという項目もあります。
おとなが解説を読んであげて、問題を解かせてみましょう。
「もくひょう15分」「もくひょう20分」など書かれていますが、そんなにかかりませんし、時間は気にしなくてもいいと思います。
丸つけ・採点する
解き終わったら、ドリルの後ろの解答ページを見て丸つけします。
ただ、小学1年生のドリルなので、解答ページを見なくても丸つけをしやすいです。
合計100点満点で採点し、クリアした日付を書き添えます。
「1つ4点」という問題もあれば、「1つ50点」という大盤振る舞いな問題もあります(笑)
シールを貼ってポケモン図鑑を完成させる
1つのドリル(バトル)を解き終わったら、そのページに登場するポケモンをゲットできたことになります。
シールを2枚貼ります。
小さいシールは、ページの右上に。
もう1枚の大きいシールは、付属の「ポケモンずかんボード」に貼り付けて、そのバトルは完了です。
シールを貼り付けた後の「ポケモンずかんボード」はこんな感じ↓

「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」を実際に使って感じたメリット
小1娘が実際に使って感じたメリットを紹介しておきます。
「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」の良かったところは、
- ポケモンが好きなので続けられる
- 図鑑完成を目指してモチベーションが上がる
- 数の概念や数字の書き取りから始められる
- 1ページずつ楽しめる
の4つです。
掘り下げて紹介していきますね。
ポケモンが好きなので続けられる
ポケモンがたくさん出てくるので、娘は楽しそうでした。
知っているポケモンが出てくると「オーロット、テレビに出てきた」と喜びます。
知らないポケモンが出てきても「何これ!?ゴチミル?」と、それはそれでテンションが上がります(笑)
ピカチュウ・ズバット・ガーディ・カビゴンなど、親世代も知っているポケモンが出てきます。

ポケモン赤・緑・金・銀世代です
図鑑完成を目指してモチベーションが上がる
子どもってシール好きですよね。
ドリルを1ページ解き終わると、シールを貼れるのも楽しいようでした。
特に付属の「ポケモンずかんボード」にシールを貼って、埋まって完成していくことにご満悦。
シールを貼って、ポケモンずかん完成を目指すのが、モチベーションになります。
数の概念や数字の書き取りから始められる
さきほど紹介したように、足し算・引き算からいきなり始まるわけではありません。
数の概念や、数字の書き取りからスタートすることができます。
かんたんなページから始められるので、楽しく取り組めます。
難しいドリルだと「足し算って難しい…」という苦手意識につながってしまいます。
せっかくおうちでドリルを進めるのですから、苦手になってしまってはもったいないですね。
1ページずつ楽しめる
また、1ページずつ進められるのもメリットでした。
子どもの集中力って、そんなに続かないですよね…
1つの項目が長いドリルだと、途中で飽きてしまいます。
でも、「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」は1項目1ページが基本なので、飽きずに進められるようでした。
「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」の注意点
次に、実際に使って感じた注意点も、お伝えしておきます。
「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」を使うときに気を付けておきたいことは、
- 数字が書けるようになってからの方が進めやすい
- おとなの説明は必要
- 1冊だけでは完全には身につかない
- すぐに終わってしまう
の4点です。
1つ1つ見ていきましょう。
数字が書けるようになってからの方が進めやすい
数の概念や数字の書き取りから始められますが、数字が安定して書けるようになってからの方が進めやすいと思います。
書き込みドリルなので、数字を書くのにまだ慣れていないと、書くことに手間取ってしまいます。
かんじんの足し算・引き算のトレーニングに集中できない可能性があります。
保育園時代に左右逆さまのいわゆる「鏡文字」を書いていた娘も、小1になって小学校で算数の授業が始まって、数字を書くのが安定しました。
数字を書くことに慣れてから、「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」に取り組んだので、すんなりスタートできました。
おとなの説明は必要
解説や問題文は、ひらがな・カタカナで書いてくれています。
小学1年生で習う漢字にも、読みがなをつけてくれています。
でも、幼児・小学生が、自分で解説や問題文を読んで理解するのは、まだまだ難しいですね。
なので、おとなが説明してあげる必要があります。

「お父さん、これどういうこと?」と呼ばれたら、説明していました
また、しっかりと問題文を読まないと、まちがってしまう問題もあります。
たとえば、
3.①3と3で□ ②2と6で□
4.①6は4と□ ②10は3と□
「ポケモンずかんドリル小学1年生たしざん・ひきざん」
大問3は「3+3=6」、「2+6=8」で足し算すればOKです。
ただ、大問4は「6=4+2」、「10=3+7」です。
問題文を読まずに、なんとなくドリルを進めていると、まちがいそうですね…
子どもがつまずいたときにも、おとなのサポートは必要です。
実際のページはこんな感じ↓

1冊だけでは完全には身につかない
また、どんな教材も万能ではありません。
1冊だけで、かんぺきに足し算・引き算がマスターできるわけではありません。
小学校の教材や、別の教材で引き続き、足し算・引き算のトレーニングは必要です。
プロ家庭教師として受験生を指導していると、よくお母様・お父様から、

何度も解けるように、教材をコピーしておいた方がいいですか?
と質問されます。
受験勉強をするときには、1冊の教材をパーフェクトに仕上げるために、コピーをおすすめすることもあります。
ただ、「ポケモンずかんドリル」は小さい子向けのドリルなので、そこまでする必要はありません。
何度も同じ教材に取り組ませると、小さい子は飽きてしまいますね。
それよりも、1冊終わらせて達成感を感じたら、別の教材をおかわりした方がいいでしょう。
すぐに終わってしまう
1ページの問題数も少なめで、問題もあまり難しくはありません。
取り組ませやすいのはメリットなのですが、すぐに終わってしまいます。
うちの娘は夢中になって、10日前後で終わってしまい「次のポケモンドリル買ってー」と言っていました。
ですので、難しい問題集・ドリルをご希望のご家庭には、かんたん過ぎるかもしれません。
ただ個人的には、おうちでする市販ドリルは、簡単ぐらいでちょうどいいと私は思っています。
家で難しい問題に取り組ませて、
ドリル難しい→計算が嫌い!→算数・数学が苦手…
という悪循環になってしまったら、せっかくおうちドリルをするのに、もったいないですね。
「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」はどんな子におすすめ?
ここまで実際に使って感じたメリットや注意点をまとめてきましたが、どんな子におすすめなのかも紹介しておきますね。
「ポケモンずかんドリルたしざん・ひきざん」がおすすめなのは、
- ポケモンが好きな子
- 数字がある程度安定して書ける子
- 就学前に先取りしたい幼児
- 足し算・引き算を復習したい小学生
だと私は思います。
ポケモンが好きな子
ポケモン好きの子は、興味を持って取り組めます。
イラストのない味気ないドリルや、知らないキャラクターが登場するドリルよりも、好きなキャラクターが出てくる方が楽しいですよね。
ポケモンが好きな子には、おすすめのドリルです。
数字がある程度安定して書ける子
さきほどお伝えした通り、ドリルなので書くことがメインになります。
ですので、数字を書くことに慣れている方が、スムーズにドリルに取り組めます。
もし、まだ数字を書くのが安定していないけれど、足し算・引き算に触れさせたい場合には、くもん「たしざんカード」「ひきざんカード」などがおすすめです。
カードを見て答えを言う、いわゆるフラッシュカードなので、数字が書けなくても足し算・引き算の練習ができます。
※くもん「たしざんカード」のレビュー記事はこちらです↓
うちの娘は小学校で数字を書けるようになり、また、「たしざんカード」をしていたので、「ポケモンずかんドリル」をスムーズに始められたように思います。
就学前に先取りしたい幼児
それほど難しくはないので、幼児の就学前の先取りにもぴったりです。
「まだ算数の習い事にまで通わせるほどではないかな」というご家庭は、おうちドリルとして使ってみるといいですね。
数字の書き取りを練習してくれる幼稚園や保育園もありますね。
数字に興味を持ってきて、数字を書くのが安定してきたら、ドリルを始めるのに良いタイミングかもしれません。
足し算・引き算を復習したい小学生
小学校で足し算・引き算を習ったあとに、復習として使うものアリです。
小学1年生のドリルやプリントは書き込み式なので、一度使うとおしまいです。
ですので、教材をおかわりするときには、市販のドリルを使うご家庭が多いですね。
一度習った足し算・引き算を復習して、自信をつけて進級しましょう。
まとめ:ポケモンずかんドリル【小1たしざん・ひきざん】をプロ講師が使ってみた!
うちの小1娘には大ヒットだったので、「ポケモンずかんドリル小学1年生たしざん・ひきざん」を紹介してみました。
おうちドリルなので、楽しく取り組むのが1番です。
本人の気が向かいないときには、ムリに取り組ませる必要はないですね。
ドリル楽しい!→計算が好き!→算数・数学が得意!
という好循環になるように、おうちドリルを使うのがおすすめです!
みなさんのおうちドリル選びの参考になれば幸いです。