こんにちは、プロ家庭教師のひかるです。
うちの子に、どの塾が合ってるの?
何を基準に塾選びをすればいいの?
そのようにお悩みのお母様・お父様の参考になる記事を用意しました。
今回の記事では…
- 関西の中学受験塾おすすめ6選・評判
- 塾選びのポイント
- 入塾のタイミング
- 塾との付き合い方
- 転塾のメリット
などがわかります。
中学受験の学習をスタートするときに、塾選びは大切です。
ぜひお子様に合った塾を選んで、良いスタートをきってくださいね。
元塾講師・プロ家庭教師として、のべ1000人以上を担当してきた情報・ノウハウをお伝えします
【関西】おすすめ中学受験塾6選&比較
まずは、関西圏で有名な中学受験塾を見ていきましょう。
その中から、総合的におすすめできる塾を厳選して、紹介します。
関西のおすすめの中学受験塾6選
- 浜学園
- 希学園
- 能開センター
- 馬渕教室
- 日能研関西
- SAPIX
以上6つの大手塾を、1つずつご紹介していきますね。
「口コミ・評判」に関しては、私が担当しているご家庭の声や、ネット上での口コミを要約しました。
また、各塾とも最新情報については、それぞれの公式サイトをご確認ください。
浜学園
まずはじめに紹介するのは、関西の中学受験塾の最大手「浜学園」です。
【特徴】 | ・関西圏の中学受験塾の最大手 ・灘中学校合格者数日本一(19年連続38回) <学習システムの4つの特徴> 1.学習内容が明示された「学習計画表」 2.講義⇒家庭学習⇒復習テストの徹底された「復習主義」 3.能力に応じたクラス編成(V・S・H) 4.教科別専門の一流の講師陣 <目的別4つのコース> 1.中核の「マスターコース」 2.マスターコースに通いづらい子の「土曜マスターコース」 3.ハイレベルな「特訓コース」 4.いつでも受講できる「Webスクール」 ※いつでも移籍可能 |
【合格実績】 (2023年度) | 灘92名(19年連続日本一)、東大寺150名(6年連続日本一)、甲陽83名(13年連続日本一)、洛南137名(15年連続日本一)、西大和260名(14年連続日本一)、星光100名(6年連続日本一)、神戸女学院47名(35年連続日本一)、須磨学園166名(8年連続日本一)、四天王寺118名(16年連続日本一)、高槻239名(16年連続日本一)、金蘭千里217名(19年連続日本一)、清風324名(15年連続日本一)、明星234名(9年連続日本一)、帝塚山305名(日本一) |
- 学習すべき内容がはっきり示されているので復習しやすいです
- テキストがしっかりしていて基本から応用まで対応できました
- 授業を休んだときは、Webで補えるのは助かります
- 大手の塾なので、安心して子どもを預けられました
- 居残りで質問できるのはいいですね
- 宿題チェックがゆるいのが心配…
- オプション講座を受講すると費用が高くなります
- 国語テキストの読解問題がもう少し体系的だといいのですが…
とにかく最難関の合格実績NO.1を守り続けている、関西の最大手塾です。
テキストもあまり改訂されないのも、完成度が高い証拠でしょう。
いずれ英語入試などの新しい入試システムが、関西に広がるときが来るでしょう。
そのときに、浜学園がどのように変わるのかも、個人的に気になります。
テキストの改訂はほぼないので、お兄さん・お姉さんの「おさがり」の教材を使っている子どもたちは多いですね
毎週の復習テストは、V・S・Hというクラス別に作られています。
確認テストは統一されている塾が多いなかで、細やかさが見えますね。
ただ、口コミにもあるように、オプション講座がたくさん用意されています。
消化不良にならないように、オプション講座は選択する必要があります。
まずは、6年生に夏ごろからスタートする「志望校別特訓」で、希望コースに入ることを目標にするといいでしょう。
浜学園はこんなお子様におすすめ
浜学園は…
- 最難関の中学校を受験したい
- 安心感がある関西最大手塾で学びたい
- 合格実績NO.1の塾に通いたい
そんなご家庭には、浜学園がおすすめです。
資料請求や最新の情報はこちら>>浜学園
希学園
次に紹介するのは、スーパーエリート塾を自称する「希学園」です。
【特徴】 | ・難関国・私立中学受験専門スーパーエリート塾 <6つの指導力> 1.復習型学習法やスパイラル方式などの「教科指導力」 2.小6チューター制などの「生徒指導力」 3.学校見学や激励集会などの「企画力」 4.徹底的な「入試分析力」 5.受験に関する「情報力」 6.最高の伴走者であるための「講師研修力」 |
【合格実績】 (2023年度) | 灘64名、東大寺86名、甲陽57名、洛南60名、西大和129名、星光32名、神戸女学院45名、須磨学園38名、四天王寺50名 |
- 勉強に集中できる環境が整っています
- 自習室があるのはありがたいです
- 料金が高いぶん、面倒見は良いと思います
- 他の塾よりも料金がかなり高すぎます…
- 担任がだれなのかがはっきりせず、誰に相談すればいいのかわかりません
- 中堅以下の学校を目指すならオーバーワークです
希学園は、「合格者数」ではなく、「合格率」や「最高得点合格者」をアピールしています。
実際、塾生の人数は、他の大手塾に比べると多くありません。
「スーパーエリート塾」と自称しているだけあって、塾生はかなりしぼりこんでいるようです。
ですので、学習内容やテストのレベルは高めです。
また、口コミ・評判にもあるように、課題の量もかなり多いので、他の塾以上に、課題の取捨選択は必要になるでしょう。
元・浜学園の講師が、独立して希学園を立ち上げたのは、有名な話です
2023年度入試は、2022年度入試よりも最難関の合格者数を伸ばしていました。
希学園はこんなお子様におすすめ
希学園は…
- 他の塾のレベルでは満足できない
- ハイレベルで課題の量が多くても大丈夫
そんなご家庭には、希学園がおすすめです。
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能開センター
次に紹介するのは、南大阪や和歌山県に強い「能開センター」です。
【特徴】 | ・南大阪・和歌山に強い <学習システム> 1.受験総合講座と特訓系講座の「ダブル講義編成」 2.独自開発した「オリジナルテキスト」 3.到達度テストや公開模試などの「テストシステム」 4.着実に力を付ける「年間スケジュール」 |
【合格実績】 (2023年度) | 灘10名、東大寺33名、西大和59名、星光66名、高槻41名、四天王寺78名、清風南海221名(塾別NO.1)、帝塚山学院泉ヶ丘146名(塾別NO.1)、智辯学園和歌山中124名(塾別NO.1)、近畿大学附属和歌山中189名(塾別NO.1) |
- 欠席してもオンライン授業もあるので助かります
- 他の塾に比べると、進度はゆっくりだと思います
- アットホームな環境で楽しそうでした
- 先生からの状況報告や励ましの電話があるのはありがたかったです
- 物足りないので転塾しました
- 拘束時間が長いのは、良いのか悪いのか…
- 講師によって、授業の雰囲気・評判が変わる
最大の特徴は、南大阪や和歌山に強いことでしょう。
合格実績からも分かる通り、清風南海、帝塚山学院泉ヶ丘、智辯学園和歌山、近畿大学附属和歌山では、塾別NO.1を誇っています。
また、能開センターでは「到達度テスト」と「公開模試」といったテストが中心になりますが、出題範囲が示されているのが特徴的です。
出題範囲が決められいるので、テストに向けての対策学習がしやすいはずです。
塾として、「反復学習」を重視している証拠でしょう。
テスト範囲が示されていない塾では、過去問などから出題範囲を予想しなければなりません
能開センターはこんなお子様におすすめ
能開センターは…
- 反復重視でじっくり学習したい
- 清風南海など南大阪・和歌山の中学校を目指したい
そんなご家庭には、能開センターがおすすめです。
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馬渕教室
次に紹介するのは、教室数や生徒数、合格者数を伸ばしている「馬渕教室」です。
【特徴】 | ・高校受験でも抜群の実績を持つ <4つの強み> 1.安心の合格実績 2.高い指導力を持った経験豊かな教師 3.徹底したサポートシステム 4.第一志望に導く馬渕の指導システム |
【合格実績】 (2023年度) | 灘60名、東大寺112名、甲陽28名、洛南46名、西大和143名、星光62名、神戸女学院14名、洛星106名(4年連続NO.1)、四天王寺89名、大阪桐蔭201名、同支社香里88名(NO.1)、開明317名(NO.1)、東山214名(NO.1)、同志社女子103名(NO.1)、帝塚山360名(NO.1) |
- 補習してくれるのは助かります
- 自習ができるのはありがたかったです
- 懇談や保護者会、連絡をマメにくれるのは良いですね
- テキストが改訂されていて、改善されているのがわかる
- 宿題で答えを丸写ししていたけど、特に何も言われませんでした
- 先生がよく交代になるのが気になります
- テキストがよく改訂されるので、おさがり教材が使えません
馬渕教室は、教室数、生徒数、合格者数を急激に伸ばしています。
ただ、2023年度の最難関中の合格実績は、少し足踏みしたようです。
高校受験の方でも、抜群の実績を出しています。
教室展開の方法や、広告での見せ方のノウハウなども上手ですよね。
ただ、急成長している塾ですので、講師の入れ替わりが多いようです。
他の塾でも同じですが、講師による指導力や対応の差は気になるところ。
馬渕教室はこんなお子様におすすめ
馬渕教室は…
- 勢いのある塾で勉強したい
- 高校受験の実績も知っているので安心できる
そんなご家庭には、馬渕教室がおすすめです。
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日能研関西
次に紹介するのは、全国展開している「日能研」です。
【特徴】 | ・全国展開するグループ塾 <日能研での学び> 1.イマジネーションとクリエイティビティを育てる「低学年の学び」 2.思考技法を獲得する「系統学習の学び」(高学年) 3.合格力を鍛える(6年生後期) |
【合格実績】 (2023年度) | 灘52名、東大寺38名、甲陽36名、洛南47名、西大和105名、星光28名、神戸女学院27名、六甲学院62名、洛星23名、須磨学園92名、高槻105名、四天王寺54名、清風南海35名、親和132名、甲南女子110名、滝川第二128名、雲雀丘学園136名、白陵83名、淳心120名 |
- 自習室を使えるのがよかった
- 大手なので、情報をたくさん持っているのはありがたい
- 国語の記述のトレーニングが充実していました
- 教室長によって、対応が変わったのが残念でした
- 追加料金が多く、費用がかさみました
- 教材が分厚くて重い
全国展開している有名塾なので、関西へ引っ越されてきたご家庭にも、よく知られていますね。
ホームページでも、偏差値一覧を公開してくれています。
私も、偏差値一覧表(R4)を利用させてもらっています
全国展開しているという自負心というか、おおらかさを感じます。
ホームページの合格実績の載せ方も、関西の塾に比べると上品に感じます(笑)
教材も関東ベースだと感じます。
たとえば、国語の記述問題への指導はきめ細かいですが、関西の中堅校ではややオーバークオリティと言えるでしょう。
日能研はこんなお子様におすすめ
日能研は…
- 全国展開している塾で勉強したい
- 関西に来たばかりで関西の塾がよくわからない
そんなご家庭には、日能研がおすすめです。
資料請求や最新の情報はこちら>>日能研
SAPIX(サピックス)
次に紹介するのは、首都圏の中学受験で抜群の実績を誇る「SAPIX(サピックス)」です。
【特徴】 | ・首都圏の中学受験塾のトップ <サピックスの教育方針> 1.考える力・表現する力 2.自発的学習 3.効果的な学習 4.少人数制 5.低学年教育 6.教科別指導方針 |
【合格実績】 (2023年度) | 灘30名、東大寺21名、甲陽11名、洛南5名、西大和58名、星光9名、神戸女学院9名、四天王寺8名、須磨学園2名、洛星6名、清風南海9名、高槻30名、帝塚山15名、金蘭千里16名、明星20名、清風7名 |
- 教材はカラフルで取り組みやすいです
- 少人数で目が行き届いているように感じます
- 事務の対応はスピーディでよかった
- 関東での実績が高いので安心できた
- とにかく料金が他塾よりも高い…
- ピリピリして緊張感があり過ぎる
- 使わない教材は買わせないでほしいです
- うちの子にはレベルが高すぎました
関東で抜群の合格実績を誇っているSAPIXですが、関西では伸び悩んでいる感がありますよね。
教室も、大阪に2校(上本町・千里中央)、兵庫に2校(西宮北口・住吉)のみです。
もちろん教材は、内容も充実していますし、レイアウトも洗練されています。
ただ、SAPIXは、テキストが配布されるのではなく、毎週プリント冊子が配られるシステムです。
関西では、このシステムのウケが良くないのでしょうか…
とても良い教材ですが、私が担当したご家庭では、あまり使いこなせていませんでした
SAPIX(サピックス)はこんなお子様におすすめ
SAPIXは…
- 首都圏のトップの塾で学びたい
- 関西に来たばかりで関西の塾がよくわからない
そんなご家庭には、SAPIX(サピックス)がおすすめです。
資料請求や最新の情報はこちら>>SAPIX(サピックス)
中学受験をするメリットとデメリットは?
中学受験をするかどうか悩んでいるご家庭も多いでしょうから、中学受験をするメリットとデメリットを見ておきましょう。
中学受験をするメリットは?
中学受験をするメリットは…
- 可愛い子には旅をさせることができる
- 6年一貫で大学受験に臨める
- 学習環境や生活環境が整っている
- 少ない教科数で受験に挑戦できる
の主に4つでしょう。
1番のメリットは、「可愛い子には旅をさせることができる」ことです。
中学受験の勉強は、「学習指導要領」をはるかに超える内容を学びます。
ですので、頭がやわらかい小学生の間に、脳を鍛えることができます。
もちろん「詰め込み教育」と批判されることもあります。
ただ、中学受験の勉強は「能力開発」として、大きな役割を果たしているのも事実です。
中学受験は「手段」であって、「目的」とちゃうで
また、6年一貫の中学校・高校で、じっくりと大学受験を目指せるのもメリットですね。
私立・国立の学校なら、学習環境も整っています。
志が高い友達と競い合い、生涯の友に出会えるかもしれません。
中学受験なら、算・国・理・社の4教科で戦えるのもメリットでしょう。
関西圏では、算・国・理の3教科で受験できる学校も多いですよね。
最近では、1教科だけでも受験できる中学校も出てきました
高校受験や大学受験では、試験教科も増え、内申点も加味されることがありますね。
中学受験をするデメリットは?
一方、中学受験をするデメリットは何でしょうか?
中学受験をする主なデメリットは…
- 成長がゆっくりな子には不利
- 他の習い事は犠牲になってしまう
- 地元でのつながりがなくなってしまう
ことなどでしょう。
小学生は常に発展途上です。
ですので、成長スピードが速い子の方が、中学受験では有利という面があります。
特に、語彙(ボキャブラリー)が少なかったり、論理力(ものごとを順序立てて考える力)が、まだまだ育っていません。
また、中学受験の勉強を本格的に始めると、他の習い事をいったん整理せざるを得ません。
特に6年生になってからは、ほぼ毎日通塾という生活になることもあります。
地元の中学校には進学しないので、地元と知り合いが少なくなる可能性があります。
ただ最近では、SNSがあるので、連絡を取り続けることはできるかもしれません。
私も中学受験をしましたが、地元の成人式には出席しにくかったな…
中学受験に塾は必須なの?
では、中学受験をするときに、塾に通うことは必須なのでしょうか?
たくさんのご家庭で指導してきましたが、中学受験するならやはり…
塾に通うのがおすすめ
です。
なぜなら、やはり中学受験塾は、合格に向けたシステムや環境が整っているからです。
たとえば、塾に通うメリットは…
- 【学習】合格に向けたカリキュラムで学習できる
- 【情報】学校情報や受験情報をゲットできる
- 【時間】塾での勉強時間が長い
- 【仲間】競い合うことができる
などが挙げられるでしょう。
塾のカリキュラムやテキスト、進路指導などは、これまでの合格者たちがたどってきた「足跡」でもあります。
つまり、塾が用意している「レール」に乗ることが、志望校への近道だと言えます。
ご家庭で中学受験の対策する場合には、お母様・お父様が、合格までのレールを開拓しなければなりません。
それは大変やで…
また、スポーツと同じで、1人では受験を乗り越えられません。
塾の友達・ライバルたちと切磋琢磨できるのも、塾のいいところですね。
もちろんクラス形式の授業になじまないお子様もいます。
その場合には、個別指導や家庭教師を利用して、中学受験を目指すのもアリです。
中学受験塾選びのポイントは?
次に、塾選びのポイントをご紹介しますね。
塾選びのポイントは…
- 合格実績
- 学習システム
- 子どもとの相性
- サポート体制
- 費用
の5つだと私は考えています。
各塾とも合格実績を公表しています。
ご家庭で目指している志望校に、どれくらいの人数が合格しているのか、チェックしておきましょう。
また、小さい教室の場合、塾全体ののべ人数の合格実績しか公表していない場合があります。
お近くの教室単体で、どれくらい合格実績があるのかも確認しておくといいですね。
もちろんカリキュラム・講師・教材・宿題・テストなどの「学習システム」は大切です。
「学習システム」が、お子様に合っているのか、じっくり検討しなければなりません。
質と量が、お子様に合っていなければ、空回りしてしまう可能性があります。
無料体験ができる場合には、ぜひ活用してお子様との相性をチェックしてみましょう。
とは言え、小学生に塾選びを任せるのは難しいですよね…
お母様・お父様が、塾とお子様との相性をぜひ見てあげてください。
子どもへの対応だけでなく、保護者への対応も、どれくらい充実しているのかも気になりますね。
お母様・お父様も不安になるものです。
懇談会や保護者会、担任の役割などのサポート体制も、チェックしておくといいでしょう。
また、指導料金がどれくらいなのか、費用も把握しておきましょう。
中学受験の費用について、PRESIDENT Onlineで次のように書かれていました。
「日能研を例に取ると、3年間で約215万円になります。
PRESIDENT Onlineの記事『中学受験――「塾代」年間費用はいくら?』から引用
内訳は、小4約45万円、小5約65万円。6年生になると一気に上がって約105万円となります。
中学校に支払う受験費用、その他諸費用を加えると230万円と考えておいてください。
学年が上がるにつれ金額が上がるのは、通塾日数も増え授業料自体もやや高くはなりますが、一番の違いはオプション講座です。
受験直前の6年生は志望校対策などの選択講座や夏や冬の季節講習などのオプション部分が多くなり、その分、高額になるのです」(石田氏)
6年生では、約105万円ということは、ひと月で約10万円近く塾代がかかるという計算です。
特に季節講習会や入試直前期は、塾代が高くなります。
家計に影響がないように、プランを立てておきましょう。
ただし、ホームページには料金が載っていない塾がほとんどです。
資料を取り寄せたり、説明会に参加したりして、比較する必要があります。
いつ中学受験塾に入塾するのがベスト?
中学受験塾に通い始めるのは、いつ頃からがいいのでしょうか?
中学受験の塾に通い始めるのは…
新小学4年生から
がおすすめです。
ただ、中学受験塾では、2月から新学年に切り替わります。
関西では1月に入試、首都圏では2月上旬に入試が行われるためです
ですので、正確には「小学3年生の2月」が、入塾のタイミングです。
小学6年生では、早い時期(夏ごろ)にすべての単元を学び終わり、入試対策が始まります。
小学5年生で、中学受験の基礎を学習します。
大切な5年生で、塾の学習についていくためにも、小学4年生で中学受験の下地(土台)を作っておくことが大切です。
ですので、3年間という構えで、じっくりと中学受験対策をするのがおすすめなんです。
早めに塾に通い過ぎて、息切れするのも要注意やけどな
もちろん小学4年生の段階で、基礎学力(読み・書き・計算)に差がついているものです。
低学年の間から、基礎学力を高めておくことは大切ですね。
中学受験塾との上手な付き合い方は?
では、塾とはどうやって付き合っていけばいいのでしょうか?
塾との上手な付き合い方は…
- 受講目的をはっきりさせておく
- 塾・家庭の役割をはっきりさせておく
ことです。
塾では、たくさんの講座を用意しています。
季節講習会・志望校別特訓・最高レベル特訓・記述講座・オープン模試…
それらすべてを受講していると、消化不良を起こすことがあります。
せっかく受講しているのに、もったいないですよね。
ぜんぶ受講せなあかんような気がするやん
ですので、何のために受講するのか、目的を決めておくことが大切です。
不要な講座は取らない、不要な授業は休むなど、適度に間引きすることも必要なときがあります。
また、「塾に任せておけば大丈夫」というのもNGですね。
塾は、講義が中心で、主にインプットする場です。
一方、アウトプットできるように、ご家庭でトレーニングしなければなりません。
塾に通う=成績アップ
ではありませんね
もちろんご家庭で教えるには、中学受験の内容はハードです。
ですので、家庭教師を利用して、塾のフォローをするという方法もあります。
その場合には、塾と同じように、何のために家庭教師を利用するのかの目的をはっきりさせておきましょう。
塾・家庭・家庭教師の3者の役割をはっきりさせておくことも大切ですね。
中学受験塾の「転塾」のメリット・デメリットは?
塾に通っていると…
うちの子に、今の塾が合ってないかも…
塾を変えた方がいいかな…
と感じるときがあるのではないでしょうか。
塾を変える、いわゆる「転塾」ですね。
転塾をするときに注意すべきことは何でしょうか?
「転塾」するデメリットは…
- 新しい環境に慣れなければならない
- 習っていないスキマ単元ができてしまう
- 使わない教材が残ってしまう
などでしょう。
まず、お子様本人が、新しい塾に慣れないといけません。
学習システムだけでなく、講師や友達との関係づくりも、負担になるかもしれません。
また、塾によってカリキュラム(進度)が違います。
ですので、習っていない単元が、生まれてしまう可能性があります。
余計に、子どもの負担になるかもしれません。
ですので、安易に「転塾」するのは、おすすめできません。
入塾するとき以上に、転塾は慎重にならなければなりません
一方、「転塾」のメリットは…
- 環境をリセットできる
という1点です。
ですので…
- 今の塾がどうしてもお子様に合っていない
- 上を目指してハイレベルな塾に移りたい
そういう場合の転塾はアリでしょう。
中学受験塾と家庭教師との併用
中学受験対策として、家庭教師を利用しているご家庭は多いです。
塾にも通って、家庭教師までつけるの!?
と驚かれるお母様・お父様も多いですよね。
ただ、中学受験の学習は、学習指導要領をはるかに上回りますし、教え方も特殊です。
(負の数や方程式を使わずに、算数を教えなければなりません)
ですので、家庭教師(特にプロ)を活用して、塾のフォローをおこなうことが多いんです。
実際、私も浜学園・希学園・能開センター・馬渕教室・日能研・SAPIX・進学館などに通う子どもたちのフォローをしています
もちろん塾だけで、完結できるのが理想ではあります。
たとえば、関西圏の最大手塾「浜学園 」では、徹底した復習主義を採用しています。
浜学園では、講義の内容を、宿題としてトレーニングさせます。
そして、次の授業では、講義・宿題の内容から「復習テスト」を実施します。
その「復習テスト」と、毎月の「公開テスト」の成績で、クラスが分けられます。
ということは、単に宿題をこなすだけでなく、丸つけをして、まちがった問題を解けるようにしてから、復習テストに挑まなければ、復習テストで点数が取れないシステムになっています。
つまり、家庭で宿題を「完結」させて来ないと、復習テストで点数が取れず、クラスが下がる(上がらない)ということです。
シビアな世界やな…
でも、すべての学習を、お母様・お父様がサポートできるわけではありません。
だからこそ、塾のサポートとして、家庭教師を依頼するんですね。
まとめ:【関西】中学受験おすすめ塾6選と塾選びのポイント
中学受験塾を選ぶときには…
- 合格実績
- 学習システム
- 子どもとの相性
- サポート体制
- 費用
をチェックして、塾を比較することが大切です。
ただ、ほとんどの塾が、お互いを意識し合って競争しているので、ある程度は横並びではあります。
ですので、お子様に合った塾を選ぶためにも、無料体験を利用するようにしましょう。