こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
中学受験はしないけど、小学生のうちにしておいた方がいいことってどんなこと?
そのように悩んでいるお母様・お父様も多いのではないでしょうか?
今回の記事では…
- 高校受験に向けて小学生が身につけておきたい9つの力
- 小学生の間にすべきこと
がわかります。
高校受験の勉強で急成長する子もいれば、とても苦労する子がいます。
どんな違いがあるのでしょうか?
多くのご家庭をサポートする中で感じたことを、まとめました。
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
高校受験に向けて小学生が身につけておきたい9つの力
小学生の間は、そんなに勉強させなくてもいいかな
とお考えのお母様・お父様も多いですよね。
実際、小学生の間に、外で友達と遊び、スポーツや音楽の習い事を経験するのは、とても大切なことです。
その一方で、身につけておかないと、中学校には行ってから勉強面で苦労する力がいくつかあるのも事実です。
高校受験に向けて、小学生のうちに身につけておきたい力は…
- 計算力
- 漢字とボキャブラリー(語彙)
- 精読する力・聞く力
- 各教科の基礎知識
- 中1英語の単語・文法
- じっくり考える力
- やり遂げる力
- 勉強のやり方
- 勉強をする習慣
の9つです。
掘り下げて見ていきましょう。
※高校受験合格へのロードマップは、こちらの記事をご覧ください↓
計算力
まず、小学生の間に、ぜひ計算力は身につけておきたいですね。
数学が苦手な中学生を担当すると、「方程式が苦手なんです」「関数の点数が悪くて」とお母様・お父様からご相談を受けます。
ただ、実際に指導をスタートすると、つまずいているのは中学数学の内容ではなく…
小学校算数の計算
であることがよくあります。
特に多いのが、分数計算でしょう。
あれ?
分数の足し算が通分?
分数のかけ算が通分?
約分ってなんだっけ?
など、分数計算を忘れていたり、あやふやなまま中学に進級してしまう子はけっこういます。
分母どうしを足してみたり、分子どうしを約分してみたり…
計算力がおぼつかないと、考え方や式が合っていたとしても、正しい答えを導き出せません。
また、約数や倍数、単位などの、数字の感覚を身につけておくことも大切ですね。
計算力はあくまで「処理能力」です。
中学校の数学に備えて、計算にはあまり労力をかけずに、本当に考えるべきところに脳の労力を使えるようにしておきましょう。
小学生の間に計算力をつけるために
計算力は「積み上げ型」です。
足し算や引き算があやふやと、次のかけ算やわり算で苦労します。
かけ算・わり算であやふやだと、ケタが増えたときにスムーズに計算ができません。
そうならないためにも、各学年の計算を、その学年の間にきちんとマスターしておくことが大切です。
後回しにすると、雪だるま式につまずきが後で大きくなってしまいます
また、数字に触れている時間(計算量)を増やすことも必要でしょう。
小学校の先生が、きちんとした量の宿題を出してくれるなら大丈夫でしょう。
量が少ない先生が担任になった場合には、何らかの形で計算に触れる時間を増やした方がいいかもしれません。
くもんに通っている子たちは、計算が速いですよね。
くもんでは、ステップを細かく分けて、計算の量をこなすようにプランニングされています。
ご自宅で計算力を鍛える場合には、市販のドリルなどを活用するのもいいですね。
ムリヤリさせて、勉強嫌いにならないようにせなあかんのは、難しいな
切り取り式のドリルで、1日1枚からスタートするのもおすすめです↓
「特訓ドリル」は各学年のドリルがあるので、お子様に合った学年を選んでくださいね。
同じ受験研究社から「5分間復習プリント」も出ています。
さきほど紹介した「特訓ドリル」が終わったら、「5分間復習プリント」でおかわりして計算トレーニングをすることもできます↓
また、低学年であれば、キャラクターもので興味を持ってもらうのもアリです。
たとえば、ポケモンが好きな子には、「ポケモンずかんドリル」がおすすめです↓
うちの娘には、ポケモン知育ドリルが大ヒットでした。
漢字とボキャブラリー(語彙)
数学では計算力が必要であるように、国語では「漢字」や「ボキャブラリー(語彙)」が重要です。
英単語でも同じですが、ボキャブラリー(語彙)は「武器」です。
ボキャブラリー、つまり、知っている言葉の量で、文章の理解度が違ってきます。
- 知っている言葉が多い=読みやすい
- 知らない言葉が多い=読みにくい
ということですね。
子どもたちって、おとながびっくりするほど言葉を知らないものです。
たとえば…
気難しい相手に、ミナトは途方に暮れた。
また、ウソをついたうしろめたさも感じていた。
一方のヒナタも、赤面し、はにかむことしかできなかった。
といった、おとななら何ということのない文章でも、読めない子どもたちは多いんです。
途方?なんて読むの?
うしろめ、たさ?
はにかむ…って何…
ボキャブラリーが不足している子は、読んでいるけれど、文章の解像度が低く、穴だらけの状態に感じているでしょう。
また、知らない言葉が多いと読みにくいので、目で文字を追うので精一杯…
何が書かれているかまでは理解する余裕がない子が多いです。
中学生・高校生の間は、ものごとを論理的に考える力が育ってきます。
中高生の間にも、ボキャブラリーは増えていきますが、小学生の間にもある程度の語彙力をつけておくと、中学校に入学してから文章が読みやすくなります。
小学生が語彙(ボキャブラリー)を鍛える方法について、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
小学生の間に漢字やボキャブラリーを身につけるために
計算と同じように、各学年で学ぶ漢字は、その学年の間にきちんと身につけておきましょう。
漢字を練習するときには…
- 音読み・訓読み
- 筆順
- 部首
なども意識・理解しながらトレーニングするといいでしょう。
筆順を守った方が、形として覚えやすいですし、再現しやすいです。
また、部首には意味があるので、体系的に覚えやすくなります。
感じが苦手な子ほど、毎回書き順が違います…
まずは、小学校で出される漢字の宿題に取り組むことが大切です。
漢字ドリルに出てくる漢字を、ノートに1行書く宿題が、小学校の先生からよく出されますよね。
小学校の先生があまり漢字の宿題を出さなかったり、追加でトレーニングしたい場合には、市販の教材を使ってもいいでしょう。
さきほど計算力で紹介した受験研究社から、漢字の「特訓ドリル」の「5分間復習プリント」もリリースされています↓
また、ボキャブラリー(語彙)については、日常生活で少しずつ増やしていくしかありません。
会話やテレビ、読書などから、たくさんの言葉を吸収していきましょう。
小学生におすすめの本はこちらの記事にまとめましたのでどうぞ↓
精読する力・聞く力
小学校から音読の宿題が出されますよね。
音読の宿題にきちんと取り組んでいますか?
実は、文章に書かれている文字を飛ばさず読み取り、理解するには、音読がとても有効なんです。
親のサインをマネして、音読の宿題をしたフリをしていた私が言うのもなんですが…
読み飛ばさずに、きちんと文章の意味を読み取ることを「精読」と言いますよね。
中学校には行ってから「精読」ができていないと、とても苦労します。
国語だけではありません。
文章の意味をきちんと理解しないと、他の教科でも影響が出ます。
たとえば…
図1のように、底面の半径は6cmの円錐があります。この円錐を、図2のように平面上に置き、頂点Oが中心で母線の長さが半径となる円の上を、すべらないように1周転がしました。このとき、円錐は、転がし始めてから元の位置にもどるまでに、ちょうど5回転しました。この円錐の側面性を、円周率πを用いて求めなさい。
といった問題。
もちろん問題用紙には、イメージしやすいように図1と図2が書かれています。
でも、精読する力がない中学3年生は、図を参考にしても、何が書かれているのか読み取れない子が多いんです。
「読解力」と言い換えてもいいかもしれませんが、書かれている言葉を正確に読み取る力が不足しています…
理科や社会にも影響するわけやな
また、精読する力と同じように、「聞く力」も必要です。
たずねたことに対して、まったく違うことを答えたり、指示したことと違う行動をとる子が多いものです。
聞かれたことに対して正しく答えないと、テストでも正解になりませんよね。
連続する2文の最初と最後の5字を抜き出しなさい。
と指示されているのに、文の途中から抜き出したり、抜き出さずに勝手にアレンジしたりしてしまう子は中学生でも多いです。
小学生の間に精読する力・聞く力をつけるために
まずは小学校で出される音読の宿題を、ていねいに取り組むようにしましょう。
音読をしていて、変な読み方をしたり、詰まったりしたところには要注意です。
- 知らない言葉
- 苦手な漢字
である場合が多いです。
お忙しいですが、ぜひお子様の音読を聞いてあげてくださいね。
また、お子様がたずねられたことに対して違うことを答えたり、違った行動をとったときには、もう一度注意深く聞き取らせてあげるといいでしょう。
ついつい感情的になってしまいがちですが…
音読の効果や方法については、こちらの記事をどうぞ↓
各教科の基礎知識
読み書き計算だけでなく、各教科の基礎知識も身につけておきたいところです。
算数であれば、割合や速さ、面積の公式などは、数学でも使い続けます。
え?
円の面積って、中学でも使うんですか!?
と、びっくりしている中学生がいて、こっちがびっくりさせられました(笑)
割合や速さは概念的ですし、3つの数字が出てくるので、苦手にしている小学生は多いでしょう。
論理の力が育った中学生になって、ようやく理解できるようになる子がいるのも事実です。
また、社会や理科も小学生の間に基礎知識を身につけておくと、中学に進級してから楽になります。
社会ならば、歴史上の人物やできごと、都道府県や各地の特色を理解しておきます。
すると、中学の日本史や日本地理は、小学校の知識に肉付けするだけで済みます。
小学生の間に各教科の基礎知識を身につけるために
「中学受験のようなハードな勉強はさせたくないけれど、ある程度の勉強はさせておきたい」という場合、理科や社会は手薄になってしまいがちです。
というのも、計算や漢字に比べると、知識を使う(アウトプット)する機会が少ないからです。
せっかく学んだのに、中学校になったら忘れている子が多いものです。
人間は忘れる生き物やからな
ただ「塾にまでは行かせるのはちょっと…」というご家庭も多いものです。
最近ではオンライン学習が普及してきたので、ご自宅で手軽に勉強することができるようになってきました。
たとえば、東進オンライン学校 なら、大手予備校の東進と大手塾の四谷大塚の講義がオンラインで受講できます。
ただ視聴するだけでなく、「確認テスト」や「月例テスト」で知識を使う(アウトプット)ことができます。
範囲が決められたテストに向けて勉強するという経験は、中学校の定期テスト対策で役立ちます。
中1英語の単語・文法
さきほどの計算力と同じように、英語の「積み上げ型」の教科です。
中学1年生の英文法でつまずいてしまうと、中2・中3の内容が積みあがりません。
中学1年生の英文法は、「動詞の使い分け」がメインです。
- be動詞
- 一般動詞
- 三単現
- 現在進行形
- 助動詞can
- 過去形
というように、メイン単元が進んでいきます。
be動詞、一般動詞それぞれ単体なら理解できるけれど、シャッフルされると使い分けられない子が増えます。
以降、学んだ単元と新しく学ぶ単元がごちゃ混ぜになり、「英語わからん…」となってしまいがちです…
playかな…playsかな…
いや、playingか…
ですので、中学1年生では動詞の使い分けをできるようにしておくことが大切です。
小学生の間に、動詞を使い分ける大切さを知っていれば、スムーズに中学校の授業に入っていけます。
英文法の勉強法については、こちらの記事をどうぞ↓
また、中学1年生が英語でつまずく理由の1つに「英単語」があります。
文字と音の関係が、日本語とは異なるので、慣れるのに時間がかかります。
英単語のルールに慣れるまでに「英語=難しい」という苦手意識を持ってしまう子も多いものです。
ですので、小学生の間に、ある程度の英単語を読める&書ける状態にしておくと、中学校に入ってからスムーズに英語学習に取りかかれるでしょう。
英単語の覚え方については、こちらの記事をどうぞ↓
小学生の間に中1英単語・英文法を身につけさせるために
小学校でも、教科としての英語の授業がスタートしました。
お母様・お父様も、子どもたちも「英語を勉強しなきゃ!」というムードになっていますね。
小学校のうちに、英検に取得に取り組んでいるご家庭も増えてきています。
英検対策は、どちらかというと「聞く」と「読む」が中心になります。
リスニングがありますし、5級・4級は筆記と言ってもマークシートだからです
ただ、中学校の英語の授業・テストは、「書ける」必要があります。
できることなら小学生の間に、中学1年生で学ぶ英単語と英文法を「書ける」ように先取りできると、なお良いですね。
英語の教室もたくさんあるので、通われているご家庭も増えてきています。
学習塾でも「中学準備講座」として、英語と数学の先取り授業をおこなう塾も多いですよね。
さきほど紹介した東進オンライン学校 でも、小6の間に、中学1年生の英語と数学を受講することができます。
映像授業を視聴するので、英語を目と耳を通して学ぶべるのはいいですね。
じっくり考える力
ここまでは身につけておきたい学習「内容」について、紹介してきました。
ここからは、勉強に取り組むための能力、いわゆる「非認知能力(スキル)」を見ていきましょう。
まずは、「物事をじっくり考える力」です。
中学校になると、すぐに答えが出ず、手順を追って考えなければならない単元・問題が増えます。
たとえば、数学なら…
- 関数とグラフ
- 証明
- 確率
などでしょう。
どの単元も、
- 問題文(条件)から読み取れることから考える
- 求めたい答えから逆算して必要なものを求める
というように、試行錯誤しなければなりません。
小学校では、それほど論理的に複雑な問題は扱わないので、ついつい「勉強=すぐに答えが出る」と思ってしまいがちです。
粘り強く、手と頭を動かして試行錯誤する習慣をつけている子で、中学校に進級してから、急成長する子は多いでしょう。
小学生の間にじっくり考える力を身につけるために
すぐに答えを聞きたがる子がいます。
答えはウ?
かけ算?わり算?どっち?
気持ちはわかりますが、勉強は当て物やくじ引きではありませんよね。
子どもたちの中で、「答えがあえばOK・ラッキー」という考えになっているかもしれません。
そうならないためにも、私は…
なんでウを選ぶの?
なぜかけ算だと思ったの?
と、「答えの根拠」を言わせるように問いかけます。
すると、多くの子どもたちは「なんとなく」と答えるんです(笑)
ぜひ、ご家庭でも「答えの根拠」をたずねてあげてみてくださいね。
また、勉強に限らず、集中して取り組む経験を積んでおくといいですね!
- スポーツ
- 音楽
- 囲碁・将棋
- 工作・プログラミング
- 外遊び
なんでもいいと、私は考えています。
頭と体を動かしながら、自分なりに工夫して、1つのことの熱中する。
我を忘れるくらいに熱中できると、勉強にもじっくりと取り組みやすくなるでしょう。
※中学生で伸びる子の特徴にについて、くわしくはこちらの記事もどうぞ↓
やり遂げる力
「じっくり考える力」と少し似ているのですが、最後まで「やり遂げる力」も大切だと私は考えています。
問題を解かせようとすると、すぐに…
わからへん…
と、ギブアップしてしまう子がいます。
じっくり考える力が育っていないというよりも、あきらめが早いとも言えます。
中には、性格的に雑で、やり切ることを面倒くさがる子も多いでしょう。
また、なんとなく先が見えると、途中で満足してしまう子もいます。
もうわかったから大丈夫
と言うのですが、実際に最後まで解かせてみると、解けなかったり、ミスしてしまったりすることって結構多いんです。
よく「わかる」と「できる」は違うと言いますが、「わかったつもり」になってしまう子ですね。
中学生になると、最後まで「やり遂げる」必要があることが増えてきます。
- 定期テスト対策
- 大量の提出課題
- 入試問題
しかも、形だけの提出や勉強になってはいけません。
テストで自力で解けるように、まちがい直しまでトレーニングを「やり遂げる」必要が出てきます。
小学生の間にやり遂げる力を身につけるために
まずは、小学校の宿題をやり遂げることが大切です。
学校の先生が指示した通りに、最後までやり切るようにしましょう。
また、習い事もある程度は続けることも重要ですね。
1つのレベルを達成する、つまり、やり遂げる。
- やり遂げると、次に進める!
- やり遂げると、パワーアップする!
ということを身を持って経験することで、次のステップに進んだとき、別の課題に直面したときに、やり遂げられる可能性がぐっと高まりますね。
良い循環に乗ることができるでしょう。
また、性格的に雑な子は、連絡帳を書き漏らしたり、読みがなや単位を書き忘れたりするものです。
性格的に雑だと、中学校に進学すると、「内申点」の面で損をする子が多いんです。
- 提出課題の評価が低くなる
- 忘れ物が多い
などですね。
内申点が低くなると、希望する公立高校の受験が難しくなります。
性格的なものはなかなか変わりませんが、少しずつでもていねい取り組めるトレーニングを積みたいものです。
勉強のやり方
中学受験をする子って、難しい内容を塾で習っているんでしょ?
と思っているお母様・お父様も多いでしょう。
実際その通りで、中学受験の勉強は、小学校の内容を大きく超えて勉強する必要があります。
ただ、私が中学受験している子としていない子の違いを思い知るのが…
勉強のやり方を知っているかどうか
なんです。
中学受験した中学生は、教材の使い方をよく知っています。
問題を解く
→まちがい直しをする
→自力で解けるか試して本番を迎える
つまり、ハードな勉強を繰り返す中で、問題集の使い方や勉強のコツを身につけています。
一方、中学受験をしておらず、勉強の方法に無頓着な中学生の勉強方法を観察すると、教科書をじっと眺めているだけ、教科書の内容を一言一句ノートに写しているだけという子も多いんです。
ムダにはなりませんが、効果の薄い勉強法ですよね…
つまり、「勉強しなさい!」と言われても、何をどうしていいのかわからない子がたくさんいるんですね。
勉強しないのではなく、やり方がわからない子って多いですよね
特に、小学校でのテストとは違って、中学校の定期テストは、学んだ知識をしっかりと再現する力が求められます。
「わかる」の段階ではなく、「できる=解ける」のレベルまで、仕上げる勉強法を身につけていきましょう。
小学校のテストと、中学校の定期テストの違いに悩む「中1ギャップ」については、こちらの記事をどうぞ↓
小学生の間に勉強のやり方を身につけるために
勉強のコツは…
学んだことをアウトプットすること
ですね。
「アウトプット」とは、知識を頭から出したり、実際にテクニックを使ってみたりすることです。
さきほど触れた、「教科書を読むだけ」「ノートに書き写すだけ」といったやり方では、学んだことがアウトプットできていないですよね。
- 教科書を読むだけ
- 蛍光マーカーを引くだけ
- ノートに写すだけ
- 学校に提出するだけ
こういった形だけの勉強を、私は「だけ勉」と名付けています。
担当するお子様が「だけ勉」をしていたら、アウトプットを中心にした勉強法に切り替えさせます。
教科書を読むだけで、すべて暗記できてしまう特別な能力を持った子は別ですが、そんな子ってなかなかいませんよね…
学んだことをアウトプットするには、
- 問題を解く
- 答えを隠して言えるか(書けるか)試してみる
- 人に説明する
- 自分の言葉でまとめる
などの方法がありますね。
小学生が自分で効果的な勉強法を見つけることはなかなかできません。
お母様・お父様が、ぜひ勉強のやり方をアドバイスしてあげてくださいね!
ただ、家族で勉強を教えると、親子ゲンカになりがちです…
私も娘に説明しようとすると「わかってる!知ってる!」とイヤがられます…
その場合には、小学校の先生や塾の講師に、勉強方法からアドバイスしてもらうといいでしょう。
親からのアドバイスは聞かないけれど、先生の言うことなら聞く子は多いですよね。
お近くの塾をチェックして、資料請求するなら【塾選】 が便利でおすすめです↓
勉強をする習慣
塾講師時代にも、プロ家庭教師をしている現在でも、1番苦労しているのが「家庭学習をさせること」です。
どんな塾に通っても、どんな家庭教師を雇っても、通うだけで成績が上がるわけではありません。
学んだことを使いこなせるように、自力でトレーニングすることが必要になります。
ただ、勉強する習慣がない中学生って、けっこう多いんです…
中学生になると、親の言うこともなかなか聞かへんしなぁ
小学校の間に、勉強をする習慣をつけておくと、中学生になってから、スムーズに勉強態勢に入っていけます。
小学生の間に勉強する習慣を身につけるために
ますは、小学校の宿題をきちんとする習慣を身につけましょう。
できれば、ある程度は…
- 決まった時間
- 決まった場所
で、ルーティンにしてしまうと効果的です。
つまり、勉強(宿題)が日常生活の一部になるのが理想的ですね。
小学校の宿題だけでなく、習い事の宿題も宿題にするといいでしょう。
ただ、お母様・お父様の言うことを聞かず、宿題をしない子もいますよね…
そういう場合には、塾や家庭教師などの外部の手を借りるのも大切です。
塾に通ったり、家庭教師が来たりすると、「勉強しないといけない」という強制力が働きます。
「勉強の習慣をつけたい」という目的で、ご依頼をいただくことも多いんです
過程での学習習慣をつけるという意味では、さきほど紹介した東進オンライン学校 は使えるでしょう。
決まった時間、決まった場所で、オンラインで講義を見ると習慣化につながります。
また、家庭教師なら家に来てくれるので、家庭学習のきっかけをつかみやすいでしょう。
もちろんさきほどお伝えした通り、
塾・家庭教師を利用 ≠ 即成績アップ
でしたね。
自力で解けるようになるためのトレーニングは絶対に必要です。
家庭で勉強する習慣をつけることで、中学校に入って定期テスト対策に入りやすくなります。
家庭教師センターを探して、資料をいっかつでとりよせるなら「くらべ~る」が便利です↓
まとめ:高校受験に向けて小学生のうちに身につけておきたい力
高校入試に向けて、小学生の間に身につけたい力と、その方法を紹介してきました。
全部は無理…
というお母様・お父様もいらっしゃると思います。
一方、すでにできていることも多いという、ご家庭もあるでしょう。
すべてでなくても構わないので、1つでも小学校の間に身につけておくと、中学校の勉強、そして、高校受験に向けてスムーズに入っていきやすくなるでしょう。