こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
模擬テストの偏差値が30台や40台というという中学生を、これまでたくさん担当してきました。
「うちの子、何が苦手かすら把握できてないんです」
「勉強のやり方から、教えてください!」
「学校の先生から発達障害じゃないかと言われました…」
本人だけでなく、お母様・お父様もどうしていいのか途方に暮れているご家庭も多いんです。
私自身、京阪神地区からご依頼をいただいた場合には、ご家庭にうかがうことができますが、全国にうかがうことはできません。
また、スケジュール上、お引き受けできる時間にも限界があります。
そこで、この記事では、無学年制オンライン教材「すらら」をご紹介します。
『【偏差値30台40台の中学生にオススメ】「すらら」の使い方4選!』と題して、中学生向けの「すらら」のコース・利用料金を紹介するとともに…
勉強で苦戦している中学生が「すらら」をどのように使えばいいのか
プロ家庭教師の視点で提案します!
無学年制オンライン教材「すらら」とは?
「すらら」は、「株式会社すららネット」が開発した、無学年制のインターネット学習教材です。
パソコンやタブレットがあれば、自宅でも学習に取り組める、eラーニング教材です。
小学1年生から高校3年生の学習内容まで、復習も先取りも自由にできます。
全国約1075校の学習塾、約1096校の学校で導入されています。
関西圏で有名な学校では、近畿大学附属中学校が「すらら」を導入しています。
(2021年3月現在)
「すらら」の公式サイトはこちら↓
中学生向けの「すらら」のコース・利用料金
まず、中学生に対して「すらら」がどんなコースを提供しているのか、そして、利用料金がどれくらいなのか見ておきましょう。
中学生向けのコースは2つ…
- 3教科(国・数・英)コース
- 5教科(国・数・理・社・英)コース
用意されています。
それぞれの利用料金には…
- 毎月支払いコース
- 4ヶ月継続コース
の2つがあり、「4ヶ月継続コース」の方が、安く受講できます。
※2022年2月現在 | 毎月支払いコース | 4ヶ月継続コース |
3教科(国・数・英)コース | 8,000円/月(税抜) | 7,480円/月(税抜) |
5教科(国・数・理・社・英)コース | 9,980円/月(税抜) | 9,480円/月(税抜) |
高校受験用のクラス指導塾(集団塾)や個別指導塾に、お子様が通われていたお母様・お父様は…
「塾より安いなぁ」
と思われたと思います。
関連記事:『【すららは安い?高い?】コスパ対決その1 vsクラス指導塾』
関連記事:『【「すらら」の料金は?】コスパ対決その2 vs個別指導塾』
その他、入会金などについてくわしくは公式サイトをご覧ください↓
「すらら」のおすすめの使い方4つ
では、偏差値30台・40台の生徒におすすめの、「すらら」の使い方を4つご紹介していきます。
オススメの使い方は…
- 苦手単元をさかのぼって復習する
- 定期テスト対策に集中する
- ADHD(注意欠陥多動性障害)に対処する
- 不登校の進度調整や「出席扱い制度」に使う
の4つです。
1つ1つくわしく見ていきましょう。
1.苦手単元をさかのぼって復習する
まず、偏差値30台・40台の中学生は…
苦手な単元がたくさんあり過ぎる
ということに困っていることがほとんどです。
しかも、中学校内容だけでなく、小学校内容からつまずいていることが多いですよね。
その結果、クラス指導塾(集団塾)に通っていても、全然わからなくて空回りする…
クラス指導塾(集団塾)の入塾テストを受けても、入塾を断られることもあります。
個別指導塾に通っても、担当するのが学生アルバイト講師なので、うまく指導できないことが多々あります。
一方、「すらら」の通信教材は、「無学年方式」なので、学年にしばられずに、自分の苦手な単元にさかのぼって復習することができます。
たとえば、正負の数でつまずいているようでも、実は小学校の分数計算の段階でつまずいていたということは少なくありません。
その場合には、いったん小学校内容にさかのぼって、通分や約分のトレーニングをすることができます。
中には…
「どこでつまずいているのかすらもわからない…」
と途方に暮れているお母様・お父様もいらっしゃるかもしれません。
「すらら」では、「つまずき診断機能」があります。
どこでつまずいているのかを自動で診断してくれます。
その上で、ぴったりな復習内容を提案してくれるので、弱点を把握できていなくても安心です。
「すらら」は、「究極の個別指導」とアピールしているだけあって、1人1人の理解に合わせて、「無学年方式」で苦手を克服していくことにピッタリです。
「無学年方式」についてくわしくはこちら↓
2.定期テスト対策に集中する
「偏差値30台・40台」と書きましたが、勉強が苦手な中学生の場合、偏差値が算出される模擬テストよりも、まずは学校の定期テストの点数を取らなければなりませんよね。
でも…
「範囲が決められている定期テストすら、ぜんぜん点数が取れないんです」
と、お悩みのお母様・お父様も多いはず。
偏差値30台・40台の中学生は、「勉強しなさい!」を言われても、何を使って勉強していいのか、どう勉強していいのかわかっていないことがほとんどです。
中には、ただ教科書を読んでいるだけ…
問題集の答えを写しているだけ…
マーカーで線を引いているだけ…
とりあえず「形だけ」勉強している中学生も、かなり多いんです。
さらに、偏差値30台・40台の中学生は、教科書や問題集の解説のページを読んでも、うまく理解できないこともあります。
つまり、「勉強しなければいけない、でも、独学も難しい」という状況におちいっています。
たぶん、本人もずっと苦しんでいるはずです。
「勉強しようと思ってるけど、難しいねん…」と。
そのような中学生には、「すらら」がぴったりかもしれません。
「すらら」のドリルは、1問1問ていねいにアニメーションで解説してくれます。
しかも、紙の教材では、自分で読まなければなりませんが、「すらら」であれば、プロの声優さんの音声で解説を聞くことができます。
「すらら」はもともと勉強が苦手なお子様に向けて、開発されました。
1つの単元を10から15くらいに区切って、レクチャーが作られています。
また、1つのレクチャーも、平均15分程度でまとめられているので、集中力を保ちやすいでしょう。
いわゆる「スモールステップ」という考え方ですね。
また、「すらら」には、「定期テスト機能」があります。
教科書の出版社やテスト範囲を指定することで、「すらら」に登録されている、定期テスト用の模試を何度も解くことができます。
ですので…
「テスト勉強って何をどうすればいいのかわからない!」
という中学生でも、迷いなく取り組むことができます。
アニメーションによるレクチャーについてくわしくはこちら↓
3.ADHD(注意欠陥多動性障害)に対処する
偏差値30くらいの中学生は、単に勉強が苦手というだけでなく、何らかの発達障害をかかえていることがよくあります。
プロ家庭教師としてご家庭にうかがっていて、特に多いと感じられるのが、「ADHD(注意欠陥多動性障害)」のお子様です。
「ADHD(注意欠陥多動性障害)」とは…
発達年齢に比べて、落ち着きがない、待てない(多動性-衝動性)、注意が持続しにくい、作業にミスが多い(不注意)といった特性があります。多動性−衝動性と不注意の両方が認められる場合も、いずれか一方が認められる場合もあります。
厚生労働省ホームページ「知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス」より引用
すでに、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されているお子様もいれば、「もしかしたらうちの子、ADHDかも…」とお母様・お父様が悩まれている、いわゆる「グレーゾーン」という中学生もいます。
ADHD(注意欠陥多動性障害)の生徒は…
- 落ち着きがない
- 待てない
- 注意が持続しにくい
- 作業にミスが多い
といった特徴が見られます。
ですので、学校生活の中で…
- 先生の話を集中して聞けない
- 授業中にしゃべったり立ち歩いたりしてしまう
といった状態に悩んでしまうことが多いようです。
厚生労働省のホームページには、次のようにも書かれています。
発達障害があっても、本人や家族・周囲の人が特性に応じた日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで、持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させたりすることができます。
厚生労働省ホームページ「知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス」より引用
「国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター」というサイトでは、日本全国の相談窓口を紹介しています。
なかなか相談したり、診断してもらったりするのは、敷居が高く感じられるかもしれません。
でも、ご家族だけで悩まずに、専門家に相談し、診断してもらうことをおすすめします。
私は、ADHD(注意欠陥多動性障害)のお子様に、「すらら」が合う可能性があると考えています。
「すらら」は、さきほどご紹介したしたとおり、勉強が苦手なお子様に向けて、もともと開発されています。
「スモールステップ」を意識して、レクチャーが作られているんでしたね。
細かく区切って作られ、アニメーションで解説してくれるんでした。
また、語りかけられるだけの一方通行のレクチャーにならないように、かわいいキャラクターが「問いかけ」をして、レクチャーを進めてくれます。
つまり、「すらら」では、インタラクティブ(双方向)な授業を受けることができます。
「見る・聞く・書く・読む・話す」という多感覚を使ったレクチャーなので、ADHDであまり集中力がもたないという生徒にも向いています。
関連記事:『【ADHDのお子様に】無学年制オンライン教材「すらら」の可能性』
4.不登校の進度調整や「出席扱い制度」に使う
「すらら」の「無学年方式」は、不登校のお子様にも向いています。
なかなか学校に通えていないと、学習できなかった単元が積み重なってきます。
そうなると、定期テストや実力テストで、なかなか点数が取れなくなってきます。
「すらら」ならば、学校に通えなかったとしても、学習できなかった単元を、家庭で学び直すことができます。
また、よく知られてはいませんが、日本でも家で勉強する、いわゆる「ホームスクーリング」は制度上可能です。
つまり、「不登校」であっても、「出席扱い」にしてもらえる場合があります。
文部科学省は、ホームページで次のように説明しています。
不登校児童生徒が学校外の施設において指導等を受けている場合,これらの児童生徒の努力を学校として評価し支援するため,我が国の義務教育制度を前提としつつ,一定の要件を満たす場合に,当該施設において指導等を受けた日数を指導要録上「出席扱い」とすることが可能となっています。
文部科学省ホームページ「不登校への対応について」より引用
この「出席扱い」は,当該施設への通所または入所が学校への復帰を前提とし,かつ不登校児童生徒の自立を助ける上で有効・適切であると判断される場合に認められます。その際,保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていることが重要です。また,民間施設における指導等に関して「出席扱い」が考慮される場合には,当該民間施設における指導等が適切であるかどうか,学校長と教育委員会が連携して判断することとされています。
つまり、「一定の条件を満たす場合」に、家で勉強しても「出席扱い」にしてもらえるということです。
この「一定の条件」のいくつかに、「すらら」が該当します。
「すらら」は、文部科学省の学習指導要領に沿って作られています。
また、「すらら」には学習記録が残りますので、その記録を中学校の担任の先生や校長先生と共有することができます。
もちろん、「すらら」があれば、即「出席扱い」というわけにはいきません。
学校の担任の先生や校長先生の協力体制が不可欠です。
不登校に悩んでいるご家庭にとって、「ホームスクール」というシステムが日本にもあることは重要です。
まずは、地方自治体の窓口や、学校の先生に相談することから始めるといいですね。
不登校の生徒の「出席扱い制度」についてくわしくは、「すらら」公式サイトをご覧ください↓
関連記事:『【不登校のお子様に】「すらら」を使ったホームスクーリングという選択肢』
【偏差値30台40台の中学生にオススメ】「すらら」の使い方4選! まとめ
偏差値30台・40台の中学生は、いろいろなことが原因になって、勉強がうまく進んでいません。
勉強がうまく進まない原因に1つ1つ対処していくことが、必要になります。
その1つの方法として、無学年制オンライン教材「すらら」を、今回の記事では紹介してきました。
勉強が苦手な中学生におすすめの「すらら」の使い方は…
- 苦手単元をさかのぼって復習する
- 定期テスト対策に集中する
- ADHD(注意欠陥多動性障害)に対処する
- 不登校の進度調整や「出席扱い制度」に使う
です。
「すらら」の資料請求や無料体験は、公式サイトからどうぞ↓