こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
うちの子、国語が苦手…
でも、国語ってどうやって勉強させたらいいの?
そのように悩んでいるお母様・お父様も多いですよね。
どのように文章を読んでいて、どこでつまずいているかは、本人以外にはわかりにくいですよね。
実際、塾に通っているけれど、「国語の成績が上がらない」「国語はどう勉強していいのかわからない」というご家庭は多いものです。
そんななか、国語に特化した塾もあります。
Gakkenのことばパークというオンライン教室です。
今回の記事では…
- ことばパークとは
- ことばパークの特徴・メリット
- ことばパークのデメリット
- ことばパークはどんな子に向いているか
- ことばパークの利用の流れ
がわかります。
「国語=文章読解」というイメージをお持ちの人が多いですが、国語の学習ってもっと幅広いものです。
私が目指す「骨太な国語力」に近いオンライン教室なので、特集したいと思います!
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします
Gakken「ことばパーク」とは?
塾の国語の授業といえば、
漢字の学習
言葉・文法の学習
文章の読解
が一般的です。
ただ、漢字や言葉を身につけて、文章を読み、設問に答えるというのは、「国語力」の一部でしかありません。
Gakkenのことばパークというオンライン教室は、幅広い国語力の土台を作るのに向いていると、私は感じました。
「ことばパーク」には、公式サイトによると…
ことばパーク公式サイトより引用
- 集中力が続く1回25分のオンライン学習
- 「聞く・話す・読む」経験を積み重ねる充実したレッスン
- 学びたい!伝えたい!を引き出すプロの講師陣
- お子さまの力・ことばを育む学研のカリキュラム
- 成長が見える月替わりの学習イベント
- いつでも取り組める「脳力道場」でワーキングメモリを鍛える
という6つの特徴があります。
一般的な塾では「読む」がメインになりがちですが、ことばパークでは「聞く」や「話す」ことで言葉を積極的に使うことができます。
「聞く・話す・読む」レッスンの具体的な内容は、
<聞き取り> | 8分 | 講師が読む単語や話を、メモを取らずに聞き、質問に答えるトレーニング |
<文章の読解> | 12分 | 学研の教材を音読し、内容を記憶し、質問に答えるトレーニング |
<ことばのトレーニング> | 5分 | 語彙(ボキャブラリー)を増やすトレーニング |
となっています。
「読む」スタイルの集団塾では、その子が本当に読めているのか、わかりにくいですよね。
仮にそれを講師がわかっていたとしても、授業のスタイルでは、1人1人のフォローがしにくいものです。
一方、ことばパークでは、少人数の対話形式です。
(1対1の「マンツーマンコース」と、1対複数(2~5名程度)の「グループコース」)
その子から言葉を引きだし、理解度をチェックしやすいでしょう。
私の国語の指導でも、会話を重視しています
また、語彙(ボキャブラリー)は、読解力の土台です。
国語の得意な子は、言葉が豊かな子が多いものです。
一方、国語が苦手な子は、そもそも持っている言葉(武器)が少ないんですよね…
- 知っている言葉が多い=文章が読みやすい
- 知っている言葉が少ない=文章が読みにくい
特に、小学生や中学生は常に発展途上で、語彙(ボキャブラリー)が少ないものです。
おとながびっくりするほど、子どもって言葉を知らないものですよね…
ことばパークでは、言葉のカリキュラムが組まれています。
レベル1 | 小学1年生相当 |
レベル2 | 小学2年生相当 |
レベル3 | 小学3年生相当 |
レベル4 | 小学4年生相当 |
レベル5 | 小学5・6年相当 |
というレベル設定になっており、自分に合ったレベルで受講できます。
中学生も受け入れていて、自分に合ったレッスンを選択できます。
自分に合ったレベルで受講できるので、効果的に語彙(ボキャブラリー)も増やしやすいでしょう。
Gakken「ことばパーク」のメリットは?
では、Gakkenことばパークのメリットは何でしょうか?
オンライン教室「ことばパーク」を利用するメリットは…
- 語彙(ボキャブラリー)を増やしやすい
- 聞くこと・読むことに敏感になる
- 25分×月3回でゆったり続けられる
- 家族のスケジュールに合わせやすい
- オンラインだから通塾時間がゼロ
の5つだと、プロ講師の私は思います。
掘り下げて見ていきましょう。
語彙(ボキャブラリー)を増やしやすい
言葉を身につけるには、その言葉を自分で使ってみることが大切です。
うちの5歳娘が「『不気味』って何?」と質問したことがありました。
私は「誰もいない部屋から声が聞こえてきたら怖いやろ?それを『不気味』っていうねん」と説明しました。
質問攻めにあい、他にもたくさん「不気味」の具体例を挙げました…
すると、数日後、風が強い日に…
風がゴーゴー鳴って、不気味やな
と、自分なりに「不気味」という言葉を使っていました。
彼女にとって、使いこなせる語彙(ボキャブラリー)が1つ増えた瞬間でした。
Gakkenことばパークでは、講師との対話を重視しているようです。
実際に言葉を使ってみることによって、使い方がわかり、使いこなせる言葉を増やしやすくなるでしょう。
聞くこと・読むことに敏感になる
ただ文章を読むだけでは、本当に理解できているかはわかりません。
だからこそ、塾に通っているのに、文章が読めていない子がたくさんいますよね…
Gakkenことばパークでは、講師の言葉を聞き取ったり、文章を読んだりした後、その内容についての質問がされます。
きちんと聞いていたか、読めていたかが問われるわけです。
ぼんやりとしてられへんな
講師の言葉に耳を傾け、文章に目を凝らすことで、言葉に対して敏感になれるでしょう。
私の国語の指導では、国旗の模様を言葉で説明させたり、聞き取らせて国旗の絵を描かせたりすることがあります。
どれだけ注意深く言葉を聞けるか、読めるかは、いわゆる「国語力」「読解力」の基礎ですね。
25分×月3回でゆったり続けられる
「1回25分」と「月3回」という時間・回数が絶妙だと私は感じています。
というのも、キリのいい「30分」や「毎週」だと負担に感じる子どもやご家庭が多いからです。
ことばパークでは、聞き取った話や読んだ内容に関する質問に答えなければなりません。
かなり集中力を使うでしょう。
おとなでもしんどいで
レッスンが長すぎると「しんどい…もうやりたくない…」というネガティブな気持ちになりがちです。
でも、1回25分という短さだからこそ、「また次もやりたい!」というポジティブな余韻を残すことができるでしょう。
また、わが家の例で恐縮ですが、5歳娘が通っているピアノ教室が「月3回」設定です。
ときどきレッスンがない週があると…
え?今週ピアノ休みなん?
先生に会いたい
と、娘が恋しがることがあります。
逆に毎週続くと、だんだん飽きも出てくることでしょう。
毎週だと、親も送り迎えが大変だったりしますよね…
家族のスケジュールに合わせやすい
ことばパークは、レッスンの曜日・時間が固定ではありません。
好きな曜日・時間・講師を選択することができます。
レッスンが開講している日時はこちら↓(2024年5月現在)
平日月~金 14:00~20:30
ことばパーク公式サイトより引用
土・祝日 9:00~12:00、14:00~20:30
※日曜日・長期休暇の期間は開講していません。(ゴールデンウィーク、年末年始)
ですので、家族のスケジュールに合わせて、レッスンを予約することができます。
また、ことばパークのレッスンは、Zoomアプリを使って行います。
小さい子の場合、パソコンやタブレットを使うときに、おとながサポートしなければならないということもありますよね。
お母様・お父様が家にいる時間帯に、予約したいご家庭も多いでしょう。
親がレッスンの様子を自宅で見られるのも、メリットの1つだと思います。
オンラインだから通塾時間がゼロ
塾に通うとなると、通塾の時間がかかります。
送り迎えが必要な場合には、親もその時間を確保しなければなりません。
たとえば、往復で1時間で、週1回で1年間(50週)通うとなると…
1時間/回 × 50週 = 50時間/年
も費やすことになります!
でも、ことばパークはオンライン教室なので、通塾時間がかかりません。
自宅のパソコン・タブレットを準備すれば、レッスンに参加することができます。
送り迎えの時間がないので、親も時間を有効に使えるわ
Gakken「ことばパーク」のデメリットは?
一方、Gakkenことばパークのデメリットは何でしょうか?
オンライン教室「ことばパーク」のデメリットは…
- オンライン環境を整えなければならない
- グループコースでは1人あたりの時間は少なくなる
- マンツーマンコースは受講料が高くなる
の3つだと、私は感じます。
1つ1つ見ていきましょう。
オンライン環境を整えなければならない
ことばパークはZoomアプリを使ったオンライン学習です。
インターネット接続の環境があるタブレットかパソコンが必要です。
コロナパンデミック以降、ZOOMを使う人が増えたので、オンライン学習に抵抗は少なくなっているでしょう。
学校や塾でもオンラインが普通になってきましたね
ただ、小さな子どもの場合、1人でパソコン・タブレットを操作するのが難しいかもしれません。
また、インターネットの接続トラブルが起こる可能性もあります。
その場合にも、子どもが1人で対処するのは難しいですよね。
オンライン学習だからこそ、親がサポートしてあげる必要はあるでしょう。
グループレッスンでは1人あたりの時間は少なくなる
ことばパークでは、1対1の「マンツーマンコース」と、1対複数(2~5名程度)の「グループコース」があります。
講師との対話を通して、言葉の力を伸ばせるのがメリットだとさきほど紹介しました。
ただ、グループレッスンを選んだ場合、講師と対話する1人あたりの時間が短くなってしまいます。
もともと1回25分という短時間のレッスンですから、もし5名のグループレッスンになった場合、1人は言葉を発する時間は数分になってしまうでしょう。
1:複数っていう個別指導塾も多いな
もちろん他の子どもたちから語彙や表現を学ぶなど、グループレッスンだからこそ刺激を受けられるという面もあるとは思います。
マンツーマンコースは受講料が高くなる
一方、マンツーマンコースなら、講師との対話を独占できます。
たくさん言葉を発する機会があるのは、1:1指導のメリットです。
ただ、その分、受講料が高くなってしまいがちです。
ことばパークの受講料は、こんな感じです↓(2024年5月現在)
<コース> | <月額(税込)> |
グループコース | 5,940円 |
マンツーマンコース | 10,780円 |
グループレッスンの2倍弱の料金設定になっています。
ただ、個別指導塾や家庭教師センターのマンツーマン指導を利用すると、もう少し月額料金が高くなります。
「個別」と言いつつ、講師:生徒が1:3などの安い塾はありますが
そう考えると、言葉に特化したレッスンを、ひと月1万円前後でマンツーマンで受けられるのは、そこまで高いわけではないと、私は考えます。
Gakken「ことばパーク」はどんな子に向いている?
ここまでことばパークのメリット・デメリットを紹介してきましたが、どんな子に向いているでしょうか?
Gakken「ことばパーク」が向いているのは…
- ゆったりと言葉を身につけたい低学年
- 中学受験に備えて語彙を強化したい中学年
- 高校受験に備えて表現力を鍛えたい高学年
- 国語が苦手な中学生
の4タイプだと私は思います。
掘り下げて見ていきましょう。
ゆったりと言葉を身につけたい低学年
ことばパークは1回25分×週3回なので、低学年でもスタートしやすいオンラインレッスンです。
低学年だからこそ素直に、そして、新鮮な気持ちでレッスンを受けられるでしょう。
私は家庭教師として、中学受験をする高学年の子たちを担当することが多いです。
ただ、小学5・6年の段階で、語彙(ボキャブラリー)の量にかなり差ができているのが実情です。
わずか10年ほどしか生きていないのに、言葉の数が全然違うんです…
さきほど紹介した通り、語彙(ボキャブラリー)が多ければ多いほど、文章は読みやすくなります。
また、人間は言葉を使って考えるので、語彙(ボキャブラリー)が多いほど、思考力や表現力も豊かになります。
「低学年の間から、少しずつ言葉を身につけさせたい」というご家庭に向いているでしょう。
中学受験に備えて語彙を強化したい中学年
人生経験が少ない小学生の語彙力は、常に発展途上です。
でも、中学受験では、小学生の語彙力をはるかに超えた読解問題が出題されます。
最難関校で出題される読解は、おとなでも難しく感じますよね…
ですので、中学受験を見据えて、語彙(ボキャブラリー)を鍛えておきたい小学生にことばパークは向いているでしょう。
え?
でも、高学年じゃなくて、中学年なん?
ただ、高学年になってくると、塾の曜日も増え、宿題をするだけで手いっぱいになりがちです。
6年生になると、特訓授業や模試で土日も埋まり、塾以外の勉強がほぼできなくなります。
ですので、3・4年生くらいまでに言葉や表現を磨いておくと、本格的に中学受験対策がスタートするときに役立つでしょう。
高校受験に備えて表現力を鍛えたい高学年
中学受験をしなくても、言葉の力を鍛えておくことは大切です。
高校受験においても、国語は重要な教科であることに変わりません。
また、数学・英語・社会・理科も、言葉や論理を使って学び、問題を解かなければなりません。
つまり、国語の力は、他の教科の「基礎」でもありますよね。
で?
でも、中学生になってからじゃなくて、小学校高学年なん?
中学生になると、部活動が始まったり、塾に通ったり忙しくなります。
でも、小学校の高学年までなら、比較的時間に余裕がある子はけっこういます。
高校受験や中学の定期テストに備えて、小学生の間に言葉や表現を磨いておくことは大切です。
国語が苦手な中学生
国語が苦手な中学生の多くが、語彙(ボキャブラリー)が少なかったり、表現が乏しかったりします。
よく言えば子どもらしい、悪く言えば「子どもっぽい」と感じてしまうお母様・お父様も多いでしょう。
そんな中学生が定期テストや模試を受けると…
何が書かれているか、さっぱりわからん…
知っている言葉や表現が少ないので、書かれている内容がつかめなくて当然ですよね。
ことばパークは、中学生も受講できます。
レベル1 | 小学1年生相当 |
レベル2 | 小学2年生相当 |
レベル3 | 小学3年生相当 |
レベル4 | 小学4年生相当 |
レベル5 | 小学5・6年相当 |
というレベル設定ですが、自分に合ったレッスンを受講するといいでしょう。
Gakken「ことばパーク」の利用の流れ
最後に、Gakkenことばパークの受講の流れを紹介しておきます。
- 無料体験レッスン
- 検討後に正式入会
という流れです。
ことばパークの公式サイト「無料体験レッスン申込」をタップ・クリックします。
そこで、メールアドレスを登録し、無料体験レッスンを受けるためのプロフィールを入力します。
無料生徒登録を済ませると、1回分の無料レッスンチケットがもらえるので、レッスンの予約ができます。
子どもに合っているか、体験レッスンで見極めることは大切ですね
無料体験レッスンを受けて問題なければ、決済情報などを入力して、正式入会となります。
まとめ:Gakken「ことばパーク」を分析してみた
プロ講師として国語を担当していると、どうしても語彙力の壁にぶつかります。
- 言葉を知っているから、読める・解ける
- 言葉を知らないから、読めない・解けない
ということです。
ですので、Gakkenことばパークの、語彙や表現に踏み込んで指導するコンセプトに、とても共感しました。
国語に特化した対話型のレッスンは、国語の力を伸ばす上で、とても有効です。
みなさんの国語学習の参考になれば幸いです!