【国語】高槻中学校<2018年度A日程>どんな問題?

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

お母様・お父様

高槻中学校ってどんな問題が出るん?
どうやって対策したらええんやろ…

そのように悩んでいるお母様・お父様も多いのではないでしょうか?

今回の記事では…

  • 高槻中学校の入試問題の傾向と対策

がわかります。

しっかりと対策をたてて、合格をつかみとりましょう!

管理人ひかる

元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします

高槻中学校ってどんな学校?

高槻中学校は、大阪府高槻市にある私立中学校です。
阪急京都線の高槻市駅から徒歩数分、JR京都線の高槻駅からも15分程度で歩いて通えるという好立地です。
しかも、JR高槻駅は新快速の停車駅でもありますので、大阪のみならず、京都や神戸方面からもアクセス可能です。
京阪の枚方市駅から、京阪バスで淀川を渡って、通学している子もいます。

高槻中学校は、創立以来男子校でしたが、2017年度から男女共学となりました。
6年一貫で大学受験を目指し、国公立大学や有名私立大学に、たくさんの生徒が進学しています。

また、高槻中学校は大阪医科薬科大学の法人で、「医学」に力を入れています。
(2021年4月に大阪医科大学と大阪薬科大学が統合し、大阪医科薬科大学になりました)
大阪医科薬科大学との「高大連携」によって、高校在学中に大学の講義を受けられるそうです。

浜学園教育情報TIPS」というサイトで、特集記事が掲載されていました。

高校1年では「基礎医学講座」を選択することができます。これは放課後に医科大学に行って一回90分の8つの講義(生理学、公衆衛生学、法医学、生化学、薬理学、解剖学、病理学、微生物学)を医大の教授から受けるもので、実際の医学部生がどのような勉強をしているのか、現場の医師がどのような思いで医療に当たっておられるのかを知ることができます。
この講座を修了すると、学長名で発行される修了証書が授与されます。この修了証書を持たない生徒には原則として医学部への推薦状は出しません。というのも、医師になるからには「人のためになる医師」を目指して職に就いてほしいと考えるからです。単に偏差値の高低で医学部を目指すのでは、患者さんにとって良い医師とは言えません。高校生のレベルでいいので、医師という職業がどのようなものなのか理解してから進学してほしいのです。

浜学園教育情報TIPS より引用

「医者になりたい(させたい)」、「医学部に進学したい」とお考えのご家庭には、ピッタリの学校かもしれませんね。

進学塾・日能研で一般公開されている偏差値一覧R4によると、関西の統一入試日の初日午前で受験するA日程入試では偏差値57前後、2日目午後で受験するB日程では偏差値63くらいとなっています。
(合格最低点やレベルは年度によって変動しますのでご注意ください)

高槻中学校の国語はどんな問題?

\実際のレイアウトに近い過去問ならコレ/

それでは、高槻中学校<2018年A日程入試>国語の入試問題では、どんな問題が出題されたのかを見ていきましょう!

【時間】

60分

【満点】

120点

【構成・出典】

1.論説文『人はどうして老いるのか』日高敏隆
2.随筆文『竹、竹、竹が生え。』(日本経済新聞2017年6月11日付)和合亮一
3.漢字

【特徴】

随筆文・論説文ともにしっかりとした長さの文章が出題されています。

2017年度のA日程の問題では、大問1・2の読解問題のなかに、漢字の書き取りが10問出題されていました。
しかし、2018年度のA日程の問題では、大問3として独立して、漢字の書き取りが10問出題されています。

論説文では30字以内と60字以内でまとめる記述問題が出題され、随筆文では25字以内と30字以内と60字以内の記述問題が出題されています。
計5問の記述問題に対処しなければならないので、時間配分には注意しなければなりません。

大問1の論説文は、人間と他の動物に共通する「遺伝」と「学習」がテーマでした。
実験とその実験から導き出された筆者の考え方を、きちんとつかめるかが読解のポイントです。

大問2の随筆文では、わが子の成長を「竹」にたとえながら、筆者は思いをつづっています。
子どもの成長を頼もしく感じながらも、寂しく感じてしまう親心を、小学6年生が理解できるかが読解のポイントです。

また、大問1・2ともに最後の設問で、それぞれの文章を読んだという複数の架空の生徒たちが、意見を言うという問題が出題されました。
その意見の中で、1つだけ適切でない意見を選ぶという特徴的な問題です。
特に大問2では、6人の意見がどれも長く、本文の内容と照合することに、やや手間取るかもしれません。

【対策】

比較的長い文章を読まなければならない上に、計5問の記述問題を解かなければならないので、スピードが要求されます。
普段から制限時間を設けて読解問題を解くなど、スピードを意識した練習をしておく必要があるでしょう。

例年、記述問題がいくつか出題されるので、すばやく答えをまとめる練習もしておきましょう
制限時間内に多くの記述問題を解くには、短時間で記述に使えるキーワードやキーセンテンスを見つける必要があります。
そして、あまり文の構成を熟考している余裕はありません。
ある程度、頭の中で、キーワードやキーセンテンスを中心に文の構成ができあがったら、ひとまず書きだしてみましょう。
書き進めながら、字数を調整できるようになってくると、記述問題を解くスピードがあがってくるはずです。

記号選択問題は、やや選びにくい選択肢があります。
特に大問2の最終問題は、選択肢が6つもあり、どれも長かったので、本文の内容と照合するのに時間がかかります。
消去法も使いつつ、本文と選択肢をていねいに照合しながら、選択肢を吟味する練習をしておきましょう。

2017年度から共学化され、過渡期であるためか、毎年のように出題傾向が変わっています。
過去問を解いて、しっかり戦略を立てていても、予想を裏切られるかもしれません。

でも、条件は他の受験生も同じです。
新しいタイプの問題が出題されても、焦らずに確実に解ける問題で得点することが大切です。

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【プロ家庭教師から一言】

高槻中学校では、「英語選択型入試」も実施されています。
国語・算数、そして、英語と英語による面接で(若干名ではありますが)選抜されます。

もし幼い頃から英語を学習していて、筆記試験と面接に対応できるのであれば、英語を活用した入試を活用するのも1つの作戦ですね。
(最新の情報は、高槻中学校のホームページでご確認ください)

\著作権による文章カットが少ない通称「赤本」/
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