【中学受験】国語は塾より家庭教師・個別指導向き!?

こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。

家庭教師として、たくさんのご家庭にうかがっていますが、ご家庭が家庭教師に指導を依頼するニーズは様々です。

中高一貫校に通っているので、学校のサポートをしてほしい
学習障害があるので、なかなか塾には通いにくい
中学受験はしないけれど、高校受験に向けて準備したい

通常の進学塾を選択せず、わざわざ家庭教師を選んでくださっているのですから、何らかの「理由」があるわけです。

それらさまざまなニーズの中でも、特に多いのが…

中学受験塾に通っているけど、国語の成績が上がらない
塾の国語の授業についていけないし、宿題も自力で解けない

つまり、「中学受験塾の国語のサポート」です!

私も家庭教師を始めた当初は驚かされました。
プロ家庭教師としてニーズがあるのは、算数や理科、つまり、理系科目だと考えていたのです。

でも、実際にはたくさんのご家庭から、「塾の国語のサポートをしてほしい」というご依頼を受けます。

実は中学受験塾に通っていても、国語の力がうまく伸びていない、成績が上がらないというお子様は結構多いのです。

そこで今回は『【中学受験】国語は塾より家庭教師・個別指導向き!?』と題して、中学受験塾に通っていても国語の成績が伸びない理由、そして、国語の学習には家庭教師・個別指導が向いているのか、を考えていきましょう!

中学受験塾に通っていても国語の成績が伸びない?

もちろん塾に通う以上は、成績がアップすることを期待します。

でも、いざ塾に通ってみたものの、成績がかんばしくない…
それどころか国語への苦手意識が加速している…

そういうお子様はたくさんいらっしゃいます。

では、なぜ中学受験塾に通っていても、国語の成績は伸びないのでしょうか?

2つの理由をご紹介します。

  • 実際には力はついているが、塾の公開テストでは偏差値にあらわれない
  • つまずいているポイントが生徒によって異なるので、クラス指導では対応できていない

それでは、1つずつ見ていきましょう。

1.実際には力はついているが、塾の公開テストでは偏差値にあらわれない

力がついているのに、偏差値にあらわれない。
そんなことがあるのかと驚かれるかもしれません。

しかし、あるんです。

「偏差値」とは、相対的な数字です。

つまり、他の受験生と比べて、自分がどの位置にいるのかを示す数字ですね。

もし仮に100点満点のテストで80点を取ったとします。

良い点数だと思いますか?
それとも悪い点数だと思いますか?

もちろん平均点、つまり、他の人が何点取ったのかによって、80点の評価が変わってきます。

もし平均点が80点ならば、自分が標準的な点数を取ったことがわかります。
もし平均点が60点だったならば、80点は高得点と言えるかもしれません。
もし平均点が90点なら、80点はあまりいい点とは言えないでしょう。

平均点を基準として、どれだけ平均から上に(下に)離れているかを示した数字が偏差値というわけです。

仮にテストで50点しか取れなかったA君が、実力がアップして、60点取れるようになったとします。
でも、クラスの他の生徒たちも実力アップしていて、平均点が10点アップしていたらどうでしょうか?

A君のクラスでの相対的な位置は「変わらない」ということになります。

これが、力がついているのに偏差値にあらわれないカラクリです。

ですので、力がついているかどうか判断するには、単に数字を見るだけでは難しいと言えます。

記述問題で少しでも手を付けられるようになった、選択肢を上手にしぼりこめるようになっている、など、具体的に読み具合・解き具合を確認する必要があります。

それなのに、偏差値という数字の動きだけを見て、「成績が上がっていない」と感じてしまうことがよくあります。

その結果「塾で勉強しているのに…」、「あんなに勉強したのに…」という徒労感につながり、お子様もお母様・お父様も息切れしてしまうのです。

2.つまずいているポイントが生徒によって異なるので、クラス指導では対応できていない

中学受験塾に通っていても、国語の成績は伸びない理由の2つ目は、国語という教科の特徴によるものです。

国語という教科では、子どもたちが抱えている課題が多岐にわたります

  • 文章を読むスタミナがまだついていない
  • 語彙(ボキャブラリー)が極端に少なすぎる
  • 「解くテクニック」が身に付いていない
  • そもそも苦手意識(メンタルブロック)がある

これらの課題は、クラス指導での「演習⇒解説」のパターン授業では、なかなか解消できません。

解消できないどころか、どこでつまずいているのか、見えていないことすらあり得ます。

本来なら、音読から始めて、文章に慣れ親しむレベルから始めなければならない生徒も、集団で授業するクラス指導では黙読しなければなりません。
苦手意識があり、読む意欲がまだ育っていないのに、「よーいどん」の一斉授業で、急に文章を読むようにはなりません。

ですので、つまずきを把握し、その課題を解消していくのは、集団で授業するクラス指導よりも、1対1で指導する家庭教師や個別指導の方が、国語においては向いていると言えます。

家庭教師・個別指導なら個々の課題を特定し、アプローチしやすい

私も塾講師としてクラス指導をしていたときは、「最大公約数的な授業」をしていました。
つまり、生徒全員に対してわかりやすい授業を心がけていました。

もちろん塾の講師が、「最大公約数的な授業」をすることは悪いことではありません。
「必ず知ってほしいこと・身につけてほしいこと」を生徒全員に対して指導できるからです。

しかし、それは言い換えると、塾のクラス指導では、個々の課題を特定して、アプローチするまでには至らないということです。

それなのに、塾の懇談会では…

お子さんは読解力がまだまだですね
もう少し漢字を覚えるところから始めた方がいいでしょう

と、ご両親ですらわかるような弱点を塾講師から提起されるわけです。
それを身につけるために塾に行かせているのに。

そして、どうにかならないかと家庭教師・個別指導に依頼する…

そこで、私が家庭教師を始めてからは、まず「課題を特定すること」からスタートすることにしました。

まずはいくつかの読解問題をいっしょに解いて、お子様の課題をあぶりだします。
例えば…

音読してみると、たどたどしくて読み間違いが多いですね

そのようなお子様は語彙(ボキャブラリー)が少なく、言葉に慣れていません。
1つ学年を下げて、易しい文章から読む練習を始めます。

国語への苦手意識(メンタルブロック)が強すぎますね

そのような場合には、漢字ゲームや言葉ゲームなど、楽しめる学習からスタートします。
解ける問題を1つ1つ増やしていくと良いでしょう。

音読は上手ですが、作者の意図がうまく理解できていませんね

そのような場合には、論説文なら論理展開のパターンを学ぶ必要があります。
物語文なら登場人物の心情を追いかけて読む練習をします。

記号選択で根拠なく選択肢を選んでしまっています

そのようなお子様には、「なぜこの答えを選んだの?」と解答の根拠をしつこくたずねます。
カンで答えを選ぶのではなく、論理的に答えを選ぶトレーニングを重視します。

このように、家庭教師・個別指導なら、個々の課題を特定して、アプローチすることが可能です。

1対1でコミュニケーションを取ることで、弱点を克服し、視野を広げていきます。

家庭教師・個別指導で注意すべきこととは?

では、家庭教師や個別指導なら、どんな講師でもいいのかというと、もちろんそうではありません。

講師を選ぶポイントを2つご紹介します。

1.学生アルバイト講師ではなく、プロ講師を選ぶ

まず講師を選ぶポイントの1つ目は、「プロ講師を選ぶ」ことです。

一般的な家庭教師や個別指導は、大学生のアルバイト講師が中心です。

学生アルバイト講師は、経験が長くても3年ほどです。
私自身も大学生の頃、家庭教師のアルバイトをしていたのでよくわかります。
受験を経験してきているので、自分自身は問題を「解ける」のです。

しかし、生徒が「解ける」ように指導できるかは別問題です。

また、経験や指導力などの技術的なデメリットだけでなく、それ以前の問題もあります。

学生アルバイトで1番多いクレームは何だと思いますか?

以前、家庭教師派遣センターのスタッフから、クイズを出されました。

答えはなんと…

無断欠勤・無断遅刻

だそうです…

プロ講師は、家庭教師・個別指導を本業にしているので、生活がかかっています。

一方、学生講師はあくまで「アルバイト感覚」である場合がほとんどです。
(アルバイトでも無断欠勤・無断遅刻はダメですが…)

もちろん学生アルバイト講師の中にも、知識も技術も人柄も申しぶんない先生もいるはずです。
しかし、そのような良い学生アルバイト講師にあたる確率は極めて低いのです。

2.無料体験などを活用して、プロ講師との相性を確かめる

では、プロ講師ならば、誰でもOKなのでしょうか?

もちろんそういうわけではありません。

プロ講師の中でも、トップ層の生徒を指導するのが得意な先生、学習が苦手な生徒に寄り添える先生など、タイプは様々です。

また、塾講師は良い意味で個性的、悪く言えば「変な人」が多いものです(笑)
そういうクセの強い先生がいいのか、それともあまりクセのない先生がいいのかも、好みが分かれるところです。

ですので、お子様と相性の良いプロ講師を見つける必要があります

まず、チェックするべき項目は…

  • 学歴
  • 職歴
  • 合格実績

でしょう。

やはり講師自身がどれくらい勉強してきたのかは、1つのポイントです。
また、どれくらい塾講師歴・予備校講師歴が長いのかも、チェックポイントです。
そして、実際にどんな学校に生徒を合格させてきたのかも確認しておきたいですよね。

次に、人柄と指導方針、お子様との相性をチェックしましょう。

本格的に指導が始まる前に、「体験指導を受けてみるのがオススメです。

可能であれば、お母様・お父様も同席できれば、なおいいでしょう。
(保護者の見学を拒む講師は、ちょっと怪しいですよね…)

中には、体験ができない家庭教師派遣センターや個別指導教室もあります。
ただ、ほとんどの場合、体験指導を受けることが可能です。
体験が有料の場合と、無料で体験できる場合があるので、確認が必要です。

いくつかの家庭教師派遣センターや個別指導教室で体験してみて、検討するのがベストです。

中学受験塾に通って、国語の成績が伸びる場合

ここまで国語は家庭教師・個別指導で1対1の方が、個々の課題を見つけやすく、アプローチしやすいというお話をしてきました。

しかし、クラス指導の国語の授業では、全然成績が伸びないかというとそうではありません。

もちろん塾の国語の授業で、成績が伸びるお子様もいらっしゃいます。
実際、私が塾で勤めていたとき、4年生の頃は標準的な学力だった子が、6年生で大化けしてトップ校に合格したということがありました。

では、塾で国語の成績がアップするのは、どういう場合なのでしょうか?
それは…

  • 読む力がもともとあり、塾でテクニックを学ぶことで、読解力が稼働した場合
  • 講師・教材との相性がきわめていい場合

この2つの要因が大きいと、私は考えています。

もう少し深掘りしてみましょう。

1.読む力がもともとあり、塾でテクニックを学ぶことで、読解力が稼働した場合

「読む力」というのは、集中力やスタミナ、そして、語彙力や共感力などです。

ほとんどの場合、幼い頃から本を読む習慣がある子に、「読む力」が備わっている場合が多いです。

もっと言うならば、強制されて文章を読んでいるのではありません。
普段から楽しみながら読書しているお子様が多いように思います。
カバンの中には1冊本が入っていて、時間があったら本を読んでいる、そんなお子様です。

そのような生徒が塾の国語の授業で、読むテクニックと解くテクニックを学ぶと、一気に読解力が稼働して成績が急上昇するときがあります。

また、塾に通い始めてすぐには結果が出なくても、どこかの段階で大化けする可能性が高いです。

「読む力」がある子は、国語だけでなく、算数・理科・社会でも成績が伸びやすいのも確かです。

語彙力や共感力については、こちらの記事をご覧ください↓

2.講師・教材との相性がきわめていい場合

塾で国語の成績がアップするパターンの2つ目が「講師・教材との相性がきわめていい場合」です。

この先生みないになりたい!」
塾の授業めっちゃおもしろい!」

特に女の子に多いのですが、塾講師のカリスマ性に引っ張られて、国語が得意になるという場合があります。
お母様・お父様が何を言っても聞く耳を持たないのに、その先生の言うことなら聞くほど…

また、国語が大嫌いだったけれど、おもしろい塾の授業で一気に好きになったという場合もあります。

このように先生との相性がいい場合には、塾で国語の成績が上がることが大いにあり得ます
(逆に講師との相性が悪ければ、国語が嫌いになってしまう可能性もあります)

また、教材との相性も重要です。

中学受験塾の教材・テストは、難しく作られています。
難関中学校の入試問題に対応するためには、難しく作らざるを得ないのです。

しかし、その難しさに圧倒されて、国語に苦手意識を持ってしまうことは少なくありません。

つまり、今の段階でのお子様の力に合っていない教材では、うまく成績が上がらない場合があるわけです。

逆に、テキストのレベルがその子にとってぴったりだった場合には、急成長するということはよくあります。

ですので、難しいなかにも、手ごたえが感じられる教材やテストが用意されている塾が理想的です。

なかなか判断が難しいですが、季節講習会を受講したり、公開テストを受験するなどして、教材との相性を確認するといいでしょう。

【中学受験】国語は塾より家庭教師・個別指導向き!? まとめ

中学受験塾に通っていても、国語の成績が伸びないのは…

  • 実際には力はついているが、塾の公開テストでは偏差値にあらわれない
  • つまずいているポイントが生徒によって異なるので、クラス指導では対応できていない

家庭教師・個別指導で注意するべき2つのポイントは…

  • 学生アルバイト講師ではなく、プロ講師を選ぶ
  • 無料体験などを活用して、プロ講師との相性を確かめる

塾で国語の成績がアップすることももちろんあります。

  • 読む力がもともとあり、塾でテクニックを学ぶことで、読解力が稼働した場合
  • 講師・教材との相性がきわめていい場合

クラス指導の中学受験であれ、家庭教師・個別指導であれ、結局のところ教育とはマンパワーですよね。

お子様にとって、相性のいい講師と巡り合い、ベストな環境で学習できることを応援しています!

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