【国語】明星中学校＜2017年度A日程＞どんな問題？

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

志望校を受験するにあたって、「敵を知る」ことは大切です。
過去問で対策するときに…

と悩んでいるお母様・お父様も多いのではないでしょうか？

今回の記事では…

• 明星中学校の入試問題の傾向と対策

わかります。

しっかり対策して、合格をつかみとりましょう！

明星中学校ってどんな学校？

明星中学校は、大阪府天王寺区にある私立中学校です。
近鉄線大阪上本町駅、ＪＲ環状線玉造駅、大阪メトロ谷町六丁目駅・玉造駅から、いずれも10分前後で通えるというアクセスの良さです。
大阪府内だけでなく、奈良県や兵庫県からも電車通学しやすい好立地です。

また、大阪府では数少ない男子校の１つです。

主に、特進コースと英数コースに分かれ、中高6年一貫で大学受験を目指します。
国公立大学や有名私立大学に、たくさんの生徒が進学しています。
また、キリスト教カトリック教会系の学校です。
（詳しくは明星中学校のホームページをご覧ください）

進学塾・日能研で一般公開されている偏差値一覧Ｒ４によると、前期入試では…

となっています。
（合格最低点やレベルは年度によって変動しますのでご注意ください）

また、入試日は関西の統一入試日の初日午前と初日午後、2日目午前など、複数の入試日程を用意されているので、第１志望の学校としても、また併願校としても受験しやすいのが特徴です。

明星中学校の国語はどんな問題？

それでは、明星中学校＜2017年A日程入試＞国語の入試問題では、どんな問題が出題されたのかを見ていきましょう！

【時間】

60分

【満点】

120点

【構成】

• 論説文１題
• 物語文１題
• 言葉の知識（文法の用法判別・修飾被修飾の関係・敬語・慣用句・四字熟語など）1題
• 漢字1題

【出典】

1. 論説文『海に還った哺乳類』村山司
2. 物語文『お手がみください』髙森美由紀

【特徴】

論説文・物語文ともにしっかりとした長さの文章が出題されています。
また、言葉の知識を問う問題と漢字も出題されるので、時間配分には注意が必要です。

論説文では30字以内でまとめる記述問題が2つ出題され、物語文では40字以内の記述問題が1題が出題されています。

ただ、2017年度Ａ日程の入試では、字数制限のない記述問題が物語文で2つも出題されているので注意が必要です。
字数指定がない分、どれくらい書けばいいのか、目星をつけにくかった受験生もいたかもしれません。

また、2017年度Ａ日程の入試では、抜き出し問題が1題も出題されていません。

大問３では、修飾被修飾の関係や用法判別、さらに敬語などの文法問題が出題されました。
また、四字熟語や慣用句などの言葉の知識も広く問われます。

【対策】

比較的長い文章が例年出題されているので、スピーディに読むトレーニングをしておかなければなりません。

また、例年、記述問題がいつくか出題されるので、すばやく答えをまとめる練習もしておきましょう。
記述問題が苦手ならば、まずは入試問題ではなく、塾のテキストなどの基本の記述問題でトレーニングすることをオススメします。
まずは文章中の言葉を使うことを意識して、書く練習をしてみましょう。
はじめは時間がかかるかもしれませんが、慣れてくるとスピードが上がってくるのがわかるはずです。

2017年度A日程の論説文では、「イルカの知性」について、筆者が読者に問いかける形で論を進めています。
普段から論理の展開を意識して、筆者の主張をつかむ読解練習をしておきましょう。

また、論説文では、「利他」という重要な熟語が登場しました。
「利他」の意味がわからなかった受験生は、本文の内容を把握するのに苦戦したかもしれません。

ボキャブラリーを身につけるのは、国語の勉強、つまり、テキスト・問題集からだけではありません。
周囲の人との会話、読書やテレビなどからも、言葉を吸収することができます。
普段からたくさんの言葉に触れて、知っている言葉を増やしておきましょう！

物語文では、登場人物の気持ち（心情）に関する問題が多く出題されます。
文章を読むときにも、登場人物の気持ちに注目しながら、読む練習を心がけましょう。
また、自身の実体験だけでなく、映画やマンガ、ドラマなどを見て疑似体験することによっても、他の人の気持ちをおしはかる練習になるでしょう。

言葉の知識を問う問題では、幅広い知識が要求されます。
付け焼き刃で、一朝一夕で身に付くものではありません。
普段から慣用句・四字熟語などの知識、漢字の練習をして身につけておきましょう。

また、文法問題についても、しっかりトレーニングしておくことが大切です。

【プロ家庭教師から一言】

年度によって、出題の傾向が変わることがあります。

しかし、だからといって動揺する必要はありません。
他の受験生も同じ条件ですから、落ち着いて解ける問題をきちんと得点していきましょう！