こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
家庭教師ってどうなんだろう…
デメリットって何だろう?
そのようにお悩みのお母様・お父様の参考になる記事を用意しました。
今回の記事では…
- 家庭教師を雇う4つのデメリット
がわかります。
メリットだけでなく、デメリットも含めて、家庭教師を利用するか検討してくださいね。
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
家庭教師を利用する4つのデメリットとは?
家庭教師を利用する上で、家庭教師の良くない点も知っておきましょう。
講師とのマンツーマンで学習できるのは、大きなメリットですが、デメリットは何なのでしょうか?
家庭教師を利用するデメリットは…
- 競い合うことができない
- 大人と1対1になることが苦手なお子様もいる
- 毎週、他人が家に上がりこむ
- 塾よりも費用が高くなることが多い
の4点だと、私は考えています。
1つずつくわしく見ていきましょう。
デメリット1.競い合うことができない
マンツーマン指導のデメリットの代表は「競い合うことがない」ということです。
塾ならば、模擬テストで偏差値が出たり、クラス分けがされたりします。
また、仲間やライバルと切磋琢磨するなかで、お互いを高めあえることがいいことです。
でも、家庭教師では、家庭教師と生徒が1対1なので、誰かと競い合うということができません。
他の受験生が…
- どんな方法で勉強しているのか
- どれだけ集中してがんばっているのか
などは、どうしても1人で勉強しているとわかりません。
家庭教師だけを利用する場合にも、模擬テストを受験することは大切です。
自分で勉強に取り組んでいるからこそ、自分の立ち位置を模試で確認しておきましょう。
家庭教師だけを利用して、マイペースで勉強するのは構いませんが、「井の中の蛙」状態にならないように気を付けなければなりません。
もちろん…
他の人と比べられたくない…
マイペースに勉強したい!
という子の場合には、家庭教師がピッタリですね。
デメリット2.大人と1対1になることが苦手なお子様もいる
幼い頃に何か怖い思いをして、「大人と2人きりになるのがイヤ…」というお子様もいるでしょう。
1対1というのは指導上はメリットなのですが、マンツーマン指導が負担に感じてしまうお子様もいます。
特に家庭教師の場合は、先生との距離が近くなってしまうもんな
その場合には、対面での指導ではなく、「オンライン家庭教師」を利用するという方法もあります。
コロナウィルスが蔓延し、オンラインでの学習も一気に普及しました。
不登校のお子様でも、オンラインでなら授業に参加できる子もいます。
「マナリンク」というオンライン家庭教師については、こちらの記事をどうぞ↓
対面で指導を受ける場合にも、リビングルームで指導してもらったり、近くにお母様・お父様がいる場所で指導してもらったりするといいでしょう。
実際、お母様が指導中にずっと後ろで聞いていらっしゃる、というご家庭にうかがったこともあります。
また、女のお子様の場合、男性の家庭教師に依頼するのが不安だというお母様・お父様もいらっしゃるでしょう。
その場合には、家庭教師派遣センターに「女性講師限定」とか「女性講師優先」などと、伝えておくことをオススメします。
もちろん「男性講師希望」もアリです
どの家庭教師派遣センターも、講師による「セクハラ」や「パワハラ」がないように、講師に指導しています。
それでもお母様・お父様が目を光らせておくことは、大切ですよね。
デメリット3.毎週他人が家に上がりこむ
私自身が家庭教師として、ご家庭にお邪魔しているわけですが、そもそも「他人が家に上がりこんでくる」ってけっこうストレスですよね…
私なら、ぶっちゃけ、めんどうくさいかも…
夜遅くにうかがうことも多いですし、土日や祝日にお邪魔することも多々あります。
ご家庭としては、玄関や部屋はある程度片づけておかなければなりませんし、身なりも気にされるでしょう。
しかも、指導中は気を使って、小さな妹さん・弟さんに大きな声で遊ばないように、注意してくださっているお母様・お父様もいらっしゃいます。
以前担当していた生徒さんの指導の最終日に…
先生がこれから来なくなったら、部屋の掃除をしくなってしまいますわぁ
と、大笑いしていたお母様もいらっしゃいましたが(笑)
もし、講師が訪問するのが負担に感じる場合には、さきほど紹介したような「オンライン家庭教師」や「個別指導塾」を選択するといいでしょう。
デメリット4.塾よりも費用が高くなることが多い
家庭教師の4つ目のデメリットは、「経済的な負担」です。
たとえば、一般的な高校受験用の塾の場合、月々の料金は…
- 英語・数学2教科 15,000円
- 5教科セット 25,000円
といった価格設定の塾がけっこうあります。
一方、家庭教師の場合は、「1時間あたりの料金」が設定されていることがほとんどです。
講師に対して「時給」で報酬を支払うためです
たとえば、家庭教師派遣センターを通して学生アルバイト講師を雇う場合、1時間2,000~5,000円あたりが相場でしょう。
もし、「1時間4,000円で、1回2時間(英語・数学)を月4回」で学生アルバイト講師を利用すると…
4,000円/時間 × 2時間/回 × 4回/月 = 32,000円
となり、やはりさきほどご紹介した塾の授業料金に比べると割高になってしまいます。
集団塾は、たくさんの生徒から料金を請求してるからな
また、指導料金だけでなく、家庭教師派遣センターを利用すると…
- 登録料・入会金
- 会費・維持費・関連費(毎月)
などの「仲介手数料」が必要になることが多いんです。
忘れてはならないのが、講師への「交通費」です。
公共交通機関を使って指導に来る講師には、電車代・バス代。
車やバイクで指導に来る講師には、距離に応じたガソリン代。
交通費は「指導料金とは別に、ご家庭が講師に直接支払う」という形の家庭教師派遣センターがほとんどです。
さらに、プロ家庭教師を雇う場合にはさらに値段は高くなりますし、塾と併用する場合には塾代+家庭教師代がかかってきます。
けっこうお金がかかりますよね…
家庭教師を利用する場合には、事前にご予算をある程度決めておくといいでしょう。
まとめ:家庭教師を利用する4つのデメリット
プロ家庭教師の私が考える、家庭教師を利用するデメリットは…
- 競い合うことができない
- 大人と1対1になることが苦手なお子様もいる
- 毎週他人が家に上がりこむ
- 塾よりも費用が高くなることが多い
の4つでした。
メリットだけでなく、これらのデメリットも含めて、家庭教師を利用するのかを検討してみてくださいね。
もちろん講師の指導力にもバラつきがありますし、お子様との相性も重要です。
まずは、いろいろな家庭教師派遣センターを見比べてみましょう。
体験授業を受けて、お子様と講師の相性を確認してみることが大切です。
お母様・お父様の参考になれば幸いです