【算数】関西大倉中学校<2018年度A1日程>どんな問題?

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

お母様・お父様

関西大倉中学校の算数ってどんな問題?
どうやって対策すればいいん?

そのようにお悩みのお母様・お父様も多いのではないでしょうか?

今回の記事では…

  • 関西大倉中学校の入試問題の傾向と対策

がわかります。

しっかりと対策をたてて、合格をつかみとりましょう!

管理人ひかる

元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします

関西大倉中学校ってどんな学校?

関西大倉中学校は、大阪府茨木市にある私立中学校です。
JR京都線の茨木駅、阪急京都線の茨木市駅・宝塚線の石橋阪大前・北千里線の北千里駅、御堂筋線(北大阪急行)の千里中央駅から、スクールバスが出ています。
(スクールバスで、25分くらい)

中学校入学段階では、コース分けはありません。
しかし、中学校3年生で発展クラスが選抜されて編成されるようです。

関西大倉高校でもたくさんの生徒を募集していますが、中学受験で入学した生徒たちとは合流しません。
中学受験で入学した生徒たちは、6年一貫コースに在籍し、高校受験で入学する生徒たちとは別のカリキュラムで学習します
難関国公立大学や有名私立大学に、多くの生徒たちが進学しています。
(詳しくは、関西大倉中学校のホームページをご覧ください)

関西大倉中学校はどんなレベル?

さきほどご紹介した通り、中学入学段階でのコース分けはありません。
進学塾・日能研で一般公開されている偏差値一覧R4によると、関西の統一入試日の初日午前で受験するA1日程入試では…

偏差値:35前後

となっています。

2018年度A1日程入試では、4科型か3科型か2科型を選択できました

  • 2科型:{算数(120点)+国語(120点)}×4/3倍=320点満点
  • 3科型:算数(120点)+国語(120点)+理科(80点)=320点満点
  • 4科型:算数(120点)+国語(120点)+理科(80点)or社会(80点)=320点満点

2017年度までは、4科型か3科型での受験でしたが、2018年度から2科型で受験できるようになりました。
算数・国語だけで受験できるようになり、受験しやすくなりました

また、4科型では、理科・社会の得点が高い方を、合否判定に採用してもらえました。
ですので、「社会が得意!」というお子様も受験しやすくなっていました。

また、A2日程入試(初日午後)・B日程入試もあり、合計3回受験するチャンスがありました
(A2日程・B日程は、算数・国語の2教科受験)

ですので、関西大倉を第1志望とする場合でも、他の学校が第1志望の場合でも、受験しやすい日程となっていました。
(2018年度の入試情報ですので、最新情報は 関西大倉中学校のホームページをご覧ください)

関西大倉中学校の算数はどんな問題?

それでは、関西大倉中学校<2018年A1日程入試>算数の入試問題では、どんな問題が出題されたのかを見ていきましょう!

【時間】

60分

【満点】

120点

【構成】

  1. 計算問題 各5点×6問
  2. 小問集合 各5点×6問
  3. 図形(おうぎ形の複合) 各7点×2問
  4. 速さの文章題 各5点×3問
  5. 立体と水の深さ 各5点×3問
  6. 推理 各1点×16

【特徴】

大問1の計算問題では、分数・小数も含めた四則混合の基本計算が出題されます。
しっかりとした計算力が試されます。
また、複雑に見えても、工夫すれば簡単に計算できる問題も隠れています

大問2の小問集合は、つるかめ算・濃度・最小公倍数・規則性の問題など、いわゆる中学受験の定番問題が出題されています。

大問3は、おうぎ形を組み合わせた図形の、面積・周囲の長さを求める問題です。
形自体は難しくなく、結局は計算力が問われました。

大問4は、直通バスと経由バスが3つの駅を行き交う、「速さの文章題」でした。
停車時間も考慮に入れなければならないので、慎重に考えなければなりません。

大問5は、直方体から直方体を切り取った立体の水を入れていく、頻出の問題です。
水の深さを示すグラフと図形を見比べながら図形の長さ・体積を考えていきます。

大問6は、関西大倉中学校では恒例の推理の問題です。
Aさん・Bさん・Cさん・Dさん4人のセリフを読んで、4人が何を買ったか、何を買わなかったか推測します。

【対策】

関西大倉中学校に限らず、どの中学校を受験するにも、まず何よりも計算力が必要になります。
分数・小数・四則混合の計算を、トレーニングしておきましょう。

大問2の小問集合は、中学受験の定番問題が出題されます。
つるかめ算や過不足算、消去算やねんれい算などの、いわゆる古典算・○○算と呼ばれる問題に慣れておく必要があります。
応用問題まで手を出す必要はなく、基本問題を解けるようにしておくといいでしょう

大問4・5の「速さの文章題」と「立体と水の深さの問題」は、全問正解する必要はありません。
特に大問4の(3)は、バスの停車時間を書き出す「力技」ですので、飛ばしてもいいでしょう。
どの教科でもそうですが、解ける問題で確実に得点することが大切です。

大問6は、関西大倉中学校特有の推理問題なので、過去問でトレーニングしておくのがオススメです。
推理問題が好きなお子様は、楽しみながら解けるでしょう。
苦手なお子様は、やはり、全問正解する必要はなく、できるところまで解いて部分点を狙いにいきましょう。

【プロ家庭教師から一言】

関西大倉中学校は、計算問題を正解しても、後半の文章題を正解しても同じ得点です。

まず、大問1計算問題と大問2小問集合を全問正解するだけで、各5点×12問=60点、つまり満点の半分を取ることができます

まずは基本問題を正解できるよう練習しておきましょう!

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