青色申告と白色申告の違いは?控除の違いを知ってお得に確定申告!

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

フリーランス・個人事業主のみなさん、年を越すと「確定申告」の季節ですね。

はじめて確定申告をするフリーランス・個人事業主のかたで…

個人事業主

青色申告と白色申告ってどう違うの?
青色申告の方がお得って聞いたけど本当?

と、青色申告と白色申告の違いについて、気になっている人も多いはず。

今回の記事では…

「控除面」での青色申告と白色申告の違い

がわかります。

管理人ひかる

なんとか確定申告を乗り越えましょう

「確定申告」とは?

青色申告と白色申告の違いを知る前に、そもそも「確定申告」とは何なのか、確認しておきましょう。

以前の記事『【フリーランスの宿命】確定申告ってカンタンにいうと何なの?』でご紹介しましたが、「確定申告」とはシンプルに言うと…

税金を正しく計算して自己申告すること

でした。

この「税金を正しく計算する」ということは、会社員の場合、会社がやってくれています。
でも、フリーランス・個人事業主の場合には、自分で税金を正しく計算して、税務署に申告しなければなりません

管理人ひかる

納税が足りなかった場合には、税務署は徴収しようとしますが、納税しすぎても、税務署は教えてくれません


その申告の方法として、「青色申告」と「白色申告」という2つの申告方法があるわけです。

青色申告と白色申告の違いは?

まず、青色申告と白色申告では、必要となる帳簿の種類が違ってきます。

青色申告では、基本的にお金の出入りを「複式簿記」で記録します。
一方、白色申告では「単式簿記」で記録します。

<青色申告><白色申告>
複式簿記単式簿記
ねこ殿

専門用語は勘弁してくれ…

「複式簿記」というのは、1つの取引について「貸方」と「借方」という2つの視点で記録する方法です。
いわゆる「簿記」の知識が必要になってきます。

一方、「単式簿記」というのは、日付、項目、入金額などを記入するだけです。
家計簿をつけるようななものです。

ねこ殿

じゃあ、青色申告は難しそうやから、白色申告でええわ

とかんたんな方を選びたいところですが、青色申告の方が白色申告よりもいろいろ優遇されます。

青色申告の方が優遇されるポイントは?

では、どういうところで青色申告の方が、白色申告よりもお得なのでしょうか?

会計ソフト会社「弥生株式会社」の「青色申告あんしんガイド」というサイトでくわしく載っています。
青色申告とは?白色申告との違いやメリット、条件などを解説』という記事の中から優遇されるポイントを引用・要約させてもらうと…

<青色申告><白色申告>
特別控除額65万・55万(・10万)なし
赤字の翌年への繰り越し3年間可能不可
貸倒引当金の経費への繰り入れ個別、一括ともに可能個別のみ可能
事業専従者に支払う給与の経費への繰り入れできるできない。事業専従者控除を受けられるのみ
ねこ殿

貸倒引当金って何や?
事業専従者って言われてもわからんわ…

確定申告は用語が難しくて、その時点で心が折れそうになります…
とりあえずこの記事では、フリーランス・個人事業主のみなさん全員に関わってきて、みなさんが最も気になっている「特別控除額」について説明していきますね。

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そもそも「控除」って何?

まず「控除」という言葉が聞き慣れないので困りますよね。
インターネットで「控除」を検索して調べてみても、「金額を差し引くこと」なんて出てくるだけで、いまいち納税額にどうかかわってくるのかわかりにくい…

控除について知るには、どうやって納税額が決められるのかを知っておかなければなりません。

以前の記事『【フリーランスの宿命】確定申告ってカンタンにいうと何なの?』で…

すべての売上から、かかった経費を引いた残りのもうけが「所得」

所得税はその「所得」にかかってくるとご紹介しました↓

ただ、実際には「事業所得」のいきなり税金がかけられるのではありません。
「事業所得」から「控除」額を引いた「課税所得」に、税金がかかってくるんです。

つまり…

  • 課税所得が多ければ、税額も多くなる
  • 課税所得が少なければ、税額も少なくなる

というわけです。

ねこ殿

ってことは、控除が多い方が、税金が少なくなるやん

そうなんです。

白色申告では、特別控除がないので、事業所得から控除額を差し引いてもらえません。
でも、青色申告なら、控除額に差はありますが(65万・55万・10万)差し引いてもらえます

経費が65万・55万・10万多く認められるのと同じです。
課税所得を圧縮してくれるので、税額をおさえることができます。

だから、控除額を考えると、白色申告よりも青色申告の方がお得というわけです。

青色申告の特別控除65万・55万・10万の違いは?

それにしても、青色申告の特別控除額に差がありますよね。

  • 65万円
  • 55万円
  • 10万円

どのような要件で、このような金額差が生まれるのでしょうか?

まず、極端に少ない10万円は、青色申告なのに「単式簿記」で確定申告をした場合です。
「単式簿記」は日付、項目、入金額などを記入するだけの、家計簿のような帳簿でした。

それに対して、65万・55万の特別控除は、さきほどご紹介した「複式簿記」で確定申告をした場合です。
「青色申告」は簿記の知識が必要になるんでした。

管理人ひかる

65万・55万も控除してもらえるのは、「がんばって青色申告をしたご褒美」でしょうか

では、65万と55万の特別控除の要件の違いは何なのかというと…

e-Tax による申告または電子帳簿保存を行っているかどうか

です。
e-Taxはかんたんに言うと…

税務署・確定申告会場に行かずにオンライン上で確定申告書類を提出すること

です。

e-Taxでオンラインで確定申告した場合には、65万円の特別控除が受けられます
一方、税務署や確定申告会場に直接、確定申告の書類を提出しに行った場合には、55万円の特別控除になります。

節税のことを考えると、e-Taxで65万円の特別控除を受けたいですね。

青色申告ソフトなら複式簿記の知識がなくても大丈夫

個人事業主

青色申告がお得なのはわかったけど、簿記は無理…
簿記の勉強なんてしている時間ないわ!

そのように感じるフリーランス・個人事業主のかたが大半ですよね。
私も、サラリーマン塾講師を辞めて、フリーランスのプロ家庭教師になったばかりの頃はそう思っていました。

でも、世の中のフリーランス・個人事業主の全員が、簿記をマスターしているとは思えません。

フリーランス・個人事業主の多くの方が、青色申告用のソフトを使っています

私は「やよいの青色申告オンライン 」というソフトを使って、確定申告を青色申告でおこなっています。
私自身、簿記の知識はぜんぜんありません。
でも、「やよいの青色申告オンライン」なら、家計簿をつける感覚でお金の出入りを記録することができます

また、確定申告の書類の作成も、ガイダンスに沿って入力していくだけなので、税理士に相談する必要もありません

しかも、「やよいの青色申告オンライン」は「初年度無償キャンペーン」をしているので、お得にスタートすることができます。

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まとめ:青色申告と白色申告の控除の違い

青色申告は、白色申告に比べて優遇されます。
青色申告では、課税所得に「特別控除」が差し引かれ、節税の効果があります。

複式簿記で帳簿をつけて、e-Taxで確定申告すれば、65万円の特別控除が受けられます
e-Taxではなく、確定申告会場に書類を提出しにいった場合は、55万円の特別控除になります

複式簿記には、いわゆる簿記の知識が必要になりますが、「会計ソフト」を使えば、簿記の知識がなくても手軽に帳簿を作ったり、確定申告の書類を作ったりことができます。

やよいの青色申告オンライン 」なら、「初年度無償キャンペーン」でお得にスタートできます。

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