こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
塾に通っているけど、国語の成績が上がらない…
このようなお母様・お父様の参考になる記事を用意しました。
今回の記事を読むことで…
- 塾では国語の成績が上がりにくい理由
- 国語の学習こそ家庭教師がおすすめである理由
がわかります。
確かに国語は成績を上げるのに時間がかかる教科です…
なので、できるだけ正しい方法で勉強することが大事です!
「国語は勉強してもムダ…」とあきらめないでくださいね。
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきたノウハウをお伝えします!
塾では国語の成績が上がりにくい2つの理由
まず、なんで塾に通っているのに、国語の成績が上がらないのでしょうか?
塾では国語の成績が上がりにくい理由は…
- 国語はつまずきポイントが見えにくいから
- 塾では最大公約数的な授業しかできないから
の2つです。
どういうこと?
説明しよう!
塾では国語の成績が上がりにくい理由1.国語はつまずきポイントが見えにくい
他の教科であれば、つまずいているところが、お母様・お父様の目にもよくわかります。
あんた、また計算まちがいしてるやん!
英単語も全然覚えてへんやんか!
でも、国語ではそうはいきません。
大人から見れば…
文章中に答え書かれてるやん…
なんでわかれへんの?
と思ってしまいますが、子どもにはなかなかわからないんですよね…
なぜ国語のつまずきポイントが見えにくいのかというと…
つまずきポイントが多岐にわたるから
です。
国語はつまずきポイントが多岐にわたる
いわゆる「国語力」を分解すると…
- 語彙力(ボキャブラリー)
- 経験と共感力
- 読む力
- 解く力
に分かれます。
語彙力(ボキャブラリー)
「語彙力(ボキャブラリー)」とは、かんたんに言うと「知っている言葉・使える言葉」ですね。
知っている言葉が多ければ多いほど、国語の文章は読みやすくなります。
でも、子どもの語彙力は常に発展途上。
子どもにとっては知らない言葉が多いので、読んでも、文章の内容がぼやけてしまいます。
特に漢字の読み書きがたどたどしい場合には、文字を追うので精いっぱいという状態です。
その気持ちわかるわぁ…
大人でも、難しい用語が飛び交う文章や、外国語の文章は、すらすら理解することは難しいですよね。
経験と共感力
言葉と同じように、「経験」も多ければ多いほど文章が読みやすくなります。
たとえば、「うしろめたい」という言葉は、「うしろめたい」経験をしていなければ理解できません。
以前、「うしろめたい」経験を引き出すときに、授業でこんなことがありました。
お母さんにウソついて、お母さんがウソを信じてしまったとき、どんな気持ちになる?
ウソを信じてくれて、ラッキー!
この生徒が「うしろめたい」という言葉の意味を理解するのは、難しいですよね(笑)
つまり、「経験」が少なければ、「共感」することも難しいということ。
共感することが難しければ、文章の内容も理解しにくいはずです。
読む力
世の中で一般的に言われている「読解力」は、「読む力」のことですね。
- 説明文なら、筆者の主張を読み取る
- 物語文なら、主人公の気持ちを読み取る
塾では、このような「読み方」を指導するわけです。
それ、塾で習ったわ
解く力
「解く力」も、塾で教えるテクニックです。
- 「指示語」の内容は前を探す
- 字数を数えるときは、数え「上がる」
などです。
このように、「国語力」は4つに分解されます。
つまり、国語はつまずきポイントが多岐にわたるんですよね。
だから、お母様・お父様からは、つまずきポイントが見えにくいわけです。
塾では国語の成績が上がりにくい理由2.塾では最大公約数的な授業しかできない
また、塾では国語の成績が上がりにくい2つ目の理由が…
塾では最大公約数的な授業しかできない
ということです。
私も塾講師として働いていたのでよくわかります。
塾では、クラス全体を引っ張り上げるための授業が中心になります。
1人1人のつまずきに対応してあげたい
でも、それをしていると、授業が成り立たない…
これが国語の塾講師の本音です。
なので、どうしても「演習⇒解説」というワンパターンの授業になってしまうわけです。
塾の国語の授業って、わかったような、わからんかったような…
手ごたえがないねん
国語の学習こそ家庭教師がおすすめである理由
国語こそ家庭教師が向いているのは…
1人1人のつまずきポイントにアプローチできるから
です。
つまり、塾のデメリットを、家庭教師なら補うことができるというわけです。
実際、私が担当するご家庭の多くが、塾との併用です。
塾でわからないかったところをフォローしてほしい…
塾のテストで点数を取って、クラスを上げたい!
こういうご要望がかなり多いんですよね。
国語の学習で家庭教師を利用するメリットを、さきほど分解した「国語力」に沿って、もう少しくわしく見ていきましょう。
家庭教師を利用するメリット1.語彙力(ボキャブラリー)・経験に個別にアプローチできる
塾の授業では、その子にとって知らない言葉が出てきても、「素通り」してしまうことがよくあります。
でも、家庭教師の指導なら、その子の言葉のレベルに合わせて、授業が受けられます。
たとえば、その子にとって難しそうな言葉が出てきたときには…
「『皮肉』ってどういう意味かわかる?」と質問してもらうことができます。
もし、言葉の意味がわからなかったら…
「『皮肉』は『いやみ』に近いな。『いやみ』を言われたことはある?」
というように、お子様の「経験」に結びつけて、語彙を増やしていくことができますね。
確かに塾の授業では難しいな…
また、漢字の読みが苦手だったり、語彙が極端に少ないお子様の場合には、音読から始めたり、漢字テストをしたり、学習内容をカスタマイズできます。
家庭教師を利用するメリット2.読む力・解く力に個別にアプローチできる
いわゆる「読解」も、家庭教師となら、1人1人に合わせて、つまずきポイントにアプローチできます。
塾での読解問題の解説では…
「10行目にこう書いているから、答えは『イ』やな」
で終わってしまいます。
でも、家庭教師の指導では…
「なんで、『イ』を選んだの?」
と、お子様が「答えの根拠」を見つけるトレーニングができます。
「なんとなく」とか「カン」で答えている子どもたちって、かなり多いんですよね…
でも、「答えの根拠」を個別に繰り返してたずねられることで、答えを導く考え方を軌道修正していくことができますね。
確かに「カン」で記号選んでるわ…
それ、アカンやつや
このように、国語こそ個別指導向きの教科だと言えます。
国語の家庭教師を利用する注意点
どんな家庭教師でもいいのかというと、もちろんそうではありません。
上に紹介したような、マンツーマン指導のメリットを活かせる家庭教師を、選ばなければなりません。
そうでなければ、せっかく家庭教師を利用しているのに、塾と同じ「演習⇒解説」のワンパターン授業で終わってしまいます。
国語の家庭教師を利用する注意点は…
国語の指導に長けたプロ家庭教師を利用すること
です!
なんで?
説明するよ
大学生のアルバイト家庭教師には国語の指導は荷が重い
「家庭教師=大学生アルバイト」というイメージが強いかもしれません。
学生時代に家庭教師のアルバイトをしていた、お母様・お父様も多いのではないでしょうか?
ただ、さきほどご紹介した通り、国語のつまずきポイントは多岐にわたります。
経験の浅い大学生アルバイト家庭教師では、そのつまずきポイントを見つけ、克服することは難しいでしょう。
やはり、塾と同じ「演習⇒解説」だけの指導になってしまいがちです。
中には、国語の指導に強い大学生アルバイト家庭教師もいるかもしれません。
でも、そんなスペシャル大学生家庭教師に出会う確率は、とても低いでしょう。
たしかにな
一方、プロ家庭教師は、塾や予備校で一定年数勤めて、経験が豊富です。
「教える仕事」で生計を立てていて、「志望校に合格させる」「成績を上げる」ノウハウ・情報を持っているからこそプロというわけですね。
国語の指導においても、いろいろなテクニックを持っているはずです。
ですので、国語こそプロ家庭教師を利用するのがおすすめです。
まとめ:国語こそプロ家庭教師を利用するのがおすすめ!
国語はつまずきポイントが多岐にわたります。
でも、家庭教師なら、1人1人のつまずきポイントに合わせて指導を受けられます。
利用するなら、だんぜんプロ家庭教師がオススメです。
ぜひ国語に強い家庭教師を見つけてくださいね