【大阪府|高校受験】志望校を決める流れとポイントをプロ講師が解説!

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

お母様・お父様
お母様・お父様

大阪の高校入試って、どうやって志望校を決めたらいいん?

そのようにお悩みのお母様・お父様も多いのではないでしょうか?

今回の記事では…

  • 中1・2の間にしておきたいこと3つ
  • 中3でやっておきたいこと4つ
  • 大阪府ならではの志望校選びのポイント
  • 【入試直前期】私立と公立の受験校決定の流れ

がわかります。

大阪府の高校入試のシステムは、けっこう複雑ですよね…

納得のいく志望校&受験校を決めていきましょう!

管理人ひかる
管理人ひかる

元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします

【大阪府の高校選び】中1・2の間にしておきたいこと3つ

まず、志望校を選ぶために、中学1・2年生の間にやっておきたいことからチェックしておきましょう。

大阪府の中学1・2年生が志望校選びのためにやっておきたいことは…


  • 通知表で評定を高めておく
  • 入試システムを知っておく
  • どんな高校があるのかアンテナを立てておく

の3つです。

掘り下げて見ていきましょう。

※高校受験合格へのロードマップは、こちらの記事をご覧ください↓

通知表で評定を高めておく

公立高校を受験する場合には、通知表の点数が「持ち点」になります。

いわゆる「内申点(調査書)」ですね。

内申点=通知表の点数が高ければ高いほど、公立高校の入試を有利に戦えます。

その内申点には、中1と中2の評定も含まれます。

中1:中2:中3=1:1:3

つまり、内申点の5分の2(4割)が、中1と中2の成績ですね。

ねこ殿
ねこ殿

「中3になったら、オレ本気出すわ」
では、あかんやん…

中3になって、行きたい高校が決まったときに、内申点が足りないと困ります…

「中1・2のときに、ちゃんと通知表を取っておけばよかった…」と後悔してしまいます。

自分の行きたい高校を選ぶためにも、余裕を持って通知表の点数を確保しておきたいものです。

内申点の大切さや内申点の上げ方については、こちらの記事をどうぞ↓

入試システムを知っておく

さきほど、中1・2の通知表(評定)が、内申点に含まれるとお伝えしましたが、その事実を知らない中学生がけっこう多いんですよね…

中学3年生になってから…

子どもたち
子どもたち

え?!
内申点って、そんなに重要やったん!?

と、びっくりする中学生も多くて、こっちこそびっくりさせられます。

ただ、大阪府の高校入試のシステムは複雑ですので、お困りのお母様・お父様も多いでしょう。

細かいシステムは、中学3年生になってからでも大丈夫ですが、

  • 高校入試では内申点は入試の「持ち点」
  • 大阪府の公立高校では中1・2の内申点も4割含まれる
  • 内申点は定期テストの点数で主に決まる
  • 提出物や授業態度も内申に含まれる

ということは、中1・2の頃から、しっかりと意識しておくといいでしょう。

大阪府の公立高校の内申点(調査書)の仕組みについては、こちらの記事をどうぞ↓

どんな高校があるのかアンテナを立てておく

大阪府には、公立・私立ともにたくさんの高校があります。

かつてのような「学区」がなくなりました

公共交通機関を利用して遠くの高校に通う子も増えています。

中学1・2年生の間に、どんな高校があるのか、なんとなく知っておくといいでしょう。

  • 公立と私立の違い
  • 人気がある高校
  • 部活動の強い高校
  • 先輩が受験・合格した高校

など、お子様が興味を持てそうなポイントからでOKです。

子どもたち
子どもたち

サッカーの宮本恒靖さん、生野高校なん?
公立やし、しかもトップ校やん!

というように、その高校出身の有名人などを、チェックしてみてもおもしろいでしょう。

また、塾は「北野高校5人合格!」など合格実績をアピールするものです。

塾の合格実績なども見て、高校のレベルをなんとなく把握しておいてもいいですね。

※拙著『保護者のための「中学生の勉強法」』はこちら↓
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【大阪府の高校選び】中3でやっておきたいこと4つ

次に、志望校を選ぶために、中学3年生になってから、やっておきたいことを見ておきましょう。

中3になってからやるべきことは…


  • 引き続き評定を高めておく
  • 実力テストで点数を取る
  • 志望校群をしぼり込んでいく
  • 模試で志望校との距離をはかる

の4つです。

1つずつ見ていきましょう。

引き続き評定を高めておく

大阪府の公立高校の調査書(内申点)には、中1・2の通知表(評定)も4割含まれると、さきほどお伝えしましたが、中学3年生の評定は6割含まれます。

では、どうすれば通知表の点数を高められるのかというと、

  • 定期テストの点数
  • 平常点(提出物・授業態度など)

です。

定期テストは、入試と違って、範囲が決まっているテストです。

まずは定期テストできちんと得点して、通知表の点数を確保しておきましょう。

評価方法は「絶対評価」ですので、自分ががんばって得点すれば、評定が高くなります。

管理人ひかる
管理人ひかる

一方、「相対評価」では、他の子との比較です。
自分ががんばっても、他の子もがんばったら評定は上がりません

もちろん提出物や授業態度などの平常点も大切にしなければなりません。

定期テストに向けた勉強方法と心構えについては、こちらの記事をどうぞ↓

私立専願だから定期テストの勉強はしなくてもいい?

公立高校を受験せず、私立高校だけを受験する、いわゆる「私立専願」の中学生もいます。

大阪府の私立高校の受験では、基本的に内申点(評定)は関係ありません

試験当日の実力勝負になります。

だから…

子どもたち
子どもたち

私立専願やったら、定期テストなんてどうでもいいやん

という極論を唱える中学生も出てきます。

確かに2月の私立入試を直前にひかえた、1月の学年末テストについては、私立の受験対策を中心にしてもいいでしょう。

ただ、1学期と2学期については、定期テストでもしっかりと得点することを目指すべきです。

なぜなら…

定期テスト対策が私立入試対策にもなる

からです。

定期テストは出題範囲が決められています。

決められたテスト範囲をしっかりとやり込むことで、知識とテクニックを定着させることができます。

範囲が決められた定期テストすら点数が取れないのに、ノンジャンルの入試で得点できるわけがありません!

1学期と2学期の間は、目先の定期テスト対策でしっかりと各教科の内容を定着させていきましょう。

管理人ひかる
管理人ひかる

中学校から高校への教育相談のときに、通知表(評定)を参考にする高校もあるのでご注意を

実力テストで点数を取る

中学3年生になると、実力テストが本格的にスタートします。

2学期までに3~4回実施する中学校が多いでしょう。

実力テストはただの実力試しではありません。

中学校の先生は、実力テストの成績で、私立高校に「教育相談」をおこないます。

私立入試における「教育相談」とは…

中学校の成績をもとに、私立高校側に合格可能性を相談すること

です。

「これくらいの成績の子が受験しにいきますが、どうですか?」と中学校がうかがいを立てます。

それに対して、高校側は合格の可能性を答えます。

  • 生徒:安全に私立を受験したい
  • 中学校:安全に進路指導したい
  • 高校:受験生を確保したい

という三者にとって、Win-Win-Winなシステムですね。

ですので、志望する高校が求める点数を、実力テストで取れていないと、高校側・中学校側からGOサインが出なくなってしまいます

「実力テストは範囲がなく、対策しづらい…」と嘆く子も多いですが、中1・2の重要単元を復習し、苦手単元を克服しておきましょう。

また、中3になると、みんな入試を意識して勉強し始めます。

自分ががんばっても、他の子もがんばったら、いわゆる「偏差値」は変わりません…

少しでも早くアクションを起こす、つまり、受験勉強をスタートさせるといいでしょう。

※「社会は中3から本気出せば間に合う説」についてはこちらの記事をどうぞ↓

志望校群をしぼり込んでいく

中学3年生になると、勉強と並行して、志望校をしぼり込んでいかなければなりません。

そのときに…

子どもたち
子どもたち

私(オレ)は、A高校以外は受験したくない!

と、早くから1つの学校にしぼり過ぎてしまうのは禁物です。

目標を持つことはモチベーションを高めるためにも大切ですが、単なる「わがまま」になってしまわないようにしなければなりません。

視野を広く持つためにも、高校の説明会・オープンスクールに参加するといいでしょう。

1つの高校がすべてではありません。

どんな高校に進学しても、高校で何をして、何を学ぶかの方が大切です。

ねこ殿
ねこ殿

大学受験で「逆転」はよくある話やで

まずは、ざっくりと「志望校群」を作っておくといいでしょう。

「通ってもいい」と思える高校のリストですね。

高校入試が近づくにつれて、そのリストの中から少しずつ志望校をしぼり込んでいきましょう。

志望校の選び方・決め方については、詳しくはこちらの記事をどうぞ↓

模試で志望校との距離をはかる

志望校をしぼり込んでいくうえで重要になってくるのが、模擬テストの「志望校判定」です。

たとえば、大阪府の中学3年生の多くが受験するのが、五ツ木模試です。

五ツ木模試はのべ16万人が受験する中学生対象のテスト会です。

受験者数が多いので、偏差値や志望校判定は信ぴょう性が高いです(特に11月は受験者数が多いです)。

ねこ殿
ねこ殿

大手塾に通っている子も、五ツ木は受験するで

当日のテスト結果をもとに、志望校判定が出ます。

ただ、公立高校は偏差値だけでなく、内申点も加味して考えなければなりません。

模試の成績表には、内申点の対応表がついているので、内申点も考慮して志望校判定をし直すことができます。

私の経験上、五ツ木模試でA判定(内申点も加味)が出たら、高確率で合格できています。

B判定でも合格の可能性は、かなり高いですね。

C判定だと際どいので、慎重派の私は受験をおすすめしません。

管理人ひかる
管理人ひかる

受験は「賭け」ではありません。
賭けると、かなりの確率で負け戦になりますよね…

大阪府ならではの受験校選びのポイントは?

ここまで志望校選びのためにやっておきたいことをまとめておきましたが、大阪府ならではのポイントもあります。

大阪府独特の公立高校選びのポイントは…


  • 内申点と学力検査の比率
  • 英数国は3種類の問題

の2つです。

1つずつ見ていきましょう。

内申点と学力検査の比率

公立高校の入試では、調査書(内申点)と当日の学力検査の合計で合否が決まりますね。

ただ、大阪府では、内申点と学力検査の比率が、学校によって異なります

内申点と学力検査の割合は、5タイプに分かれます。

タイプ内申点:学力検査
3:7
(270点:630点)
4:6
(360点:540点)
5:5
(450点:450点)
6:4
(540点:360点)
7:3
(630点:270点)

タイプⅠは、本番の学力検査重視で、当日のでき次第で逆転が起こりやすいです。

北野・天王寺・大手前・三国丘など難関校は、このⅠ型を採用しています。

一方、タイプⅡは、やや本番の学力検査重視ですが、内申が高いと合格率がぐっと高まります。

難関校に次ぐ、準難関校はこのⅡ型を採用している高校が多いでしょう。

管理人ひかる
管理人ひかる

Ⅱ型なら、内申点で合否の予測がつきやすいです

タイプⅢは、内申点と当日の入試の点数が、半々で評価されます。

中堅の学校や工業高校などで、Ⅲ型を採用している高校は多いですね。

どの高校がどのタイプを採用するかは、大阪府のホームページで掲載されます。

2023年度入試であれば、2022年7月8日に発表されていました。

ですので、1学期の終わり頃に、大阪府のホームページをチェックするといいでしょう。

大阪府の内申点について、くわしくはこちらの記事をどうぞ↓

英数国は3種類の問題

大阪府の公立高校の入試では、理科と社会は1種類だけです。

でも、一般選抜の英語・数学・国語は、難易度別に3種類あります(特別選抜は2種類)。

受験生が選択できるわけではなく、高校側が決めます。

A問題基礎的問題
B問題標準的問題
C問題発展的問題

となっており、たとえば、北野高校をはじめとする難関校は、英・数・国ともにC問題を採用しています。

受験する高校が選択している問題に合わせて、受験勉強(対策)をしていくことになりますね。

ただ、中には教科によりレベルを変える高校があり、高校選びを難しくさせています…

たとえば、2024年度入試では…

八尾CCC
富田林CCC
清水谷CBB

となっており、清水谷高校を志望校として選んでしまうと、八尾高校や富田林高校の対策をしにくくなってしまいます。

また、その高校がどの種類の問題を選択するかは、年度によって変わることがあるので注意が必要です。

さきほどの内申点と学力検査の比率と同様に、毎年7月頃に英数国の問題の種類も、大阪府のホームページで発表されます。

英数国の問題の種類も考慮して、志望校を選ばなければならないのが、大阪府の公立高校の選抜試験の難しいところです。

管理人ひかる
管理人ひかる

学校側に裁量があって、良いシステムだと思いますが、毎年変更もあってややこしい!

【受験直前期】私立・公立の受験校を決める流れは?

受験直前期には、いよいよ受験校を決めなければなりません。

入試の直前期の、受験校を決めるおおよその流れは…


  • 2学期末の懇談で私立の受験校を決定
  • 中学校が私立高校に「教育相談」
  • 3学期の学年末を経て中3の評定が決定

です。

順を追って見ていきましょう。

私立高校の受験校の決定

まず、2学期までの成績をもとに、2学期末の懇談会で、私立高校の受験校を決めます。

中学校は私立高校に、いわゆる「教育相談」を行います。

中学校が私立高校に「これくらいの成績の子が受験しにいきますけど、どうでしょうか?」とうかがいを立てるわけです。

それに対して、高校側は合格の可能性を、中学校側に伝えます。

もし、冬休み中や冬休み明けに、中学校の先生から「考え直した方がいい」と言われたら、教育相談で×が出た可能性が高いです。

管理人ひかる
管理人ひかる

逆に、中学校から何も言われなければ、高校側から良いお返事があったと判断しましょう

受験校が決まったら、受験生は過去問をやり込んで、受験する高校に合わせた勉強をしていきます。

私立高校には、基本的に内申点は関係ありません。

ですので、学年末テストに力を入れるよりも、過去問トレーニングを重視する受験生は多いです。

ただ、学年末テスト対策も入試対策につながりますので、重要単元はしっかりと解けるようにしておきましょう。

【私立高校】教育相談でOKなら100%合格?

教育相談を経て、中学校からGOサインが出たら、高校側らから良いお返事があったと判断して大丈夫と書きました。

では、教育相談で問題なかったら、100%合格なのでしょうか?

かなりの確率で合格できますが、もちろん「本番次第」なのでご注意ください。

安心して公立高校を受験するためにも、余裕を持って合格率の高い私立高校を受験するのが鉄則です。

ねこ殿
ねこ殿

「攻め」も大切やけど、「守り」も大切やんな

多くの私立高校がいくつかのコースを用意しています。

たとえば、ハイレベルな特進コース、標準的な進学コースがある私立高校なら…

第1志望:特進コース
第2志望:進学コース

として、出願できる場合がほとんどです。

もしハイレベルな特進コースの合格ラインに届かなくても、下の進学コースで合格できる可能性があります。

いわゆる「回し合格」ですね。

背水の陣で自分を追い込むこともできますが、落ち着いて受験に臨むためにも、安全な受験校を選ぶことも大切です。

【私立高校】募集人数に対して出願者がとても多いけど大丈夫?

私立高校の出願状況を見ると、びっくりしてしまうかもしれません。

たとえば、募集人数200人の高校に、1000人が出願することがあるからです。

子どもたち
子どもたち

倍率5倍!
5人に1人しか合格できへんなんて無理やん…

と、思ってしまう受験生も多いものです。

ただ、公立高校を第1志望としている受験生は、公立に合格したら公立に進学します。

私立高校としては、それを見越して、多めに合格者数を確保します。

実際には、募集人数200人に対し、750人が合格ということもあり得るわけです。

ですので、見かけの倍率を、よく「名目倍率」と言い、

名目倍率=出願者数÷募集定員

で計算されます。

さきほどの例なら、1000÷200=5倍の見かけの倍率ですね。

1000人に200人だけ、つまり、5人に1人しか合格できないように感じられてしまいます。

一方、実際の倍率は、よく「実質倍率」と呼ばれ、

実質倍率=受験者数÷合格者数

で計算されます。

さきほどの例なら、1000÷750=1.33が実質の倍率になりますね。

133人受験すれば、100人が合格していたという結果です。

ねこ殿
ねこ殿

それなら希望が持てるやん

「私立専願は」合格しやすい?

私立高校を受験する場合、「専願」と「併願」という2つの受験方法があります。

  • 専願:合格すれば必ず進学する
  • 併願:公立に合格すれば私立高校には進学しない

という受け方です。

専願は、合格をしたら必ずその私立高校に入学するという「約束」でもあります。

高校側としては「約束してくれるなら」と、少し合格ラインを下げてくれます。

つまり、私立高校を専願で受験すると合格しやすくなります

ただし、専願にしたからと言って、必ず合格できるとは限りません。

管理人ひかる
管理人ひかる

専願でも、チャレンジ受験で不合格になる子はいます

また、合格しやすいからといって、本当は公立志望なのに、専願で出願することはNGです。

専願受験は「約束」だと表現しましたが、その約束を破ることになるからです。

自分と私立高校の約束を破ってしまうだけではありません。

教育相談をした中学校の先生たちの面目・信用をつぶしてしまうことになります

専願受験で合格したら、必ずその私立高校に入学しましょう。

【公立高校】学年末テストで評定が決まる

私立の併願校(すべり止め)を確保したら、いよいよ公立高校の受験です。

学年末テストの結果で、最終的に内申点が決定します。

その内申点をもとに、三者懇談をおこない、公立の受験校を決めます。

公立高校には、さきほど紹介したような「名目倍率」は存在しません。

募集人数が320名なら、320名しか合格できません。

ねこ殿
ねこ殿

「定員割れ」してくれたら、絶対合格できるねんけどな…

管理人ひかる
管理人ひかる

人気校は、定員割れにはならへんな

また、私立高校のような「教育相談」もありませんから、勝負の方法はいたってシンプルですね。

調査書(内申点)+入試当日の成績(学力検査)

で、合否が決定します。

さきほどお伝えした通り、内申点が高ければ、高い「持ち点」を持ったまま、入試本番で戦えます。

内申点が低ければ、そのビハインドを、入試本番で取り返さなければなりません。

内申点と学力検査の割合によって、逆転しやすさも変わるのも、さきほどお伝えした通りです。

また、英数国の3教科は、高校によって3種類の問題に分かれるので、選択もポイントになりましたね。

過去問で過去の受験生たちと勝負!

公立高校の合格の可能性を知るためにも、過去問が利用できます。

過去問の得点と内申点を合算して、その年度の受験生たちと勝負します。

もし、その年度を受験した先輩たちの合格ラインに届いていれば、合格の可能性は高いでしょう。

一方、先輩たちの合格ラインに届いていなければ、その年に受験していればアウトだったわけです。

ねこ殿
ねこ殿

オラ、ワクワクすっぞ!

過去の受験生のデータは、中学校の先生や塾が持っています。

特に大手の塾であれば、膨大な受験生のデータが残っているでしょう。

内申点と過去問の点数を、教師や講師に伝えて、合格の可能性を判定してもらいましょう

また、記述問題もあるので、自分では採点するのが難しいですね。

その場合にも、中学校の先生や塾の講師に、採点や添削をしてもらうのがおすすめです。

過去問の取り組み方については、こちらの記事をどうぞ↓

出願状況(中間値倍率)をチェックしてから出願する子も

ただ、なかなか公立の受験校を決めきれない場合もあるでしょう。

その場合には、出願がスタートしたあとに発表される出願状況(中間値倍率)をチェックして決めるという方法もあります。

たとえば…

<中間倍率>
A高校:1.07倍
B高校:1.26倍

ならば、A高校の方が、倍率ば低く合格しやすいので、A高校に出願しにいくというわけです。

いわゆる「(まだ出願せず)握る」という方法ですね。

もちろん同じような作戦をとる受験生もいるので、中間発表後にA高校への出願者が増えることはあります。

まとめ:【大阪府の高校受験】受験校を決める流れとポイント

私立高校と公立高校の受験校を決める流れと、大阪府ならではのポイントを解説してきました。

また、今回の記事では、公立の一般選抜をメインに書きましたが、専門学科を受験する「特別選抜」もありますね。

特に大阪府の公立高校の受験システムは、複雑でお困りのご家庭も多いものです。

お子様にぴったりの高校に出会えますよう、陰ながら応援しております!

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