こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
中学受験を目指す受験生の皆さん、そして、お母様・お父様、ドラマ『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』を見ていますか?
まだ第2話ですが、どんどんストーリーに惹きこまれますよね。
先日、6年生の女の子が「先生、『二月の勝者』ってドラマおもろいで。見てる?」と話しかけてくれましたが…
入試まであと3ヶ月切ってるねんから、ドラマ見てる場合ちゃうぞ!
と言ってしまいましたが、先生もしっかり見てますよ、『二月の勝者』!
今回はドラマ第2話のあれこれを、元塾講師の目線で書きました。
『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第2話あらすじ
進学塾・桜花ゼミナールの6年生Rクラスの担任になった佐倉麻衣(井上真央)に対し、校長である黒木蔵人(柳楽優弥)はくぎを刺します。
「Rクラスは(塾にお金を支払ってくれる)お客さん」
だから、一生懸命にならなくてもいいと言うのです。
実際に、「お客さん」と呼ぶ塾もあるそうです…
しかし、窓の外ばかり眺めている生徒・加藤匠(山城琉飛)に、麻衣はマンツーマン指導をします。
そこで麻衣は、匠が鉄道好きであることを知ります。
その光景を見た最上位クラスΩの生徒・前田花恋(田中絆菜)は、「ひいき」だと不満を持ちます。
そして、その不満を匠にぶつけてしまいます。
「意味あんの? 落ちこぼれにマンツーマン授業なんて!」
ショックのあまり匠は塾を休んでしまいます。
本人にもやる気が見えなかったため、母親と父親は中学受験をあきらめ、退塾すると言い出しました。
そこで、スーパー塾講師・黒木が動き出します!
匠の父・母を説得する手立てを一気に整え、面談へ。
匠が鉄道好きであることを突破口に、鉄道研究会がある私立中学校を紹介します。
そして、匠が鉄道が好きなことから、地理が得意であること、旅人算が解けていることを両親に話します。
「できないことではなく、できること」に目を向けた黒木の説得に、両親も納得。
匠にも笑顔が戻り、引き続き、桜花ゼミナールに通ってくれることになりました。
『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』第2話の見どころ
ドラマ第2話の見どころは、柳楽優弥演じるスーパー塾講師・黒木蔵人のいろいろな面が明かされていくことでしょう。
「私は誰一人として、できない子だと思ったことはありません」
黒木は、下位Rクラスのことを「お客さん」、保護者のことを「スポンサー」や「ATM」と呼びます。
また、「塾講師は教育者ではなく、サービス業」だと言い切ってもいました。
そんな黒木から、「教育者」としての信念が語られたのです。
「私は誰一人として、できない子だと思ったことはありません」
言ってみてぇ…
むしろ、Rクラスを「できない子」だと決めつけているのは、麻衣の方だと指摘するのです。
この黒木の言葉は、塾講師だけでなく、お母様・お父様にも刺さりますね。
小学生は常に発展途上です。
発展途上ということは、常に伸びていく可能性を秘めているということですね。
「勉強が楽しくなければ、中学受験は成功しません」
黒木は麻衣に対して、「一生懸命にならなくていい」とは言いました。
しかし、よく考えてみると、これは決して「手を抜いていい」という意味ではありません。
むしろ麻衣が熱心に指導しすぎるあまり、Rクラスの子どもたちの負担になるのではないかと考えていたようです。
その証拠に、黒木は麻衣に次のようにも言っています。
「あなたは子ども達に勉強の苦しさだけを教えていたのではありませんか?」
これが、「一生懸命にならなくていい」という言葉の意図だったのでしょう。
「勉強が楽しくなければ、中学受験は成功しない」
この信念があるからこそ、名門塾ルトワックの看板講師になったのでしょうね。
ドラマの中では、黒木は教室を束ねる校長という立場で、まだ授業シーンは描かれていません。
スーパー塾講師・黒木の授業をぜひ見てみたいものですね。
夜の街に消えていく黒木蔵人…
仕事を終えた黒木は、髪をわざとくしゃくしゃにして、スーツを着崩します。
そして、夜の街へと足を踏み入れていきます。
きっと桜花ゼミナール吉祥寺校から離れた繁華街ですよね。
塾の商圏で、夜のお店に行っちゃだめ
そこですれ違ったのは、桜花ゼミナールの講師陣がお世話になっている井の頭ボウルの娘・大森紗良(住田萌乃)。
紗良は偏差値65の名門・二葉女子学院中等部に通う優等生。
そんな彼女に対して、黒木はお金が入った封筒を手渡します。
黒木が名門塾ルトワックを辞めた理由と何か関係があるのでしょうか?
お金といえば、桜花ゼミナール社長の白柳(岸部一徳)が、黒木に言っていました。
「例のお金、振り込んでおきましたよ」
まだまだ謎は深まるばかりです…
第3話以降も、ドラマ『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』から目が離せませんね!