こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
うちの子、ポケモン好きだけど、ポケモン図鑑ドリルって正直どう?
そのように悩んでいるお母様・お父様も多いのではないでしょうか?
今回の記事では…
- わが家が「ポケモンずかんドリル」を使ったいきさつ
- 「ポケモンずかんドリル小学1年生ひらがな・カタカナ」の特徴と使い方
- おすすめポイント
- どんな子におすすめか?
- 使うときの注意点
がわかります。
教材がその子に合っているのかは、プロでも迷うものです。
わが家では、5歳娘が「ポケモンずかんドリルほしい」と言い出したので、やらせてみました。
おうちでのドリル選びの参考になれば幸いです!
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきた私が教材レビューします
わが家が「ポケモンずかんドリル」を使ったいきさつ
わが家では、ふだんこどもちゃれんじ を使ってきました。
でも、娘の興味はだんだんと、パウパトロールやポケモンの移ってしまい、しまじろうの優先順位が低くなってしまいました…
3・4歳の頃には、毎月届く「こどもちゃれんじ」のワークも、やったりやらなかったり…
どうしようかと夫婦で悩んでいたところ、ポケモンにはまりつつあった5歳娘がテレビCMを見ながら、
ポケモンずかんドリルほしい
と、みずから言ってくれました。
「このチャンスを逃したらアカン!」と思い、いっしょに書店へ行って買ったのが、以前レビュー記事を書いた幼児向けの「ポケットモンスター知育ドリル」でした↓
知育ドリルのレビュー記事はこちらです↓
幼児向け「知育ドリル」を使い終わったのですが、娘のポケモン熱は冷めません。
「ポケモンずかんドリルまたやりたい!」と言うので、シリーズの「小学1年生ひらがな・カタカナ」を購入。
うーん…
5歳には少し早いかな…
と思ったのですが、就学前の娘でも楽しく最後まで終わらせることができました。
「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」の使い方や注意点をレビューしていきますね。
「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」の特徴と使い方
まず「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」の特徴と使い方から紹介していきましょう。
「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」は…
- なぞって書き順をチェック
- 自分で書いてみる
- 丸つけ・採点する
- シールを貼ってポケモン図鑑を完成させる
という流れで進めていきます。
1つずつ見ていきましょう。
なぞって書き順をチェック
50音順に1文字ずつ、ひらがなとカタカナを練習していきます。
1文字ずつの練習ページはこんな感じです↓
書き順に番号が振られているので、書き順の番号通りに字をなぞっていきます。
文字が苦手な子の中には、書き順が安定しない子がけっこういます。
筆順通りに書けるようにしたいですね。
私が筆順に細かいので、娘はイヤそうですが…
自分で書いてみる
書き順を練習したら、今度は自分でひらがなとカタカナを書きます。
□いりゅう
ポケモンずかんドリル小学1年生ひらがな・カタカナ
□イリュー
というように、ポケモンの名前の一部が穴になっています。
そこに学んだひらがな・カタカナを書いて、ポケモンの名前を完成させます。
カイリューなら、初期ポケモン世代の私でもわかりました
丸つけ・採点する
ポケモンの名前を完成させられたら、丸つけと採点です。
「ひとつ20てん」という大盤振る舞いです(笑)
合計100点満点で採点し、クリアした日付を書き添えます。
「もくひょう5ふん」と書かれていますが、5分もかからないでしょう。
シールを貼ってポケモン図鑑を完成させる
丸つけ・採点が終わったら、シールを2枚はります。
「か・カ」のページであれば、「カイリュー」のシールが貼れます。
1枚は、練習したページの左下に貼ります。
もう1枚は、付属の「ポケモンずかんボード」に貼ります↓
シールを貼ったら、そのページ、そのひらがなとカタカナの練習は完了です!
ドリルそのものよりも、シールを貼る方が時間がかかるくらいです笑
数ページに1回、復習を兼ねたミニゲームやスペシャルバトルを挟んでくれています。
このように…
- 各ページで文字を練習(=ポケモンとバトル)
- 55種類のシールを貼る(=ポケモン図鑑が完成)
というコンセプトで、ひらがなとカタカナを練習していくドリルです。
「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」のおすすめポイント
「ポケモンずかんドリル小学1年生ひらがな・カタカナ」のおすすめポイントは…
- ポケモン好きにはたまらない
- なぞることから始められる
- かんたんなので集中できる
- 図鑑完成を目指してモチベーションが上がる
の4つです。
掘り下げて見ていきましょう。
ポケモン好きにはたまらない
まず、何よりもポケモン好きな子には、たまらないドリルです。
うちの娘は毎週アニメのポケットモンスターを楽しみにしています。
「ポケモン図鑑ドリル」に知っているポケモンが出てくると、
クワッスや!
ニャオハかわいい!
ケンタロス知ってる!
とテンションが上がり、ご機嫌にドリルを進めてくれました。
知らないポケモンが出てきても気にならないようで、逆にドリルきっかけで覚えていました。
娘はゲームはまだできないので、にわかファン程度ですが、ゲームをやっているガチ勢ならもっと楽しめるかもしれません。
なぞることから始められる
えんぴつを持って、線をなぞることができればOKです。
小学1年生向けの教材ではありますが、幼児でもじゅうぶんに楽しめます。
うちの5歳娘もまだ筆圧が安定しませんが、字を一生懸命になぞっていました。
かんたんなので集中できる
また、通常の練習ページ(バトル)では、込み入ったルールはありません。
さきほど紹介した使い方の通り、ひらがな・カタカナをなぞって書くだけ。
かんたんなので集中して、1ページを終わらせることができます。
ただ、数ページに1回登場する「ミニゲーム」は、ルールを説明してあげる必要があります。
図鑑完成を目指してモチベーションが上がる
子どもって、シールを貼るのが好きですよね。
シールを貼ってポケモン図鑑ボードを完成させるために、やる気になります。
うちの娘はシールを貼ることが目的になり、1つ1つのドリルが雑になっていましたが(笑)
「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」はどんな子におすすめ?
「ポケモンずかんドリル小学1年生ひらがな・カタカナ」はどんな子におすすめなのでしょうか?
ポケモン図鑑ドリルがおすすめなのは…
- ポケモンに興味がある子
- 難しいドリルは諦めてしまう子
- 就学前に文字を練習したい幼児
だと私は思います。
1つ1つ見ていきましょう。
ポケモンに興味がある子
たくさんのお子様を担当していますが、プロでも教材選びは難しいものです。
その子にとって、合う教材もあれば、合わない教材もあります。
「ポケモン図鑑ドリル」は、ポケモンが好きな小学生なら取り組みやすい教材でしょう。
好きこそものの上手なれ
やな。
うちの娘のように、ポケモンにそれほど詳しくなくても大丈夫です。
知らないポケモンが出てきても、興味があるので、すぐに覚えてしまいます。
逆にポケモンに興味がない子は、「ポケモン図鑑ドリル」に取り組んでも退屈でしょう。
難しいドリルは諦めてしまう子
難しいドリルだと、あきらめてしまう子も多いでしょう。
せっかく自信をつけさせようと買ったのに、自信を失ってしまっては本末転倒ですよね…
「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」はとてもかんたんです。
つまずく前にどんどん進みます
ひらがな・カタカナが苦手な小学1年生でも取り組みやすいでしょう。
もちろんひらがな・カタカナの復習がしたい小学2年生などにもピッタリです。
また、シールを貼ることで、モチベーションが上がります。
最後までドリルを使い切ることを後押ししてくれるでしょう。
就学前に文字を練習したい幼児
「小学1年生」とドリルには書かれていますが、幼児でも使うことができます。
えんぴつを握って、線をなぞることができれば大丈夫です。
うちの5歳娘もまだ字は安定しませんが、楽しく使い切ることができました。
「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」を使うときの注意点
最後に、「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」を使うときの注意点を見ておきましょう。
- スペシャルバトル・ミニゲームはおとなの説明が必要
- 1冊では完全には身につかない
- ずぐに終わってしまう
が、「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」を使うときに気を付けたいポイントです。
掘り下げて見ていきましょう。
スペシャルバトル・ミニゲームはおとなの説明が必要
通常のページは、ひらがな・カタカナを書くだけのシンプルなルールなのです。
ただ、数ページに1回登場するスペシャルバトルやミニゲームは、おとなの説明が必要です。
もちろんルールは書かれているのですが、ひらがなを学ぶ子がひらがなを読んでルールを知るのは大変ですよね…
たとえば、ミニゲームのルールはこんな感じです↓
1.ポケモンの なまえから ハヒフヘホをさがして、〇で かこみましょう。
ポケモンずかんドリル小学1年生ひらがな・カタカナのミニゲーム
2.1で かこんだ じを よこの □に かきましょう。□に かいた ところだけを とおって ゴールしましょう。
という感じです。
しかも、ハヒフヘホが入っていない「トゲデマル」というダミーのポケモンも混じっています!
また、スペシャルバトルでは絵を見て、ひらがなを埋める問題が出ます。
うちの5歳娘は「ひがさ」や「ざる」を知らず、解けませんでした。
小学1年生や幼児は、まだまだ語彙(ボキャブラリー)が少ないので、おとながサポートしてあげる必要があるでしょう。
1冊では完全には身につかない
この「ポケモンずかんドリル」を終えたら、ひらがな・カタカナが完璧に身につくのかというと、そうではありません。
機械的にひらがな・カタカナを書いているだけだったり、シールを貼るのが目的になったりしてしまうからです。
でも、だからと言って、ドリルをする経験がムダになるかというと、もちろんそういうわけでもありません。
ポケモンで楽しく文字の練習をしたというプラスのイメージは、子どもたちの中に残るはずです。
幼児期や低学年の時期は、「楽しい」ことが最優先!
1冊ですべてが身につくわけではないのは、他のドリル・問題集と同じですよね。
まちがい直しをしたり、他の教材で違った角度から出題される問題を解くことで、だんだんと知識やテクニックが定着していきます。
小学1年生向けの教材なので、まちがい直しまでする必要はありません。
むしろ興味があるドリルをやり、楽しい成功体験をどんどん積ませてあげる方がいいですね!
「ポケモン図鑑ドリル」の小学1年生シリーズは「ひらがな・カタカナ」以外にもあります↓
すぐに終わってしまう
基本的にはかんたんなワークなので、すぐに終わってしまいます。
うちの娘は3日で終わってしまいました。
その場合には、上で紹介したような他のドリルで「おかわり」してもいいですね。
一方、途中で飽きてしまうこともあると思います。
その場合には、ムリに完成させようとせず、途中でいったん止めてもいいと私は考えています。
もったいない気もするやん…
幼児期や低学年のうちは、「楽しい」ことが最優先です。
「ドリル=しんどい・楽しくない」というイメージがついてしまう方が、もったいないですよね。
気が向いたら、思い出したかのように、急にやりかけのドリルを進めてくれることもありますよ。
まとめ:ポケモン図鑑ドリル小1ひらがな・カタカナをプロ講師がレビュー
今回の記事では、「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」の感想・レビューを紹介しました。
繰り返しになりますが、おうちでのドリル学習は「楽しい」ことが最優先です!
「ポケモンずかんドリルひらがな・カタカナ」は、楽しくドリル学習するきっかけにぴったりでしょう。